「仮面ライダー、今度会う時は貴様の命はない!覚えておけ!」
第39話「怪人狼男の殺人大パーティー」登場
概要
ゾル大佐の最終作戦である「狼作戦」に使用される人間を狼男へと変えてしまう恐るべき生物兵器『ウルフビールス』の人体実験により変わり果てた姿になってしまった男性。
最早人間だったころの記憶はなく、ただ本能の赴くままに殺戮を繰り返すだけの存在へと成り果てており、ショッカー戦闘員にすら襲い掛かる凶暴性を秘めているが、ゾル大佐が吹く犬笛の音を聞くと従順になる特性があるようだ。
黄金狼男同様、手から発射するミサイルが武器。
『ウルフビールス』の実験を目撃した少女「早苗」を誘拐する使命を受け孤児院へとやって来るが、事前にこの次第を聞いてやってきた一文字隼人=仮面ライダー2号と戦闘になり、空中でライダーキックを左手一本で受け止めるというという離れ業まで見せたが、結局使命を果たせぬまま捨て台詞を残し、撤退。その後再び姿を現すことはなかった。所詮実験用だったので、ビールスの毒にやられて死んだのか、処刑された、あるいはアジトが爆破された際に死亡したものと推測される。
その後の出演
PS2ゲーム仮面ライダー正義の系譜でやはりゾル大佐の配下として再登場。本作では犬笛を用いずとも制御下に置けているようである。 この時のCVは沢りつお氏。
邪眼の配下として蘇ったゾル大佐が行う、「素体製造システム」を素に、怪人製造に適した頭脳体力共に優れた遺伝子を有した素体を大量生産、これにウルフビールスをガス状にして噴射し優秀な狼男の怪人軍団を即座に大量生産し、これを指揮して一気に世界を征服する恐るべき<怪人軍団製造計画>実行に伴い、新1号編、第5章後半に、ショッカー戦闘員に交じって多数の個体が登場するようになる。
まぁ、所詮強化戦闘員扱いなので、全く勝てないほど強いわけでは無いのだが、一般戦闘員よりは結構強いので油断は禁物。
余談
冒頭の酔っ払いの二人を演じていたのは狼男にされたのが大野剣友会の富士之幸夫、襲われた方が仲本工事である。名前が「いがみ」なのだが、おそらく脚本の伊上勝からとっていると思われる
4クール目のOPナレーション及び、EDに登場している。
市川氏は第6、7話にてハインリヒ博士の声を担当しているが、怪人としてのライダー出演はこの狼男が初。