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概要

トランスフォーマー』シリーズに登場する「」のトランスフォーマー達の軍団。

日本語版では「デストロン(Destron)と称されているが、後のシリーズでは海外版に準じて「ディセプティコン」と呼ばれるようになっている。

海外名称の由来は「ディセプション(deception(欺瞞))」。

エンブレムのデザインは初代サウンドウェーブの顔がモデルとなっている。

ディセプティコンの創設と関わりを持つとされるメガトロナス・プライムの顔はこのエンブレムをモチーフにデザインされており、ディセプティコンとの関連が示唆されている。(実際実写映画やプライムでは、メガトロンは自身の名をメガトロナスに因んでつけたこととなっている)

略称として「ディセップ」がファン・公式共々使われる。また、岩浪美和による脚色作品では「ディセプティコンって言いにくい!」とほぼ毎作でネタにされてしまっているが、実際、初期のシリーズで改名された理由は「日本人では発語しにくいため」である。アメコミの略称では「コンズ(’cons)」がよく使われる。

シリーズによって構成や設定が異なるが、平和を望むトランスフォーマー「オートボット(サイバトロン)」との覇権を巡り長きに渡り抗争を繰り広げていることは共通している。

日本でディセプティコンと呼ばれる前の歴史はデストロンの記事を参照。

ザ・フォールンによって創設された軍団。

この作品から、日本でも「デストロン」ではなく原語版の「ディセプティコン」と呼ばれるようになり、従来からのキャラクター名も原語版に準拠するようになった。(例:レーザーウェーブショックウェーブ

リーダーはメガトロンで基本的に彼がフォールンの意向に沿って軍団を動かしており、創設者のフォールンはリーダーの一つ上の存在と捉えるのが適正だろう。(フォールンがメガトロン以外に直接指示を出す描写は無い)

リベンジ』の冒頭ではスタスクが指揮を執っていたが、その際にはどのような状況だったかは不明。

また、この世界のTFは自分の意思で陣営を変えることができ(この作品以外でも有るが)、ジェットファイヤーウィーリーがディセプティコンから離反している。

ダークサイドムーン』でのシカゴ戦で、メガトロンをはじめ多くの幹部が討ち取られたことで、事実上壊滅したはずだった。

だが5年後の『ロストエイジ』にて、CIAと反トランスフォーマー組織「KSI」が製作した人造トランスフォーマーの一体が自我を持ち、他の50体を掌握して新生ディセプティコンとして復活した。

それでも討伐を免れつつ地球に逃れていた者もおり、それらの殆どは地球人に捕縛されていたが助力があった事で再編成が施される。

デザインは2足歩行であってもエイリアンチックな非人間的体系の者が多く、デモリッシャーなどは地球上のどの生物にも似ていない。

本作では数百万前の戦争で一度オートボットに敗北して、サイバトロン星から追いやられ散り散りになったという設定になっている。

物語の冒頭でメガトロンがオールスパークを手に入れるためオプティマスの部隊を襲撃。その際にスタースクリームが密かに仕込んでいた爆発物により、メガトロンは半死半生で地球に着陸する。

メガトロンがアイザック・サムダックにより回収されて地球の技術発展に利用されつつ保管されており、生き残ったディセプティコン達はスタースクリームをリーダーと認めなかったため、ほぼ烏合の衆と化していた。

メガトロンがオールスパークの力で復活してからは、裏切りがバレたスタースクリームが粛清され、生き残った少数精鋭とともにオールスパークの強奪を目指すも失敗。以降はディセプティコンの信号を辿られない基地を建造し、宇宙各地の残党に生存を通達、秘密裏に再び宇宙支配の計画を練るようになる。

飛行能力を持つ人材を(ほぼ)独占しており、オートボットよりも大柄かつ戦争を生き延びた者が主勢力なため単体でオートボット数人を苦戦させられる高い戦闘力を誇る者が多い。

スタースクリームが離脱したこと以外、関係は比較的良好である。ただしスィンドルのようにディセプティコンマークを付けながらメガトロンと取引にくる個人勢力はいくらか存在する。

ダークエネルゴンの力を使い、様々な計画を練っているが…?

コント集団ではないが、リーダーの趣味でリアクション芸人アイドル芸人が在籍。

ボケのキャパシティがほぼこの二人に割り振られているので他のメンバーにあまりボケが回って来ない。

移動手段となる戦艦ネメシスを保有し、多数のビーコンインセクティコンを率いているため戦力の面ではオートボットとは天と地ほどの差があるが、他のシリーズに比べて実力主義な面が強く、成果の上がらない部下は即戦力外と見なされるシビアな一面もある。続編の『ビーストハンターズ』(国内未放映)まで殆ど脱落者が出なかったオートボットとは対照的に裏切りやメガトロンの粛清によって多数の戦死者が出ており、ダークエネルゴンに汚染されて生ける屍と化した者も少なくない。

善悪逆転世界である為、ここでは正義の組織である。テロリスト軍団のオートボットと違い温厚で平和主義者が多く、本来の世界から迷い込んできたクリフジャンパーの血の気の多い発言や行動にしばしば戸惑うことも。

善良であることを示すためか、エムブレムの色は赤になっており目やゴーグルの色が他作品のオートボットのような青色になっている

ここで補足すべきかは疑問だが、原型となったG1のデストロンは(デストロンを政府と認めるのであれば)軍事政権下における正規軍である。

一方、この世界でのデストロンは一般市民たちがテロリストに対抗するため立ち上げた自警団である。

海外では『プライム』の後日談にあたる本作では、既に大戦はオートボットの勝利という形で終結しており、ディセプティコンのほとんどはオートボットに拘束されていた。だがその内の200名を収監した監獄船アルケモア号が地球に不時着し、その混乱に乗じて全員が脱走・行方不明となった。

拘束されていた者たちのほとんどは獣人や動物を彷彿とさせる風貌をしており、ビークルモードではなくビーストモードに変形する個体や、ロボットモードがヒューマノイド型でない個体も多い。罪状も大戦時の戦犯もいれば、窃盗や器物破損などの軽犯罪による者も多い。

主なリーダーはスチールジョー。彼の配下にはヤクザな妖怪シカピョン、賞金稼ぎのバイクとその手下である二体のマイクロン、筋肉バカなマッスルティコン、ゆすり屋の蟹がいる。

すでに拘束されたメンバーは陸嫌いのサメ、ダジャレを連発するザリガニ、博多弁の蜘蛛、閉所恐怖症の牛、光り物好きなメスガラス、小さなダニ、古代都市を探している蛙、地球のキングになりたいモンゴリアンデスワーム、自称革命家のヤマアラシ。

第二シーズンからは4匹のスカンク、悪夢を見せるコウモリ、マッドサイエンティストな蛇、トレジャーハンターのタコ、元グラディエーターのゴリラとそのマネージャーのマイクロン、使い走りのバッタ、アンキロサウルスのダイノボット、女王蜂、ピューマの獣人、変身する蟻がいる。

そして終盤には原初のディセプティコンが復活した。

なお、グリムロックも彼らと同様に投獄された囚人であったが、紆余曲折あって足を洗いオートボットに鞍替えした。

他の世界線とは異なりメガトロンが戦いの凄惨さを知りそれを止めるべくオートボットや地球人と手を取り合う選択をしたため、残された部下たちは散り散りになって地球各地に潜伏している。

スィンドルサウンドウェーブのようにメガトロンの心変わりを認めずテロリストとして破壊活動を行うものがいる一方で、タランチュラスブレークダウンのように自分に危害を加えられない限りは積極的に戦おうとはしない穏健なメンバーもちらほらいるのが特徴。

本作はオートボットとの戦争の前日譚であるため、ディセプティコンの前身となる親衛隊時代についての言及がある。先の戦争で大勢仲間を失っており、残った勢力はなんとあのスタースクリームが率いている。たびたび輸送部隊に襲撃をかけてはクインテッサ星人に物資を貢ぐセンチネルを妨害するといった小規模な活動しかできていない状態であり、今作におけるニューリーダーが新たに組織を率いるまでは嫌がらせ程度の事しかできていなかったのが現状だった。ちなみに現時点で車やバイク、その他地上用ビークルに変形する者は一人もいない。親衛隊全員がジェットロン、シーカーズのような航空機タイプである

また、著名なネームドキャラに限った話で言えばスカイワープサンダークラッカースリップストリームスラストノヴァストームラムジェットらしき姿が確認できる。

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