概要
ビッグアップル所属。
所属レーベルはキングレコード。
女優の中山忍は実妹にあたる。
1982年に原宿でスカウトされ、ジュニアモデルとしてデビュー。その後、1985年に女優・アイドル歌手としてデビューし、ブレイクを果たす。
80年代後期から90年代前半の大活躍から、工藤静香・南野陽子・浅香唯と合わせて「女性アイドル四天王」とも称されたことがある。
90年代半ば以降は女優業が中心となり、フジテレビのトレンディドラマ枠「月9」の常連となる。主演が7作品と、女性ではトップ(男女合わせては木村拓哉に次ぐ2位)である。さらに、主演・主題歌を両方担当したのは4作品で、これは男女合わせて歴代トップである。
世界中の誰よりもきっとにてビーイング所属のWANDSとデュエットソングをリリースした。
2002年に作家の辻仁成と結婚し、フランス・パリに移住した。一時休業を挟み、以降日本とフランスを行き来しながら芸能活動を続けた。
2004年には辻との間に長男が誕生するも、2014年に離婚している(長男の親権は辻が持つ)。
2020年には日本に拠点を戻しており、歌手活動・女優業を再開したが…。
訃報
2024年12月6日正午、自宅の浴槽内で心肺停止状態で倒れていたところを事務所マネージャーによって発見され、その場で死亡が確認された。享年55(満54歳没)。
死亡当日は大阪で彼女主催のコンサートが行われる予定で、前日夜11時過ぎまで翌日のコンサートの打ち合わせを事務所関係者同士でメッセージのやり取りを行っていたという。当初は午前9時に品川駅で待ち合わせし、新幹線で大阪まで移動の予定だった。
しかし当日、約束の時間になっても本人が現れず、彼女の携帯や直接に自宅へ電話を掛けても繋がらず、遂には新幹線の発車時刻を過ぎても全く連絡が取れなかった事から事務所側はやむなく「本人が体調不良を訴えた事から本日のコンサートを中止」と午前中に発表。不審に思った事務所マネージャーが正午過ぎに彼女の自宅に駆け付けたところ、浴室で意識を失った中山本人が発見され、直ちに救急隊に通報するもその場で死亡が確認された。
その後の捜査で自宅玄関には鍵が掛けられた上、他者が侵入した痕跡もないことから事件性は無く、遺体には転倒した様子や外傷もなかったことから自殺や事故の可能性も低く、現時点で詳しい死因は判明されていないが、遺体発見場所が浴槽内である事からヒートショックによる病死か、不慮の急病による溺死の可能性が高いと推測されていた。その後、8日に検視の結果、事件性なしとの判断が下されたため、上記のヒートショック及び不慮の急病(事故)の可能性がより高くなった(参考)。
その後、関係者による証言によると6日午前2時半ごろに中山からスタッフへ仕事に関するメールを送信したが、スタッフはすでに就寝しており、起床後にメールに気付き午前7時ごろに中山へLINEで返事を送ったが、既読になることはなかったという。警視庁は上記のヒートショックか入浴中の事故や病死の可能性があるとみて、死因などを特定するための死因・身元特定法に基づく行政解剖を実施した。9日に解剖結果が公表され、心臓には異常が見られず、肺に致死量の水が溜まっていた事から、入浴中の不慮の事故による溺死と判断された。
また、2025年には芸能活動40周年を迎えようとしていた中で亡くなる前日にはSNSを更新しており、その内容から彼女のポジティブさや今後の活躍に期待されていたが、その矢先の悲劇に世間を衝撃を走らせ、彼女のコンサートを楽しみにしていたファン誰もが涙を流していた。
余りにも突然のことに所属事務所も対応に追われており、妹の忍も姉の自宅に駆け付け、涙ながらにメディア対応を行なっていた。
交友があった同業者達にも一様に動揺が走っており、多くの人が彼女の早過ぎる死を悼んだ。
風呂での溺死は年間に交通事故に匹敵するほど発生していることもあり、医療機関の公式SNSや各局の情報番組でもヒートショックの予防法がアナウンスされた。一般人のアカウントでも入浴時の注意が呼びかけられた。
同年12月12日に、彼女の公式サイトで既に身内での葬儀を済ませたこと、喪主を妹の忍が務めたことも明かされた。
忍のコメントも掲載され、元夫の辻の元で暮らしていた長男も駆けつけて実母との別れを過ごすことができたという。
所属事務所は後日ファン向けのお別れ会を何らかの形で開催する予定。
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