概要
漫画『HUNTER×HUNTER』のクロロ=ルシルフルの念能力。
特質系。
条件を満たした他者の念能力を盗み、自分の能力として使うことができる。
盗んだ能力は本に封じられるので、元の持ち主は使用できなくなる。元の持ち主が死亡すると能力は本から削除される。
能力を盗む条件は
- 相手の念能力を実際に見る。
- 相手に対象念能力について質問し、相手がそれに答える。
- 本の表紙の手形と相手の手のひらを合わせる。
- 1~3までを1時間以内に行う。
能力の使用時は本を右手に持ち、該当するページを開いていなければならない。
よって、右手を使わなければならない能力は実質使用不可で、2つ以上の能力を同時使用することもできない。
栞のテーマ(ダブルフェイス)
単行本34巻の再登場時に追加されていた能力。
具現化した栞を本に挟むことで、本を閉じた状態でもそのページの能力を使用できる。
栞を挟んだまま他のページを開くことで2つの能力を併用したり、本を閉じることで両手をフリーにすることが可能になった。
両手を空けて使う能力を盗んだために、調整の結果生まれたとのこと。具体的な内容は不明だが、厄介な制約が増えたらしい。
余談
放出系との違いについて
“徴収型”の登場に伴い、メルエムなどのような『他者の念を取り込み、我がものとする』という特質系じみた能力まで含まれるようになった放出系だが、
ここで一部の読者は「クロロの“盗賊の極意”も念を取り込む能力なのに、何故放出系ではなく特質系なのか?」という疑問を抱いたかもしれない。
一見よく似ているように映る両者だが、徴収型はあくまでも『他者のオーラを自分に留める(相手のオーラを奪うことで、結果的に“発”の解析や妨害が可能になる)能力』なのに対し、
盗賊の極意は『他者の念能力を盗む(相手本体から“発”の技能そのものを抜き取ってしまう)能力』であり、
放出系(本体から離れたオーラを留める)だけでは効果の説明が付かないことから、『基本の五系統だけではない能力=特質系』と見做すのが妥当なのだと考えられる。
紛らわしいかもしれないが、能力の性質が大きく異なるため注意しよう。