概要
「愚かな者に救いの手を差し伸べる」をコンセプトに、2016年より関西のインディーズシーンで本格活動を開始した3人組ヴィジュアル系バンドである。
活動を宗教に見立て、ファンを参拝者、ライブを禊(みそぎ)と呼ぶ。
所属事務所はWANDS等を輩出した株式会社ビーイングのV系レーベル「CRIMZON」。
「真天地開闢集団」の部分はSKSと省略されることが多い。これは、サインを書く時に画数や文字巣が多くて面倒くさいといった理由もあり、合理的な意味合いも強い。
公式twitterで上げる動画では禊のMCの様子や近所の公園でメンバー同士がはっちゃける等、コミカルな一面も見せる。
TV出演を機に全国的な知名度を増やしていき、北海道や関東でもライブを行うようになっていった。
音楽的にはヴォーカルの命のシャウトや低音、地声やミックスを織り交ぜた激しい歌唱が特徴である。
世界観的には神道などを取り入れた和風のミステリアスな設定が特徴……のはずだったが、本人たちがキャラを守る気があるのかないのかわからないことが多く、メンバーが自らの世界観について「設定」という言葉を使ったり、PVで思いっきり洋装をしたり、ヴォーカルが自らメイドカフェ好みやサンリオマスコット好きを暴露するなど、その場その場で面白ければいいと割り切っているようでもある。
というか、そもそも主導者である命が本来は世界観バンドをやる気がなかったのに個性付けのために設定を盛りすぎてしまったのが実態であると本人の口から語られている。
結果的に、ギャップ萌えという新たな属性を開拓したとも言われている。
メンバー
- 命(みこと)
唄 (ボーカル)、弦楽器(ギター)
バンドの中心人物。「破壊の祈祷師」。
白髪のパッツン前髪で目を隠し、白塗りに文字でラインを書き込んだスタイルが特徴。
楽曲の作詞作曲を手掛ける他、派手なルックスに反してPVの監督・編集・CG製作も行うなど裏方作業が得意。
ファンからは命様の愛称で呼ばれている。
何度も死んで生まれ変わっているという設定があり、具体的な年齢は非公表。
この手のボーカルでは徹底して伏せられがちな個人情報は意外と本人からバラされており、福岡県北九州市出身である事を認めたり、サンリオのマイメロディ好きを明かしたりしている。
前髪の下の顔はシークレットであるが、構造上時々見えている。
- 龍矢(りゅうや)
低音弦(ベース)
1996年5月10日生まれ。「鳴弦の陰陽師」
ギターを担当していたが蒼梓の脱退後、ベースに移行。
女性と見間違えるほどのルックスの持ち主でバンドの通販サイトでもモデルを担当している。
PVでは女装を披露している。
ゲーマーでもあり、配信では遊戯王カードなどの趣味を持っていることが明らかになっている。
メンバーでは一番若いが、他二人が落ち着きのないことが多いため、相対的に一番落ち着いている。
- 影丸(かげまる)
太鼓(ドラム)
1995年2月25日生まれ。「禁忌の大忍」
「感情と声帯を失って喋ることができない」というキャラ設定だが、たまに設定無視して喋ってしまい命様にツッコミを入れられる。
実際は凄まじくお喋りで、カメラの前ではしゃぐのが大好きだが、なぜか無言キャラになってしまっている。
また、ドラム演奏はV系のお約束かスティック回しなど非常に華麗だが、歌の方は音痴である。
元メンバー
- 刃(じん)弦楽器(ギター)
2018年1月28日脱退
- 蒼梓(あおし)低音弦(ベース)
2019年1月25日脱退
作風
振り幅が異様に広い点がV系としては異質。
当初はヴィジュアル系の風習やお約束を皮肉ったアングラな作風であったが、蒼梓脱退以降はライト路線にシフトし、かなりメジャーな曲調やポップな曲を作るようになる。
もはやどこに向かっているのか誰にもわからないくらい自由に曲を発表しているのが特徴と言えば特徴。
忘却の彼方
Drip
このような正統派ロックの曲や
メイドカフェに行きたくて
きちゅねのよめいり
コミカルでポップな曲もあり多種多彩
大失禁
たまにネタに走ってるのか本気なのか不明な曲もある。
Stay with me
2020年代になると、かなりメジャーな曲調の楽曲を発表している。
他に鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」のカバーもしている。
関連タグ
WANDS:同じビーイング事務所に所属する大御所バンド、3代目ヴォーカルの上原大史について命が「友達」だと自身のインスタグラムで公表しているが...