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→ もしかして:ロブスター(ニンジャスレイヤー)


🦞概要編集

海外では大きな海老イセエビセミエビをも含む)の総称として使われる事もあるが、厳密にはアカザエビ科ロブスター属に所属する甲殻類の総称である。


に生息し、海老の体に大きな一対のハサミを備える。


西洋料理では高級食材として扱われる。食材名としては「オマール」(仏: Homard)、「オマール海老」、「オマールロブスター」、「ウミザリガニ」とも呼ぶ。


和名は「ウミザリガニ」で、ロブスターやアカザエビを含むアカザエビ科自体がザリガニに近縁で、同じくザリガニ下目に分類される。


イセエビ、タラバガニ等の大型十脚類と同様に高級食材とされる。


🦞特徴編集

大きさや生息地こそ異なるが、基本の特徴は同じザリガニ下目のザリガニやアカザエビと共通している(大きなハサミを持つ第1・小さなハサミを持つ第2-3脚・短い腹部・ノープリウス期を経ずに雛エビとして孵化するなど)。


ロブスターと海老

強大なハサミはよく見ると左右非対称で、片方のハサミは幅広く、棘が臼歯状で餌の硬い外殻を砕けるのに使われる「クラッシャー」であるが、もう一方のハサミは少しほっそりしてて、棘がノコギリ状で肉などを切り裂くのに使われる「カッター」である。通常、左ハサミがカッターで右ハサミがクラッシャー。


現在生きている節足動物の中でも最大に誇る大型甲殻類であり、知られる最大の個体は体長60cm以上、体重10㎏も超えている。


全身が赤いイメージが強いが、これは他の十脚類と同様あくまで加熱調理後の色で、生きている個体は青緑がかかった茶色が普通。ただし、全身が赤・黄・青・白・左右二色など極めて希少な色彩変異も確認される。


海底を這い回る海洋生物で、他の甲殻類やウニヒトデゴカイなどを餌とする。


🦞生理編集

甲殻類としては非常に長寿であり、50歳以上の個体が捕獲されることもよくあり、生理的寿命は存在しないと考えられている(もっとも、老化の項目にある通り、近年は無脊椎動物には「老いない」生き物もザラにいることがわかっているので、これ自体はさほど珍しいことではない)。


ただし、歳をとり体が大きくなりすぎると脱皮に時間がかかり脱皮不全や脱皮中に襲われて死亡する事が多いので、長寿といっても自ずから限界がある。現在確認されている中では140歳程度の個体が最大である。


「脱皮のときに内臓も生まれ変わるから寿命がない」というのは誤解である。消化器官の一部が殻と一緒に脱皮して新しくなるだけなので、体の中身が丸々入れ替わる訳ではない。


🦞種類編集

化石まで含むと10種以上知られるが、現在生きているのは次の2種のみ。

  • アメリカウミザリガニ
    • アメリカロブスターとも。大西洋西部に分布。角の下に棘を持つ。
  • ヨーロッパウミザリガニ
    • ヨーロッパロブスター、オマールエビとも。大西洋東部に分布。角の下に棘を持たない。

🦞関連キャラ編集


🦞関連タグ編集

節足動物 甲殻類 海老 アカザエビ科

アカザエビ ザリガニ

ハサミ 海洋生物 魚介類 海鮮


🦞外部リンク編集

Wikipedia:ロブスター

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