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概要

誕生日3月12日
血液型B型
身長156cm
体重43kg
スリーサイズB76/W58/H82
CV松来未祐(MELTY BLOODカーニバル・ファンタズム) / かかずゆみ(真月譚月姫) / 市ノ瀬加那(リメイク版)

志貴有間家から戻ってきた際に、遠野志貴の付き人となる。

TYPE-MOONでも珍しい、肉体・精神ともに常人レベルのヒロイン。赤い髪に白いメイドカチューシャが特徴。


人物

遠野家に仕える使用人で、琥珀の双子の妹。

姉と比べると無表情に見えるが、表情が硬めなだけで実は感情豊か。

礼儀正しく慎み深く、冷静かつ的確に仕事を行う姿はまさしくメイドの鑑とも言える人物だが、自分が言うべきと思ったことはしっかり発言するなど、控えめな性格に対して意外と芯の強い女性でもある。

この傾向は、特に関係性が深い志貴や琥珀の二人に対してよく表れるので親密さの証とも言えるが、二人に対しては割りと容赦のない事も言う。


幼い頃から遠野家に仕えており対人関係に疎く、またとある経験もあってか人混みが苦手かつ男性恐怖症でもある。

志貴に対しても軽く触れられただけで拒絶反応を示していたが、交流を深めるにつれ徐々に信頼し始め、志貴に対してだけは例外的に克服した。

これらの事もあって意外と志貴への依存は重め。…とは言え触れ合った事自体は初めてではないのだが。


彼女と志貴のこの関係性については実は彼女の過去も影響しており、彼女が志貴の初恋の人という志貴の覚えていない事実もある。そのため志貴と翡翠が出会うのは、志貴が有間家から戻ってきたときが初めてではない。

現在の彼女と交流を深め距離を縮めていくのと同時に、翡翠との過去を志貴が思い出す、というのが翡翠ルートのあらすじである。ある意味幼馴染系ヒロインとも言える。


姉である琥珀との絆も非常に強く、お互いを守るためなら自らの命を危険に晒しても助けに行くと言うほど想い合っている。

琥珀のことを大切に想う一方で、姉である琥珀が自分を守るために多くの傷を負った事に対しては、大きな負い目と後悔を抱いており、それが今の翡翠の一見無機質のように見える性格に繋がっていった。

ちなみにこの姉妹、お互いが天敵同士でもある。


遠野家における使用人という立場だが、彼女本人は自らの職務に誇りがあるようで、また志貴に対しては自らの主人という立場を非常に強く意識している。

そのため主人である志貴の為になる行動することを何よりも優先するなど非常に忠誠心が高い。

時には直接雇っている立場の遠野秋葉の意に反する事をしてでも、そして自らが傷つくような状況にあっても志貴の奉仕を選ぶなど、ある種遠野志貴の味方という意味では全ヒロイン中最も相応しい人物と言える。

なので自分の主人である志貴が奉仕を恥ずかしいからやめるように頼んだり、大変そうだからと自分の仕事を手伝うといったことは、志貴の善意によるものだと理解しつつも、あまり好んでいない。

逆に志貴が主人として自分の奉仕に対して感謝の意を述べたり褒めたりするときは頬を赤らめるなど、自らの奉仕で主人が喜ぶ結果が得られたという事実にはかなり喜んでると思われる反応を示している。

兎にも角にも彼女のルートでは彼女の健気な献身性が大きくクローズアップされることになる。


ちなみに志貴が毎度の様に危険なことに首を突っ込んで無茶する事に関しては当然の様に強く反対している。


ちなみにメイドスキーとして有名な社長のお気に入りキャラである。

そのこだわりようは尋常ではない。


能力

メイドとしての技量は志貴の身の回りの世話や清掃等が得意で、邸内の掃除も彼女が担当している。

しかし料理の方は味覚及びセンスが壊滅的に悪く、自覚してはいるものの、結果が自覚を上回っている為に始末が悪い。その破壊力たるや「概念武装」と評されるほど。

しかもMELTY BLOODにおいてはその料理が調理後に爆発したりする。

…まあ、料理の爆発においては半分タタリのせいも(きっと)あり、自覚している分は、料理となると周りが見えなくなり素で料理を爆発させているあの子の母親よりはマシか。

ただし、紅茶入れだけは得意な模様で、彼女の入れた紅茶は志貴に評価されている。

またもう一つ隠された能力があるようだが…?


翡翠語

翡翠のもう一つの特徴として会話の文法が壊滅していることが挙げられる。

普段はちゃんとした日本語を使うのだが、後述する格ゲーでの台詞などではスチャラカなことになっている・・・。

(一例)

  • お部屋お連れします。
  • 屈辱惨敗です。
  • 明日おでかけです
  • あなた犯人です
  • 夕食時間です

・・・etc

これは、翡翠を主役にしたTYPE-MOON本家の奈須きのこ氏による短編小説『洗脳探偵翡翠』が発祥であり、さらに言えばこの小説自体が『月姫』初期ver.でのあまりの誤植の酷さを、スタッフたち自身がネタとして悪ノリでやらかしたのが発端。

のちに型月スタッフが、『炎の七日間』に言われるてんてんこまいぶりから発症したと証言しており、奈須氏曰く「あの時は寝ながら朦朧として脚本を書いていた」と明かしている。ちなみに、後の翡翠曰く「好きで間違えているわけではありません」との事。


MELTY BLOODでの扱い

琥珀さんと二人一組(タッグ)で戦うが、後述のようにそれぞれ個別でも選択可能。

メルブラではメイドさんらしく(?)椅子や花瓶を投げつけたり、歌月十夜で披露した怪しい拳法から発展した『暗黒翡翠拳』で闘ったり、

月姫(半月版)での多数のセリフの誤字から発展したネタセリフや洗脳能力は序の口、

自分そっくりの謎の兵器を作られたり、果ては『偽固有結界・ぐるぐる翡翠ワールド』を発動したりするなど、ネタキャラ化が進んでいる。

また、無印メルブラではパッチ当てないと単体で使えなかったり、ストーリーモードでもいつの間にかフェードアウトしたりとひどい扱いだった。


性能としては、切り返しが乏しいものの、固めや起き攻めが優秀で高火力のループコンボを持っている。

中でも、お手軽シールド潰し&バクステ狩り&固めることができるというC溜めが使いやすい。

しかし、ラストアーク『偽固有結界・ぐるぐる翡翠ワールド』は、相手のレバー操作を反転させるだけ(『Actress Again』では+微ダメージ)という実用性の無さ。ぶっちゃけロマン技。

流石に弱すぎたのか、最新作の『TYPE LUMINA』では、ラストアークが『遠野家血粧刀 沙門桐細工』という全く別の技に変更されている。


余談

実は結構な頻度でヒロインが主人公の志貴を殺しにかかることで有名な殺伐とした内容でおなじみの月姫ではあるが

唯一、翡翠だけは志貴を傷つける行動を一切しない。

これもメイドとしての忠誠心の表れとも言えるだろう。



関連画像

旧翡翠ちゃんめざまし翡翠ちゃん

翡翠ありがとう


関連タグ

TYPE-MOON 月姫 月姫Apieceofblueglassmoon 歌月十夜 メルブラ コハエース

遠野秋葉 遠野志貴 琥珀さん 七夜志貴


マジカルサファイア別世界に登場する人工精霊の宿った魔術礼装(簡単に言えば魔法の杖)。直接的な繋がりは無いが、中の人繋がりで、言葉遣いなどが似ている。姉であるマジカルルビーも、琥珀さん中の人繋がりで、こちらも言葉遣いなどが似ている。

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