「『騎士は守るもののために強くあれ。民のために優しくあれ』私は見てみたいんだ。穢れのない故郷を!」
「それが私だから」
プロフィール
概要
アフターエピソードの主人公。本編では一時参戦である。
ハイランド王国の王位継承権の末席にあたる女性。正当な王女だが、自分を祖国に尽くす一介の騎士として捉えている。そのため民衆からは「騎士姫」と呼ばれる事もある。
ディフダ家はハイランド王家の分家にあたり、彼女の母親は当主だった父親が市井で一目惚れした一般女性であった事から王族としての扱いは低く、バルトロ内務大臣をはじめ評議会一派とは対立関係にある。
また、飢饉により一時的に停止されていた聖剣祭の再開を提唱するが、その発起人でありながら国を離れていたこともあり、兵士達からの信頼度も高くはない。
理想に燃えるが政治とには疎く不器用な所があり、空回りしてしまう一面もあったが、物語後半から騎士団や民衆からの支持を得るようになる。
災厄や異変を自分で何とかしようとしており、古代遺跡で倒れていたところにスレイと出会う。スレイがイズチを出る契機となった人物。公式にはスレイよりも年上とされているが年齢は不明。物語の時系列から判断すると18〜20歳前後とされる。アニメの設定では22歳の女性。
体質としては普通の人間であり、ライラ曰く従士としての素質はあったがスレイのような高い霊応力はなく(それでも平均よりは高いが)契約を結ぶ前に天族の姿どころか憑魔を認識する事も出来なかった(スレイが視覚、聴覚などの感覚を遮断し、手を繋ぐ事でようやく声が聞きとれる程度)が後に導師になったスレイの従士になる契約をライラと結んだ事により、スレイの領域下で憑魔を認識することを成功した。また、ミクリオがライラと陪神契約を結び、彼とスレイが仲直りし精神的なストレスがなくなった後、スレイと同じように天族を認知する事が出来るようになった。
天族にはファミリーネームという概念はないようでスレイやロゼは出身の原因でファミリーネームがない為、パーティメンバーでフルネームが判明しているのは彼女だけである。
性格
姫である以前に祖国に尽くす一介の騎士であろうとする為、男性のような騎士口調で話す。
真面目で礼儀正しい優等生タイプだが、生まれ持った不遇な立場や不器用さもあり自分の無力を悔やみ、落ち込んでいる一面も見られる。
天族に対しては敬意を払っており「ライラ様」などと敬称付きで呼ぶ、アフターエピソードで再会した時には礼儀正しい一面も見れる。それでも徐々に打ち解けていきアフターエピソード最終戦ではついに天族達を突っ込めるようになっていた。
やや天然ボケで不器用な面もあり、ギャグシーンでは無自覚にPTキャラの弱点を突いてやり込める事も。
料理を苦手としているらしく、武器を使って作ろうとするなど、調理方法は大変漢らしい。
アフターエピソードでは、ロゼとやりあった後彼女の影響で女の子口調で話すようになる。平和の時期になれたら自分も女の子のようになるとこっそり女の子口調を練習する場面がチャットで描かれている。
容姿
茶髪のジグザグ+縦ロールになったサイドテールでビヨンと跳ねた前髪が特徴。目は緑色である。
また、下はブルマもしくはホットパンツのようなズボンを穿いている。(ちなみに他の騎士たちはタイツを穿いている)
鎧の透明部分はディフダ家先祖が魔物討伐した後の戦利品、その魔物についてはベルセリアのミッドガンド聖導王国離宮の図書館で記載されている。
戦闘
騎士として優れた戦闘能力を持っており、離脱した期間では先生であるマルトランに鍛えられている。政治事に上手くいかない時にも槍術の鍛錬で気分転換している。
アフターエピソードで従士復帰の前に憑魔化した武人と一時的にやり合う程の戦闘力を持っていると判明。
パーティ加入時の戦闘では武器の長槍を使って近距離から中距離範囲の攻撃を得意とする。天響術は習得できない。
彼女が今作での魔神剣枠。(「槍なのに剣?」とか突っ込まない。才能があれば槍でもいけるらしい。短剣のロゼも魔神剣・双牙を使う)
ちなみにアニメでは短剣、長剣も使っている。
HPと防御力が高い。
秘奥義は「翔破裂光閃」「皇刃蒼天衝」「活伸棍・神楽」
「皇刃蒼天衝」は本編では習得せず「アフターエピソード」で使えるようになる。
「活伸棍・神楽」は予約特典のDLCで、元は『テイルズオブエクシリア』のパーティキャラクターであったレイアの秘奥義(発動時の台詞は『エクシリア2』に準拠)
アリーシャのみ本編とアフターエピソードで服装が異なる2種類のカットインが存在する。
他の作品への出演
第1回「推しキャラ投票キャンペーン」で上位にランクインしたため、参戦の検討が決定、2017年8月のイベント「熱血! 遠泳メドレーリレー」で参戦した。
本作で八咫烏、魔神剣・槍牙、裂槍疾駆、夜叉烏(八咫烏の技変化)、七星・天裂華(星天裂華の技変化)、魔神刹裂槍(魔神剣・槍牙の技変化)、裂槍轟破(裂槍疾駆の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「紫天・白鷺」「月旋槍・雷鳥」「リトル・シャイン・フリンジ」「断鋼斬響雷」「夜天槍月華」「ハッシュウィットネス」「皇刃蒼雨衝」、レイアとのクロスオーバー魔鏡技で「活伸棍・神楽」。
「夜天槍月華」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
※夜天槍月華は闇の精霊の力を使う。これはアリーシャが人の心の「闇」に触れて、それでも自分の意志を貫き戦って来たからこそ扱えるという原作リスペクト。
その立ち振る舞いは彼女の師匠マルトランを彷彿とさせる。
関連動画
関連イラスト
関連タグ
テイルズオブゼスティリア ゼスティリア TOZ 瞳にうつるもの(TOZ)
スレイ ミクリオ エドナ ライラ デゼル ロゼ ザビーダ セルゲイ・ストレルカ
ダクネス『この素晴らしい世界に祝福を!』の登場人物。中の人および女騎士繋がり。…だがかなり問題のある性癖もち。目を閉じて声を聴くとアリーシャがまさにそれに目覚めたかのようである…。
カップリングタグ
マーリンドでの出来事(ネタバレ注意)
アリーシャは国内の仕事を受けつつも従士としてスレイ達の旅に同行する。導師であるスレイと契約をする際には真名をつける必要がある。この時「マオクス=アメッカ(笑顔のアリーシャ)」という真名をスレイに与えてもらった。
スレイがマーリンドへの橋の基盤を作る時、プレイヤーが選択で「すぐに作る」か「夜で作る」かを選べる。「すぐに作る」を選ぶとスレイは力を民衆の前に披露する事となり、化け物扱いされているが、アリーシャは公務優先で川を渡るとスレイに頼んだ。「夜で作る」を選ぶとスレイの行動がマーリンドのまとめ役に目撃されることになるが彼に感謝された、別れの際にアリーシャを励ました。
アリーシャの従士としての素質はスレイの領域下で憑魔を見れる事ができるが、更に天族を見れるとスレイに負担を掛け、そのためスレイに右目失明の原因になった。スレイはアリーシャと契約する前にその反動を知っていたが、彼女の決意を見た後、従士契約を承認した。ミクリオが陪神になった後アリーシャが天族を見れるようになったが彼の右目は徐々見えなくなっており、アリーシャのことを案じてスレイは皆に黙っていた。仲間の中にその事を気付いたのは幼馴染であるミクリオだけであり、ミクリオもスレイの心遣いを気付き他の者に黙ってフォローしていた。
マーリンド到着した後に地の主の天族以来穢れの元となっていた憑魔を討伐するが、スレイ右目失明の原因で憑魔に死角から狙われ、結果としてその場で庇おうとしたミクリオとアリーシャが憑魔に攻撃され倒されそうになる。治療された時、従士反動について仲間達の会話で知る事になった。宿屋でスレイがローランスへ行こうとしていると知ると、契約の反動と己の立場を案じてアリーシャはスレイ達と別れる事を決意し操作キャラではなくなる。
その後のストーリー
終盤で各地に点在する「アリーシャ」・「セルゲイ」・「ロゼ」のうち一人を助太刀に行く展開がある。順番の違いだけで最終的に全員を助ける展開に変わりはないが、ここでアリーシャを訪れた際に一時的にパーティに加入する。
アリーシャイベントが終了した後は完全にパーティから離脱し、アフターエピソードまで戻ってくる事は無い。
夢の為に別々の道を進んでいった後はスレイと共闘してドラゴンを討伐し、自国はもちろん他国の兵達からも称えられる両国の架け橋とも言うべき存在となっていく。
小説版エピローグによると彼女は歴史に名を残す程の偉人になっていた。
政治には疎く空回りしてしまう面もあり、外交問題に介入して事態を混乱させた場面もあった。自分から現実を受け入れようと決意した後、外交問題の当事者である商人ロゴスに認められ始めている。
ドラゴン討伐を機にスレイの紹介によってセルゲイとの接触を果たし、ローランス皇帝とも謁見を果たす。
アリーシャを快く思っていなかったバルトロ内務大臣はサイモンやヘルダルフの計らいに巻き込まれ死亡。前回の両国大戦の後、軍機大臣マティアはバルトロと意見が合わなくなり始め、アフターエピソードでアリーシャの功績を認め、他の大臣と共に引退して政治舞台をアリーシャに任せようとした。
物語を経て精神的に成長し、最終的には清濁併せ持つ政治家としてハイランドを守る道を選ぶ。
作中ではセルゲイと懇意となり、EDでは彼と行動を共にしている。
一方、スレイにとってもアリーシャと従士契約を結ぶ前のやりとりは自身がどうすれば世界を救えるのかを見つける一因となっている。
決戦前夜に「アリーシャのような従士が力を振るえるかもしれない」と思い、スレイは大地の穢れを浄化するを目標にし、マオテラスと繋がり、人々の霊応力を増幅させるため、一切の知覚を遮断し眠る事となる。
後日談では、エンディング後のスレイのおかげでアリーシャがとある人物の従士となっても相手に従士反動が起きなくなっている。(その場面はアフターエピソードの漫画版で描かれている)
この時に導師になった人物から新しい真名「イスリウィーエブ=アメッカ(そぞろ涙目のアリーシャ)」を付けられた。
TOZ-Xでのアリーシャ
♯00(実質1話)の主役を務める他、以降もスレイ達とは別個に行動するアリーシャの視点で話が進む場面があり出番も多く、アリーシャファンからザクロスにおける真の主人公ともいえ、演じている声優からも「もう一人の主人公」と讃えられ、破格の優遇を受けている。
#10(11話)「アリーシャ・ディフダ」ではサブタイトルを務める。
アニメオリジナル衣装や髪型も数種類追加されている。
アニメでの優遇はゲームの彼女に不満を持つ層からは好評を得たが、一方で「ゲームとは違った方向での(あるいは同じ意味での)メアリー・スー的キャラクター」とも評価される皮肉な結果となった。
アニメ「テイルズオブゼスティリア ザ クロス」ではデゼルの加護を受けたロゼを相手に護身用の短剣だけで応戦できる程。
原作では王家の末席の分家の娘だったが、ザクロスでは国王が老年になって見初めた平民の女性との間の娘(王の妾腹の娘)となっており、原作よりも王族としての地位は上がっている。
辺境の村へ調査に向かう途中で風の骨と遭遇。戦闘で人間状態のルナールをほとんど一方的に叩きのめし、その事によりルナールに因縁をつけられてしまう。
調査に出向いた村が災害で壊滅する様子を目の当たりにし、また姉妹弟子兼部下四人も喪失。竜巻の中で猛り狂うドラゴンを目撃、世界が末期的状況にある事を痛感した。
その為イズチでスレイと出会った時には精神的に追い詰められており、原作に比べて深刻な表情が増え、笑う事が少なくなってしまっている。壮絶な体験から一時はかなり悲観的になっており、導師伝承をおとぎ話と断じる事もあった。しかしスレイに励まされ再び導師伝承に希望を抱いてレディレイクに戻る。
霊応力は原作よりも高いのか、従士になる以前の段階でルナールの憑魔化を目撃し異変を察知し、イズチで過ごす間、見えないながらも天族の視線、存在を感じ取っていた。
精神面は成熟しており、明確に「専守防衛」の思想(敵から攻撃するまでこちらから手出しをしない)を掲げる政治家としての一面を強調されている。また二期では自分のことを「従士」と「姫」に認識していることに判明。
老獪な大臣相手にも怯む事なく主張を掲げる、風の骨に刃を向けられても怯えずに啖呵を切る等非常に肝が据わっている。アニメオリジナルキャラとして部下のイアン、シレル達が追加。
戦闘力に関しても高く、槍使いでありながら短剣、長剣も使う事ができる。先述したように(憑魔としての力を使っていなかったとはいえ)ルナールを一方的に打ちのめす槍の達人。本来の得物でない短剣についても暗殺者をあっさりいなし、二刀のロゼの攻撃を凌ぐ実力の持ち主。
グレイブガンド盆地での戦いの後、従士契約を結び戦いの後処理のため一行から離脱するがバルトロの策略によって国家反逆罪の疑いをかけられ師匠マルトランは拘束、自身も配下共々追われる身となった。
しかし、マルトラン救出に見せかけ、災厄の時代を招く穢れの原因となっている戦争を停戦させるよう父王に進言する為に城に向かうも、居合わせたバルトロによって自身を庇った父は殺され、そこを部下に見られ追い詰められたバルトロは自害。直後に竜巻が発生したのを目撃、現場へ向かいロゼと共にスレイの引き受ける穢れの一部を分担しドラゴン浄化に成功した。
レディレイクがドラゴンによる被害を受けていた後、民衆が復旧作業より彼女の御身を心配し、屋敷やハイランド王宮の前に集まって祈る程の魅力がある及び尊敬を持たれている事を見せられる。アリーシャが目を覚ました後は後処理と決戦への準備の多忙さもあり彼女の父であるハイランド国王の話を触れていなかった。
その後、災禍の顕主が根城とする北の大地へ遠征に向かう事を選び、決戦に同行。その途中、デゼルから万一の時に備えてロゼと共に神依を習得する事を提案される。
アリーシャはエドナ、ロゼはデゼルとの神依に挑むも失敗、その後はエドナと共にイメージトレーニングで神依のイメージを掴む特訓を行う。
そして、災禍の顕主の本拠地付近に陣取っていた大量のドラゴンを浄化する為、ロゼと共に一か八か神依を決意、見事にゲーム版ではできなかった神依を成功させ多数のドラゴンを倒して行った。災禍の顕主との戦いではミクリオと神依を行った。
最終決戦では従士としてロゼと共に導師を助ける役割を果たし切り、生きて帰って来た。
父王が亡くなった後はマルトランらの助力の下、事実上の国家元首として導師の遠征に向かう者の選抜に参加したり内政を担当していたが最終決戦後に父の跡を継ぎ正式にハイランド国王(女王)として即位。
ローランス帝国皇帝ドランと共に災厄の時代の教訓として、二度とそんな時代が訪れないよう忘れられかけていた天族信仰の復興及び導師伝承の国を挙げての継承を宣言し、導師スレイの夢であった「人間と天族の共存する世界」の礎を築き上げていくのだった。
自らを支えてくれる部下や師、同じ志を持つ永遠の友と共に───