メンバー
第1期(1991~1992)
第2期(1992~1996)
- 上杉昇:ボーカル
- 柴崎浩:ギター
- 木村真也:キーボード
第3期(1997~2000)
第4期(2018~2019)
- 上原大史:ボーカル
- 柴崎浩:ギター
- 大島こうすけ:キーボード
第5期(2019~)
- 上原大史:ボーカル
- 柴崎浩:ギター
- 木村真也:キーボード
略歴
1991年にデビュー。しかし、デビューからわずか1年余りで大島が脱退。後任に木村を迎えて活動を再開する。
この第2期がWANDSの全盛期で、「時の扉」を始めとするシングル、「Little Bit…」などのアルバムが立て続けに売れて、ビーイングブームの中核として高い人気を集めた。デビュー直後は東芝EMI(現:ユニバーサルミュージック)所属だった。
しかし、1996年に方向性の違いから上杉と柴崎が脱退。これでオリジナルメンバーは全員いなくなった。
新たに和久と杉元を迎えて活動を続けるも、2000年を以って解散(解体と表現)した。
2018年、DAIGOが「もっと強く抱きしめたなら」をカバーしたのを境にプロデューサーの長門大幸とオリジナルメンバーだった柴崎と大島がWANDSの活動再開をしてみようと利害が一致したため本格的に再始動へと動き出すことに。
新ボーカルに上原大史を迎え、楽曲制作とレコーディングを開始。その後大島が楽曲制作に専念するため脱退。再び二代目キーボードの木村が加入し新生WANDSとして復活することとなった。
その他
なお初代ボーカルの上杉はソロ活動でもWANDSの一部楽曲を披露することもあるため、同じ「本家ボーカリストが歌うWANDSの曲」でも現在進行形で「現在WANDSではないが全盛期の初代ボーカル上杉」と「正式なWANDSのメンバーではあるが三代目ボーカル上原」の二つの定義が発生することになり非常にややこしいことになっている。更にややこしい事と言えば、上杉まで担当していた過去にリリースした楽曲についてはレコチョクを始めサブスクや楽曲販売では解禁される事はなく権利関係(特に元ボーカルの上杉が原因なのかは不明)5期以降のみとなっている。
そして最近の活動は控えめなためWANDS時代の曲をやることは少ないが「かつて二代目ボーカルだった松元治郎(和久の本名)」の例も含めると実に三つの定義があることになる。
上杉でも和久でもない新たなボーカルを迎えた5期WANDSに関してはファンからも激しく賛否が分かれたが、元メンバーの意見もSNSなどを通じて明らかになっている。
- 上杉昇:1~2期ボーカル
「(新しいWANDSを)やるって決めた以上は、とことんやっていただきたいと思います。」
再始動発表から4日後のソロライブで本人がこう言ったとのこと(この日は新生WANDSのステージ初お披露目の日でもあった)。ファンブログや実際に氏のライブに行っていたファンのSNSでも同じ内容が確認できる。
- 安保一生(杉本一生):3期ギター
「複雑な気持ちですが、自分は自分の道を行くだけです。(要約)」
SNSでの交流にて。「複雑」というのは、元々安保は解体後も松元(和久)のソロで木村と共演し3期の再結成を約束していたため。ただし元々WANDS5期始動に乗り気だったのも上原が加入したばかりの頃にキーボードだったのも大島だったので、木村が裏切ったというわけではなく(柴崎に比べると再結成時のコメントが無難なものになっているのを見ても)大島が抜けた穴を大至急補填するために加わらざるを得なかった事情があったと考えられる。
- 松元治郎(和久二郎):3期ボーカル
「俺、もう音楽やらない。」
上述の二名と比べるとソースが少ないため信憑性に乏しいが、実際にファンが本人から聞いたようだ(現在西東京市でバーを営業中のため)。立場を考えると一番ショックが大きいのは彼なのは言うまでもなく、このようなコメントが出てきてもおかしくはない。
ディスコグラフィ
ミュージックビデオ(曲イメージ)が公開されている。(※ほぼ全て第5期以降)一部公式と他は有志ユーザーによるもの。
アルバム
- BURN THE SECRET
- WANDS Version 5.0
※の曲は第5期バージョンがリリースされている。
タイアップ・名曲
1992年7月1日発売。後述の「世界中の誰よりきっと」のヒットに並行してこの曲も売れ、年が明けた'93年1月にオリコン1位を記録。第1期メンバーでの最後のシングル。「三井生命(現:大樹生命)」CMソングで、当時の「ドラえもん」のスポンサーだったため、そこで曲を知った人も多数。第5期バージョンは「真っ赤なLip」のシングルの名探偵コナン版に収録。
1992年10月28日発売。フジテレビ系ドラマ「誰かが彼女を愛してる」主題歌。中山美穂と上杉とのデュエットで、WANDSがブレイクするきっかけとなった。リリース元は中山美穂の所属レーベルのキングレコードから。第5期のWANDSバージョンがアルバム『BURN THE SECRET』に収録された。
- ※時の扉
1993年2月26日発売。テレビ朝日系ドラマ「ネオドラマ」主題歌。同名のアルバムからの先行シングル。前作に続き、ミリオンセラーを達成。第2期WANDSはこれを最後に歌番組出演をしなくなった。一応、第5期はその後にリリースされた。
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1993年4月17日発売。上述のアルバムと同時発売だった。
4週間1位をキープし、3作連続でミリオンセラーを達成。
ちなみに2位は「【このまま君だけを奪い去りたい】」(DEEN)、3位は「【愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない】」(B'z)で、長い曲名がTOP3を独占するという珍事が起こった。
「ブティックJOY」のCMソング。
当時「ブティックJOY」のCMに起用されると売れるというジンクスがあり、他には「【KISS ME】」(氷室京介)、「【POISON】」(布袋寅泰)がある。
また、AcidBlackCherryが本曲をカバーしている。
再始動後に第5期バージョンとして再度シングルをリリース。
同レーベルから織田哲郎バージョンもある。
1993年6月9日発売。1993「劇空間プロ野球」テーマソング。
ZYYG・REV・ZARD・そしてゲストボーカルに長嶋茂雄を迎えたコラボレーションシングル。
1993年7月7日発売。「ブティックJOY」CMソング。
残念ながら第5期バージョンは現時点ではリリースされていない。上杉と上原のツインボーカル楽曲でハモりが特徴の乙女の恋心を歌った恋愛ソング。
1993年11月17日発売。ミズノ・スキーウエア「インパルス」CMソング。
「PIECE OF MY SOUL」収録バージョンはシンセサイザーが抜け完全なバンドサウンド寄りに変わっている。
第5期バージョンをリリース。
1994年6月8日発売。テレビ朝日系「スラムダンク」2代目エンディングテーマ。アニメタイアップながらもミリオンセラーを達成した。ソロの現在でも上杉昇がよく歌っている楽曲の一つ。上杉昇と織田哲郎によるアニメロサマーにて披露したライブバージョンがある。
なお、「世界が終わるまでは…」は間違いである。
世界が終るまでは…【WANDS第5期バージョン】
- ※Secret Night~It's My Treat~
1995年2月13日発売。TBS系「CDTV」(現:CDTVライブ!ライブ!)オープニングテーマ。それまでのポップなイメージから一転した退廃的なサウンドや粗削りな上杉の歌い方に衝撃を受けた者は多い。この流れはそのまま「PIECE OF MY SOUL」にも引き継がれることとなる。
実は栗林誠一郎の曲「It's My Treat」のカバーである。
1997年9月3日発売。第3期メンバー最初のシングル。「ドラゴンボールGT」4代目(最後)エンディングテーマ。リンク先は5期による再レコーディング版。
作詞・作曲は小松未歩。
1998年6月10日発売。テレビ朝日版「遊戯王」(第1期)エンディングテーマ。最後のベスト10入り楽曲。
作詞を坂井泉水(のセルフカバーあり)が、作曲を以後ヒットメーカーとして活躍していく大野愛果(当時20歳)が担当。
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デヴィッド・ボウイをイメージしたロックチューン。
既に彼女を持っている男が、その恋人である彼女以外に意識が目移りしてしまうという戸惑いな恋模様をテーマにした恋愛ソング。
ライヴバージョン
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2020年1月29日発売。約20年の時を経て生まれ変わった第5期WANDSの最初のシングル。
読売・日本テレビ系「名探偵コナン」のオープニングテーマに起用されることが決まった。(アニコナはWANDSとしては史上初)
テレビ東京ドラマサイレント・ヴォイス主題歌。
リリックバージョン
アニメ名探偵コナンでは初のテレビ版エンディング主題歌。
名探偵コナンのオープニング主題歌で、2回目。
2024年1月5日デジタル先行リリース。2024年第1弾シングル。CD媒体は4月予定。アニコナ主題歌のひとつ。
名探偵コナンスペシャルとして『コナンVS怪盗キッド』
怪盗キッドをイメージした曲。
株式会社EMシステムズCMソング。
その他
- 白く染まれ(未発表)