能力の詳細はクロロの記事にて。
概要
「閉め切った空間」という発動条件を満たすことで、具現化した念魚を複数体使役できる。
念魚は鎧のような鱗を持った、フクロウナギのような姿をしている。
ただし現時点では密室遊魚の戦闘の描写がないので、詳しい魚の性能はいまだ不明である。元々の使い手が誰なのかも分かっていない(もちろんヨークシンの時点では生存しているが)。
手元から離れた念魚が戦うという点では、右手が本でふさがってしまう盗賊の極意と相性がいいと思われる。
しかし噛みついた相手に痛みや出血はなく、この能力だけでは敵に止めを刺すことができない。
また、食い千切られた後に残った部位はその場に浮いたまま残り、肺と気道の接続が切れても問題なく喋ることができるなど平常時と同様の行動ができることから、肉体を食い千切れば動きを封じられるというわけでもない模様。
更に、発動に密室という条件がある上に、部屋の気密性が失われると念魚がとたんに消滅してしまうため、相手が逃亡を図ったり、威力のある能力で部屋を破壊すればアウトである。
一見して使うメリットが少ない能力に思えるが、密室遊魚の真価はその解除後と併せることで発揮される。この能力が解除された瞬間、それまでに念魚に食らわれた部位のダメージが反映され、痛みと出血が起こる。前述の通り密室である限り痛みも出血も無いので、普通なら死んでしまう程身体を侵食されても死ぬことは出来ず、いつまでも生きながらに念魚に食われ続けることになる。そして密室を解除した瞬間にその侵食による苦痛を一気に受けるのだ。それを想像し続けなければならない食われる側の心境は発狂しても仕方のない物であろう(実際、被害者は狂った笑いを浮かべていた)。則ち、精神ダメージを与えることに重きを置かれた能力と言えるのだ。
言ってしまえば戦闘用というよりも拷問や処刑や見せしめのための能力ということなのだろう(劇中でも描写から被害者を壁に固定してから発動したようなので、固定までの戦闘はクロロ自身が行ったことになる)。
………この能力の元持ち主は相当な加虐趣味なのかもしれない。
ちなみに好物は人肉である。