概要
『トランスフォーマープライム』の続編となる『Robots In Disguise』(ロボッツ イン ディスガイズ)の日本版タイトル。原題の意味を要約すると「擬態する機械人たち」になる。アニメーション制作は『プライム』や『シドニアの騎士』を手掛けたポリゴン・ピクチュアズ。
2016年7月からアニメ第3期「マイクロンの章」が始まり(玩具展開は4月から)、同年11月からは第4期「新たなる敵」が放送・配信された。
本作では行方不明のオプティマスプライムの代わりに、かつて彼の側近だったバンブルビーが主人公となっている初めてのアニメ作品。
アメリカでは新シリーズとして『コンバイナーフォース』なるものも製作・放送されたが、日本では未放送かつ未配信のまま。
放送形態
本作品は今までのTFシリーズのアニメとはやや異なる放送形態を取っている。
2015年3月15日からアニマックスで放送開始。7月6日からTOKYO MXで夕方18:30から放送。
TOKYO MXでは一部シーンがカットされており、後番組の『キュートランスフォーマー』の尺を入れる為と思われる。
また、エムキャスという番組視聴アプリの実験を行っており、本作及びQTFもエムキャスの対象エリアであれば視聴可能。
ネット配信では、ニコニコ動画のニコニコチャンネル、youtubeのタカラトミーチャンネルで2015年3月20日から配信された。ニコニコ動画の方は2016年3月31日時点をもって1期・2期の配信を終了した。
youtubeではその後も配信が継続されたが、2020年未明に削除されてしまった。
なおソフト化やレンタルDVD化もされていない。これが何を意味するかと言うと、現状本作を視聴できる媒体が存在しないということである。一応海外版は配信されているが…。
作風・製作事情
前作の『プライム』同様3DCGアニメだが、各キャラクターは『アニメイテッド』のようなカートゥーンを彷彿とさせるトゥーンレンダリングとなっており、背景や砂煙などの一部演出も手描きによるものが多用されている。シリアスな展開が多かった前作から、ユーモアな展開も多くみられるようになった。
この作風の変更には当時のハズブロスタッフが『プライム』期にニューヨークのトイフェア会場で行ったアンケートによるものが大きい。
と言うのも、『プライム』がカートゥーンタッチのキャラクターデザインを採用しながらもいわゆる鬱展開だったのは『アニメイテッド』以上にIDWコミックの世界観を一部取り入れた影響が大きかった事によるものだった。そのため凄惨な描写の多いコミック読者の反応は上々。エミー賞を受賞するなど高い評価と収益を得た。
一方、子供達には不評で「もっと楽しい作品かと思った」と言う意見が大勢を占めたという。そこでキャラクターはカートゥーンデザインを踏襲し『ビーストハンターズ』の世界観を引き継ぎながらも、子供達が求める「楽しさ」を追求した冒険活劇な明るい作風にシフトすることとなった。日本においても同様の経緯から後述のように『ビーストハンターズ』の代替物が用意された。
音響監督はこれまでの岩浪美和から実写TFの吹き替え演出を担当している三好慶一郎に変更された。
音響監督の変更を始めスタッフが変わったことから、前作から続投したキャラクターの声優を含めて軒並み変更されている(前作に出演した声優自体は役を変えて数人参加している)。
原語版では最初から「プライムの続編」という位置づけにあることもあって、ビーストハンターズTV放送版最終話で喋るようになったバンブルビーを含めて、前作キャラクターのキャストは全て続投となっている。
音響監督こそ変わっったものの、コミカルな作風と子供向けの作品ということもあってか、吹替版には原語版には存在しないコミカルなアドリブシーンが多く(特に全体として見ると話の動きが少ない通常回)、前作以上にビーストウォーズ路線の影響も強かった。
日本版『プライム』との関連性
日本版は「プライムの続編」とは明言されておらず、脚本の一部にアレンジがなされている(内容はほぼ原語版と同じ)。また、オープニング・エンディング映像も追加されている。
ただし前作の要素が散りばめられており、一応日本語版でもプライムとは同一世界と思われる。
- バンブルビーが長く地球暮らしをしていた
- オプティマスが身体を失っている
- バンブルビーがオプティマスの副官的な立ち位置だった
- ケイオンシティの広場に前作メンバーらしき石像がある
- 地球がユニクロンであると判明
- サウンドウェーブが前作と同じデザインや設定
- バンブルビーがラフたちの存在に触れる
- 前作のオートボット基地の跡地が登場
- バンブルビーがバルクヘッドの名前を言う
- スタースクリームの回想シーンでの姿が前作そのもの
このほか玩具などでは、メディックノックアウトをはじめとするプライムから流用した玩具が、プライムとは同一人物と思われる表記がなされている。
日本において『プライム』の続編として制作されたOVA『参乗合体トランスフォーマーGo!』は海外においても『プライム』の世界群の一つとしてカウントされており、本作とは異なる歴史を辿ったパラレルワールドになると思われる。
ストーリー
第1期
オートボットとディセプティコンの大戦は激闘の末オートボットが勝利し、サイバトロン星は平和を取り戻していた。総司令官オプティマス・プライムとともに地球でディセプティコンと戦ったバンブルビーは警察官としてサイバトロン星の治安維持を行っていたが、突然オプティマスの幻影が現れ、地球に向かうよう指示をする。バンブルビーは指示に従い地球に向かうが、好奇心から部下のストロングアームとサイドスワイプもついて来てしまった。
一方地球では監獄船アルケモア号が墜落し、投獄されていた200体ものディセプティコン達が脱走・行方不明となっていた。事態を知ったバンブルビーはストロングアームとサイドスワイプ、アルケモア号の管理人フィクシット、元囚人のグリムロック、人間のラッセルとデニー親子と協力し、チームバンブルビーを結成。脱獄したディセプティコンたちの捕縛に乗り出した。
『マイクロンの章』
多くの囚人を再逮捕し、また復活した強敵メガトロナスを退けたチームバンブルビーたちだったが、まだディセプティコン達は世界中に逃げ回っていた。そこでチームはバンブルビーがリーダーの「チームバンブルビー」に加えオプティマスがリーダーの「チームオプティマス」が登場、この2チーム体制でディセプティコンと対峙することになった。
一方、メガトロナスの策略で軍団を失ったスチールジョーだったが、彼はまだ地球侵略の野望を諦めてはいなかった。そこで彼は、海に墜落したアルケモア号をアジトにしていたグロウストライク一味に取り入って、再起を図ろうと目論んだ。
登場人物
※太字は個別記事にキャラクターの詳報あり。
※注意:第3シーズン(マイクロンの章)以降登場キャラクターのネタバレが含まれます。
オートボット
大戦が終結したサイバトロン星では平和に暮らしており、時折違法行為を行う者達を取り締まっていた。
前作『プライム』での功績があるオプティマスやバンブルビーは市民達から英雄視されている。
チームバンブルビー
CV:濱野大輝
CV:近藤唯
CV:松浦義之
CV:山橋正臣
CV:杉田智和
CV:祐仙勇
CV:畠中祐
CV:生天目仁美
第2期から登場。
CV:楠大典
それ以外のオートボット
CV:高木渉
CV:子安武人
第3期から登場。かつてのオプティマスプライムの同士。
- アンダートーン
ラチェットのパートナーマイクロン。
- トゥールボックス
CV:松浦義之
フィクシットと同型のマイクロン。グロウストライクに他の仲間たちと共に捕らえられている。
ハイパーマイクロン
第4期から登場。全員が武器に変形し、装備者を操作・強化できる。
CV:小原雅人
ハイパーマイクロンのリーダー。
猛禽類型のマイクロンで胸部アーマーに変形する。
冷静沈着な性格。
CV:矢嶋友和
翼の生えた赤い人型で両刃斧に変形する。
スカベンジャーズに協力していた際はパラロンと組んでいた。
CV:松本忍
サメの半魚人のような姿でトライデントに変形する。
スカベンジャーズに協力していた際はスキャッタースパイクと組んでいた。
チームの中では穏健派でオートボットにも協力的。
CV:各務立基
ダイノボットでもあるマイクロンでトリケラトプスの姿からブラスターガンに変形する。
スカベンジャーズに協力していた際はターミドールと組んでいた。
他のハイパーマイクロンと違い同じダイノボットであるグリムロックは操れない。
オートボットのことを信用しておらずチームを抜ける事すら考えている。
緑色の人型でハンマーに変形する。腕が大きく怪力。
スカベンジャーズに協力していた際はクロートラップと組んでいた。
剣に変形する女性マイクロン。
両刃剣に変形するマイクロン。
ディセプティコン
本作のディセプティコン達は、オートボットの監獄船アルケモア号が地球に墜落した際にそれに乗じて脱獄した囚人(グリムロックも当初ディセプティコンだった)という設定。英語圏では固有名詞が一般名詞化や動詞化することはままあること(参考:ゼロックス、フェデックス)だが、ディセプティコンという固有名詞が犯罪者を意味する一般名詞として普及したのだろうか。
また、ごく一部を除いて動物に近い特徴を持った姿をしており、本来の姿がロボットモードではなくビーストモードの者も多い。
シーズン1ではディセプティコンとして組織立った活動はしておらず、各地に散った各メンバーが散発的に犯罪行為を働いている事が多い。後にアルケモア号の脱獄囚とは異なる経緯で地球に潜伏しているディセプティコンも登場する。
スチールジョー一派
CV:中村悠一
CV:平田広明
CV:後藤光祐
CV:勝杏里
CV:マンモス西尾
CV:松島昭浩
CV:佐藤せつじ
CV:佐藤せつじ
CV:飛田展男
CV:岸尾だいすけ
CV:稲田徹
CV:相沢まさき
1話限りのディセプティコン
CV:蜂須賀智隆
CV:木村雅史
大戦時は用心棒として働いていた「バッファロイド」。ミノタウロスやバイソンのような姿をしており、茶色のゴミ収集車に変形する。
グリムロックを凌ぐ怪力の持ち主だが、命令がないと混乱してしまう愚鈍な性格。また、閉所恐怖症の気があり、目覚めた場所が屋内だった為パニックを起こして大暴れした。
CV:小林ゆう
CV:宮田幸季
CV:阪口大助
CV:伊藤健太郎
CV:青山穣
コウモリのような姿をしており、超音波で敵を昏睡させ、幻覚成分を含んだ繭に閉じ込めてその者が最も恐れる悪夢を見せてエネルゴンを吸い尽くす。
オープニングでは先駆けて登場していた。
CV:真殿光昭
CV:茶風林
蛸のような姿をしており、潜水艇に変形する。その8本足は光や水圧、エネルゴンを敏感に感じ取ることができ、墨を吐くこともできる。
海底に沈んだ船から財宝を強奪した容疑で逮捕されていた。脱走後は海底に沈んだサイバトロン星の宇宙船を起動させて脱走しようと企み、様々なトラップを起動してチームバンブルビーを苦戦させた。
日本語版では語尾に「~ゲソ」と付く。
- ヘッドロック
CV:浦山迅
グランドパウンダーのマネージャーを務めるマイクロンで、フォークリフトに変形する。
彼からは「おっつぁん」と呼ばれて慕われており、タイトルマッチで不正をした罪で共に投獄されていたが、脱獄後はモンスターカーバトルのセコンドを務めるとともに相手の車両の動力部にスタンガンで細工をするなどの不正を働いていた。
CV:泰勇気
CV:かぬか光明
CV:井上喜久子
女王蜂型ロボットに変形する肥満体の女性戦士。
相手を洗脳する毒を使って人間を洗脳し、地球侵略を目論んだ。
焦茶色のピューマの獣人のような姿をしている。ウィンドブレードと戦っていた。
当初の名前はレザーパウだったのだが、その後この名前は後述する同型のキャラクターに与えられ、一時期海外ファンからはファンシークローズと呼ばれていた。シリーズ構成と脚本を担当したAdam Beechen氏が自身のサイトにて、脚本上はこの名が使われていたと明かした。(参照)
CV:落合弘治
黒い蟻のような姿をし、メイクシフトの様に他のトランスフォーマーに自在に変形する能力を持つ。
かつては一流スパイだったが、他の惑星にサイバトロン星の機密を売った売国容疑で逮捕された。
グロウストライク一味
アルケモア号の元囚人でありながら、アルケモア号の囚人データを改ざんし自分たちのデータを隠した謎の集団。
- グロウストライク
CV:佐竹海莉
一味を束ねる女性戦士。朱色の蛍型ロボットに変形する。
CV:喜山茂雄
CV:駒谷昌男
- ブラジオン&クラウト
CV:佐藤せつじ(ブラジオン)
スコルポノックに仕えるサイクロン族で、棘の生えた球体に変形する。お互いの仲は悪く、些細なことで喧嘩をしてはスコルポノックに咎められている。
吹き替えでは二人とも「コノヤローメ」が口癖となっている。
- ハンマー&アンヴィル
ビスクの相棒となったサイクロン族で、ハンマーはドラゴン、アンヴィルはガーゴイルに似た姿に変形する。
- バック&フォース
クイルファイアの相棒となったサイクロン族で、バックは悪魔、フォースは四足歩行の恐竜に似た姿に変形する。
第3期から登場したディセプティコン
- ランサック&バックトラック
マイクロンの中でも獰猛と恐れられるサイクロン族のマイクロンで、球体に変形する。
攻撃力は高いものの、性格は子供のように幼稚で無邪気。
国内未放送の短編アニメで初登場した。
CV:山野井仁
マッスルカーに変形するツノトカゲのようなディセプティコン。口からマイクロンであるスライスダイスを射出する能力を持つ。
速く走ることにこだわる元ドラッグレーサーで、サイバトロン星では走りの邪魔になるという理由でスチールシティを破壊した容疑で逮捕された。脱獄後も走りの邪魔になるからと州立公園で火災を発生させていた。
- スライスダイス
CV:落合弘治
クレイジーボルトの相棒のマイクロンで、ミサイルからオッドアイのトカゲのような姿に変形する。
- ポーラークロー
CV:木村雅史
雪上車に変形するホッキョクグマのような姿のディセプティコンで、超音波を放つ。
サイバトロン星の北極でギャングのボスをしており、冬眠に入る前に悪事を行う。
- レザーパウ
CV:三宅健太
茶色のピューマの獣人風のディセプティコンで、オフロード車に変形する。
触れた相手からエネルゴンを吸収して体力を奪う能力を持つが、弱った相手ばかり狙う卑劣漢。
- グラシウス&スウェルター
CV:小林親弘(グラシウス)、小林健次郎(スウェルター)
過去に様々なディセプティコンに仕え、現在はレザーパウに仕えるミサイル型のマイクロン。グラシウスは氷の「アイスストーム」、スウェルターは炎の「ファイヤーストーム」を操る能力を持つ。
スウェルターは身勝手でいつも自分たちを酷使するレザーパウに辟易しており、饒舌なグラシウスが仲裁をしている。
- トーポー
エアレイザーと同型の単眼のマイクロン。その単眼から強力な光線を放ち敵の目を眩ませる。
- シマコア
CV:大川透
キャタピラ式の大型探査車に変形するオランウータンに似た科学者。優秀な科学者だが短気な性格で、実験に失敗した腹いせに同僚を暴行した容疑で逮捕されていた。
- アクシオン&セオレム
シマコアの助手のマイクロンで、ミサイルからテナガザルに似た姿に変形し、シマコアの肩のキャタピラに装着する。互いの活躍を褒め称えフォローするなど、コンビネーションは抜群。
- シルバーハウンド
テラショックと同型のブルドッグ風のディセプティコンで、サンダーフーフの元部下。
脱獄時に聴覚回路が破損したためバンブルビー達の説得にも耳を貸さず暴れ回る。
劇中では唸り声を上げるだけで言葉を話すことはなかった。
- ストッケード
CV:江川央生
ネジを葉巻みたいに咥えたアナグマ風のディセプティコンで、無数のサイクロン族を率いている。
かつては一度も戦いに負けたとのない将軍だったが、サイバトロン星上層部にクーデターを起こしたために逮捕された。脱獄後は部下たちとともに武器を集め回り、戦力を拡大していった。
『ビーストハンターズ』で異空間に飛ばされたが復活を果たし、メガトロンを始めとしたディセプティコンを地球に呼び戻そうとした。
スタースクリーム一味
第四期から登場。スタースクリームと彼がパワーアップに必要なある品を回収すべく雇った賞金稼ぎ3名から構成される。後者のデザインはどれも、過去のエピソードやシリーズに登場したCGモデルを流用して作られている。雇い主と任務の重要性ゆえか、ボディは全員、傷だらけである。
移動の手段として、前作『プライム』に登場した戦艦ネメシスを小型化したような宇宙船を保有している。
CV:平川大輔
G1のスタースクリームを彷彿とさせる姿とカラーリングをしているが…?
CV:さかき孝輔
隻眼の戦士。デザインは『プライム』に登場したビーコンの1体、マイナーのCGモデルを流用したもの。賞金稼ぎ3人組のリーダー格。
茶色のボディのオートボットの賞金稼ぎ。デザインは第1期に登場したオートボットの警備兵のCGモデルを流用したもの。
目の色は黄色であるが、普段は赤のバイザーを掛けて隠している。最大の特徴として両肩に横に傷の入ったオートボットのエンブレムを付けているという点にある。使用する武器は、グレネードランチャー、火炎放射器、ブラスターとしての機能を持つ多機能銃であり、普段は背中に背負っている。また、両腕にもグレネード弾と思しき筒を装備している。
裏設定によると、エンブレムの傷はあくまで過去の戦闘で付いたもので彼自身の信条を意味するものではないのだが、発声機能に障害を抱えているので、その辺りの事情を説明出来ずにいるという。
このため原語版では無言なのだが、日本語吹き替え版では火炎攻撃をする際に「くらえー!」と叫ぶ、不意打ちを狙う際に「へへへ...。」と笑い声を上げる、直後にグリムロックに殴られた際には「何しやがんだ!」と怒りの声を上げるという様に、戦闘シーンで幾つか台詞が追加されている。
前作『プライム』のインセクトロンとはカラーリングが異なり、右腕にブラスターを付けている。
本編では名前が登場しなかったが、Beechen氏は自身のサイトにて、脚本でレーザーホーンなる名前が付けられていたキャラクターがいたと明かしており、それに相当するキャラではないかと述べている。(参照)
スカベンジャーズ
第四期から登場。トレジャーハンター集団。
CV:山岸治雄
クランプダウンと同型で、スカベンジャーズのリーダー格。
CV:西凜太朗
スコルポノックと同型で、紫の蠍型ロボットに変形する。
CV:鷄冠井美智子
クイルファイアと同型の女性戦士で、スカベンジャーズの紅一点。
CV:広田みのる
ビスクと同型で、藍色のスポーツカーに変形する。
最初の13人のプライム
前作『プライム』にて存在が語られた最初の13人のトランスフォーマー達。善神プライマスによって生み出され、ユニクロンを打ち負かし宇宙に追放したとされている。
2015年に明かされた設定では『プライム』の世界群における13人とされており、主流となる『G1』や『ユニクロン三部作』の13人とはメンバーが異なる。
CV:井上和彦
原初のマイクロンと呼ばれるプライム。仙人のような雰囲気を醸し出している。
異空間にてオプティマスに聖剣「プライムソード」を託し、幻影を駆使して彼に試練を与えている。
CV:菊池康弘
『ギャラクシーフォース』にも登場した原初のプライムの一人。オプティマスに自身のスパークを注入し、シュプリームモードへとパワーアップさせた。
CV:立木文彦
悪に堕ちたプライムで、エイリアンタンクに変形する。アルケモア号墜落事件の黒幕。
人間
- ラッセル
CV:村中知
オートボットと最初に出会う地球人の少年。
母が出張でデンマークに向かったために父デニーの元に預けられる。
年頃の少年らしいややアンニュイなところがあり、父の趣向について行けない様子。
オートボット達とも打ち解けており、時には彼らの存在が世間にバレないように咄嗟に機転を利かせるなど、子供ながら気の回る。
父からは「ラスティ」、フィクシットからは「ラッスン」と呼ばれることもある。
- デニー
CV:北田理道
都市から離れた山中で廃品回収業を営むラッセルの父。理由は不明だが、妻とラッセルとは別居中。
気さくで陽気な人物で、ラッセルのことを溺愛している。
廃棄となった品々をコレクションする変わった趣向の持ち主であり、彼の廃品回収所には車やボート、果ては建物が丸々一戸持ち込まれている。現在はこの回収所がオートボット達の隠れ家となっている。
オートボット達の作戦に同行することも多く、彼らに不可能な人間達との交渉の役目を担い、立ち入り禁止区域への侵入や一時的に人間達の目を遠ざけるなどの手助けをしている。
怪しげな冒険家から保安局員まで、変装の幅がかなり広い。
- ハンク
CV:佐藤美由希
本名はヘンリエッタ。
デニーの勧めでラッセルが参加したフットボールの試合を通じて仲良くなった女の子。
姉御肌で面倒見の良い性格。
スタッフ
企画:中野哲
エグゼクティブプロデューサー:石本隆史 田島豊
プロデューサー:平位俊雄 齋藤広明 須藤晴彦
翻訳:岡部康子
演出:三好慶一郎
録音・調整:大谷征英
制作進行:高田由香
制作:ポリゴン・ピクチュアズ
国内未放送の「Combiner Force」について
北米などでは2017年に最終章「Combiner Force」が放送されたが日本国内では前作の「ビーストハンターズ」同様に現時点で放送されていない。
内容としては
・メナゾールなどの合体戦士の登場。
・オプティマスの要請でバルクヘッドがチームバンブルビーと合流するという形で再登場。
・サウンドウェーブがパワーアップして再び現れる。
と言ったもので放送を待ち望んでいたファンが多い。
余談
- 発表当初はタイトルに「超ロボット生命体」という副題が入っていたが、放送前に廃止された。
- 原題の『Robots In Disguise』が使われたのは実は今回が初めてではなく、日本で製作された『カーロボット』がアメリカで展開された時期があった。その時の題名が『Robots In Disguise』である。両作とも海外での通称は『R.I.D.』もしくは『RID』である。
- それ以外にもIDW社のアメコミのシリーズ名にもなっていた。詳細はRIDにて。
- オープニングテーマを歌っている及川光博氏は、刑事ドラマ『相棒』で有名な俳優。
- 2015年11月~12月までMMORPG『elsword』とコラボレーションを行っていた。
関連イラスト
関連タグ
トランスフォーマー ロボットアニメ 玩具 CG カートゥーン RID
2015年春アニメ(アニマックス放送) 2015年秋アニメ(TOKYOMX放送) 2016年夏アニメ(マイクロンの章)
プライムorビーストハンターズ→アドベンチャー→トランスフォーマーサイバーバース
キュートランスフォーマー(TOKYO MX、アニマックス再放送分での同時放映作品)