概要
アニメ『トランスフォーマープライム』第二シーズンのその後を描いた第三シーズン。新たなオートボットの登場やサイバトロン星の古代生物プレダコンとの戦いを描く。アメリカでは2013年3月22日から放送された。
全12話のテレビシリーズに加え、完結編となるOVA『プレダコン・ライジング』が2013年10月に発売されたのを最後に『トランスフォーマープライム』シリーズは完結している。本来は全16話の予定だったが、視聴率の低迷により早々に打ち切られ、OVAとして展開された。
日本ではアニメが公開されなかったものの、同シリーズの一部の玩具を流用し、日本独自の新たなストーリーやキャラクターを加えた『参乗合体トランスフォーマーGo!』が展開されたが、世界観は本作とは異なるパラレルワールドの出来事となっている。
玩具
本作から初登場したプレダコンやアニメに登場しないエイペックスアーマーなどの大型商品の他、前作から続投しているキャラクターの玩具は既発売品の一部のパーツを変更したものが発売され、マーブリングのような模様が施されている。パーツの変更により外観も刺々しいものとなったが、劇中で玩具と同じデザインをしているのはオプティマスのみであり、他のキャラクターは前作のデザインのままでの登場となった。
ストーリー
ディセプティコンの総攻撃でオートボットの基地「オメガワン」は破壊され、リーダーであるオプティマス・プライムも瀕死の重傷を負ってしまった。だがオプティマスはスモークスクリーンの尽力で新たなボディを獲得し、ディセプティコンへの反撃を開始する。
追い詰められたディセプティコンは戦死したと思われていたショックウェーブと合流し、サイバトロン星の古代生物「プレダコン」の復活を企んだ。これを阻止するため、オートボットはディセプティコンと化石争奪戦を展開する。
登場キャラクター
オートボット
- オプティマス・プライム(CV:ピーター・カレン)
ディセプティコンによる総攻撃により瀕死の重傷を負っていたが、スモークスクリーンによって蘇生し、より戦闘的なボディを得た。プレダコン復活計画を阻止すると共に、宿敵メガトロンとの因縁にも決着をつけた。後の『プレダコン・ライジング』では最終的に『ビーストマシーンズ』のように、オールスパークと共にプライマスと一体化した。
- バンブルビー(CV:ウィル・フリーデル)
- ラチェット(CV:ジェフリー・コムズ)
- アーシー(CV:スマリー・モンタノ)
- バルクヘッド(CV:ケビン・マイケル・リチャードソン)
- ホイルジャック(CV:ジェイムズ・ホラン)
- スモークスクリーン(CV:ノーラン・ノース)
- ウルトラマグナス(CV:マイケル・アイアンサイド)
ディセプティコン
- メガトロン(CV:フランク・ウェルカー)
ディセプティコンのリーダー。それまではオートボットに対し優位に立っていたが、オプティマス復帰後は負けることも多くなり、使えない部下に終始イライラしている。最後はバンブルビーに倒され、その肉体をユニクロンに利用される。
- スタースクリーム(CV:スティーヴン・ブルーム)
- サウンドウェーブ(CV:フランク・ウェルカー)
- ショックウェーブ(CV:デビット・ソボロブ)
- メディックノックアウト(CV:ダラン・ノリス)
(CV:クランシー・ブラウン)
テロリスト集団・メックのリーダー、サイラスがウォーブレークダウンの遺体を自らのボディとして人機一体となった姿。ディセプティコンに取り入る彼の目論見は崩れ、その後はメディックノックアウトが回収した合成エネルゴンの実験台にされていたが、スタースクリームによってダークエネルゴンまで注入され、完全にテラーコンと化した。
- エアラクニッド(CV:ジーナ・トーレス)