概要
1964年、殺陣師の大野幸太郎が演劇及び殺陣を志す人材育成のために設立。初期は時代劇の殺陣を担当し、TVドラマ「柔道一直線」にて現代劇のアクションに進出。さらに特撮「仮面ライダー」のアクションと吹き替えを担当するが、「仮面ライダー」は子供達の間で爆発的人気となる。剣友会もTVのみならずアトラクションやライダーショーなどで引っ張りだこになって、岡田勝、中屋敷哲也、中村文弥、新堀和男など、ライダーシリーズのみならず、数々のドラマ・映画のアクションシーンを支える名優たちを輩出した。
大野は国民的ヒーローである「仮面ライダー」を演じることに強い責務を感じ、
- ライダーを演じる事を誇りと思え。
- 夢を壊さぬよう、人の見ているところでは煙草を吸ったり寝転がるなど、だらしない姿を見せてはならない。
- 衣装も靴もヒーローの一部であり、地面に置いたり粗略に扱ってはならない。
などの心構えを、若手たちに厳守させたという。
大野は1979年に代表の座を岡田に譲り、会長職に退く(2009年逝去、享年76歳)。
剣友会は現在も岡田を代表として、映画や舞台で活躍中。
関連タグ
仮面ライダー 岡田勝 中屋敷哲也 中村文弥 新堀和男 スーツアクター
仮面ライダーをつくった男たち・・・村枝賢一作のドキュメンタリー漫画。大野剣友会についてもかなり細かく描写している。