※この記事にはネタバレ要素が含まれているため、閲覧の際はご注意を。
概要
本作の主人公。むすび家政婦紹介所に所属の家政夫。緩くパーマをかけたセミロングの茶髪のカツラと、クラシカルな白いブラウスに黒いスカートを着用し、丸縁眼鏡を掛けている。家政「夫」の名が示すとおり女装した男性である。ちなみに肌色のストッキングを穿いており、ムダ毛の処理もばっちり。更に下着は清純な白いパンツである。ちなみに身長は180㎝(第3シーズンで公言。ヒールの分を足すと更に高くなる)
服装こそ一昔前の淑女といった感じだが、体格と顔つきと声(裏声)は男性のそれであり、むすび家政婦紹介所の皆は、三田園が女装した男性だと知っている。(このことについて、第1シリーズでは、家政婦の一人が、「家政婦は女性が主流なので、需要のある女性に変装している」と憶測している)
が、時折女装を解いて真の姿で現れることもある。
口癖は「痛み入ります」。普段は女性のような高い声を出し、言葉使いも非常に上品だが、たまに素に戻るときはドスのきいた地声を発する。
家事は一流。様々な知識を有しており、他には、格闘術、工作術(盗聴器発見装置を自作)、追跡術、盗撮術、そして非常に鋭い観察眼をもっており、まるでどこぞの諜報員かのような八面六臂の活躍を見せる。
しかし、そんな万能な三田園が唯一恐れているのは幽霊。幽霊がらみの依頼になると明らかに動揺し、念仏を必死に唱えたり、悪霊退散の為の謎の踊りを踊ってみたり、最終的には耐えれなくなると悲鳴をあげて気絶までしてしまう。
依頼主の家のに蔓延る"汚れ"を見つけるとそれを暴いて家庭を崩壊させたくなる性分で、そのためには覗き、盗撮、依頼主の私物を物色、金庫を勝手に開ける等、手段を選ばない。最終的には誰にも気付かれないうちに周到な罠を張り巡らせて秘密を探り出し、暴露して崩壊に追い込んでしまう。
しかし、彼女(彼)が崩壊させた家庭は三田園のアドバイスにより大抵何らかの形で再生していく。
依頼主は三田園が女装した男性であると知っていたり、単に「でかい女」と認知していたりとその回ごとに違う。今のところ明確に「女装」であるかどうか疑問を投げかけたのは第1シリーズでの依頼先の子供だけであるが、その時の回答は「どちらでもお好きなように」と答えた。
だが依頼主以外の花田えみりなどから三田園が男性であると指摘しようとするともの凄い顔で睨まれる。
身体能力
非常に高く、おまけに怪力の持ち主であり、成人男性と力比べしても推し勝ち、誰かを追いかける時はスカートの裾をめくって、陸上選手並の脚力を披露している。第2シリーズではゴジラでも壊れないネジで施錠されたドアを蹴飛ばし(のちに細工がされていたことが判明)、ロープ一本で車の発進を止めるなどのすご技も披露した。ここまでくると最早人外である。
※ちなみに、「ゴジラが踏んでも壊れないネジ」というくだりは三田園役の松岡氏が「GODZILLA FINALWARS」で主演を務めたことによる中の人ネタである。
過去について
そんな彼女(彼)の過去は謎が多く、結所長によると彼は元々富田健吾というゴシップ記者で、とある大物政治家のスキャンダルをスクープしようとして見つかってしまい、その政治家により圧力を掛けられて断念、それでも諦めきれない彼は家政婦をしていた妹、康江に依頼してその政治家の家に潜入してもらうも一か月後、康江は不可解な死を遂げてしまう。
その後の調査で妹の死因は事故死と断定されたが、不明な点が多く一部ではその政治家が仕組んでいたのではないかと言われている。
その日を境に健吾は姿を消し、それからしばらくしてその政治家は破滅したという。
それについては自身もその政治家に命を狙われたため女装して三田園薫と名乗って妹の死の真相を探っている為だというのである。
しかし、後に健吾と三田園は別人で、この話も全てデタラメで「こういわなければ家政婦を辞める」と脅された結所長による作り話であったことが判明した。
しかし、ラストで康江が死んだらしき場所に花を供えている彼の姿があったことから妹の死と命を狙われているということは事実である可能性が高い。
各シーズンでの行動
第1シーズン最終話で開けられた三田園のトランクの中には、某世界的IT企業のCEOや某国大統領、某有名格闘家と一緒に映っている写真のほか、ナース服に警察の服まで見つかり、結局、何故女装しているのかは分からずじまいで第1シーズンは終わった。
第2シーズンでは三田園は、当初失踪しており、むすび家政婦紹介所の皆はダイオウイカを追って海を潜っていたら種子島にたどり着いたという可笑しな理由じゃないかと言っていたが、その後普通に登場し第1シーズンと同じく何事も無かったかのようにむすび家政婦紹介所に籍を置く。
失踪の原因も結局わからずじまいであった。
第3シーズンではアラブの石油王の元で働いていたが結所長に日本へ呼び戻され、甥である村田光の教育係に指名され、「甥である光を一人前にする」という任務を与えられた。