概要
偶然の一致とは、一つの事柄が、他の事柄に意図せず類似してしまうこと。特に全く一緒に等しいほど似ていることを指す。
著作権の意識が強くなった今日では、特に商用利用の場合、パクリなどと中傷されたり、酷いと炎上するなどリスクがつきもの(第三者からすれば、剽窃か偶然の一致なのか識別するのが困難なことが多いため尚更)。一方で互いの事柄の宣伝効果や、イベントの起爆剤になったりする事例も存在する。
偶然の一致の例
- リスト
- 「Bubblegum World」と「サザエさん一家」
- 1910 Fruitgum Companyのアルバム「Simon Says」に収録された楽曲「Bubblegum World」と、筒美京平が作曲・宇野ゆう子が歌の「サザエさん一家」は、曲の冒頭部分の音階が全く同じ。フジテレビのバラエティ番組「トリビアの泉」で"偶然の一致"として取り上げられた。どちらも2ループするが、サザエさん一家は2ループ目のキーが高くなりラストの音階が変わった上でイントロが続くのに対し、Bubblegum Worldは同じキーを繰り返してイントロが終わる。なお、Bubblegum Worldの方が先発。
- Supraスコーン
- 時は2019年5月、湖池屋の公式twitterが自社のスナック菓子「SUPERスコーン」が主題のツイートを投稿。だが「SUPER」とすべきところを「Supra」と誤記していた。この投稿の直後、トヨタ自動車が「スープラ」(supra)と言う名称のスポーツカーを発売していたことから、返信欄で反応。この偶然の一致により、このツイートの翌日、コラボ企画〔トヨタGRスープラ × 湖池屋 スコーン 「Supraスコーン」って言っちゃったCP〕が実現、「Superスコーン がっつきバーベキュー」のコラボ用パッケージ「Supraスコーン 爆速BBQ 3L直列6気筒ターボ」が販売促進グッズとして活用された。
- 「(漠然と)物」「原料」といった意味。俗に「がらくた」「くだらない」といったスラングとしても使われる。ところで、エコールソフトウェアがセガサターン用ソフトとして「ぱっぱらぱおーん」「デスクリムゾン」を発売。しかし、スタッフロールの「スタッフ(Staff)」の英語表記を誤訳してしまった。特にデスクリムゾンはゲームとして破綻しているほど完成度が劣悪で、実際に遊んだプレイヤーから「stuff」とネタにされた。続編でもセルフパロディとして『「STUFF」』という文言が登場。
- 「_(:3」∠)_」と「回復体位」
- 酔っ払いや意識不明な者が、嘔吐や飛来物で気道を詰まらせて窒息するのを防ぐために「回復体位」と言う体勢に変更することがある。この姿勢は顔文字の「_(:3」∠)_」(たかざわ じゅんすけ)に似ている。
関連タグ
模倣;意図的にほかの事柄に似せる事。