ターゲットマスター

たーげっとますたー

ターゲットマスターとは、トランスフォーマーに登場する種族である。

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概要

『ザ☆ヘッドマスターズ』または『ザ・リバース』の中盤から登場する新たなトランスフォーマーで、従来の様にビークルからロボットに変形する通常のトランスフォーマーと小型のロボットから銃器に変形するパートナーとのペアの通称。

開発経緯

1987年のトランスフォーマーの主力商品として販売されたヘッドマスターはヘッドオン機構によってコストが高かった為、すぐに代替物が求められる事となった。

ハスブロのマーケティング調査で、当時の子供達に銃が人気だった事から、簡単に製造が出来て子供達に受ける商品として開発された。

玩具展開

1987年12月に日本ではサーショットら3人が「C-105~107」をトリガーハーピーら3人が「D-88~90」のナンバーを与えられて発売された。

しばらくして『トランスフォーマーザ・ムービー』から登場のホットロディマス他4名がターゲットマスターに加わった。これに関しては、海外ではおまけとして塩ビ人形やミニボットが追加されることがあり、一歩進めて本体と絡めて遊べるようにする意図があった可能性もある。

当初はホットロディマス等の既存キャラは国内販売の予定は当初あったが、これら未発売に終わり、サイクロナスとスカージのパートナーがインフェルノとマイスターの仕様変更品である「C-108 アートファイヤー」と「C-109 ステッパー」にそれぞれ付属される事となった。

『トランスフォーマーコレクション』にてホットロディマスが「13」、チャーが「20」のナンバーが与えられ、チャーにはフューチャーサイバトロンとしてミニボットのウィーリーが同梱されたものが国内でも販売された。以前の銃も同梱し保持も出来るように改修されている。また、キャラクターカードには欠番だった「C-110」と「C-113」のナンバーが与えられた。

この他に2004年にステッパーが発売された。なお、国内では『コレクション15』として復刻され、ターゲットマスターを手に保持が出来るように改修され、更にマイスター時代の武器（光子ライフル、スペクトルビーム）も同梱された。

日本版と海外版の相違

日本版

『ザ☆ヘッドマスターズ』では中盤の第27と第28話「奇跡の戦士ターゲットマスター」から登場した。

またサイバトロン、デストロンのターゲットマスター達はベテラン戦士と設定されてフォートレスマキシマスからも尊敬されている。マスター星からの脱出者達がプラズマ爆弾の爆風によって両軍のトランスフォーマーの銃と融合して誕生した。

「ターゲットオン！」の掛け声と共にパートナー達は銃に変形後、トランスフォーマーの右腕にドッキングしそのまま武器となる。尚、パートナー達は言語を喋るは出来ず、発する声は電子音となっていた為、カセットボットのツインキャストしか理解が通訳を介していたが、パートナーであるターゲットマスターとなってからは意思が伝わるようになった。

普段、彼らはパートナーを肩に乗せている場面が見られた。

海外版

『ザ・リバース』では「エクソスーツ」を着用したネビュロン人が、トランスフォーマーのパートナーとなって手持ちの銃に変形する。

サイバトロンが開発したヘッドマスターのシステムを、ハイブのメンバーがデストロンを利用して自分達がヘッドマスター化する計画があったが、サイクロナス達が頭部を提供する事を拒否した為にヘッドマスター計画の代替案としてアニマルタイプのトランスフォーマーだけ頭部を提供し、彼を含めたスウィープス達は頭部の代わりに提供した銃器をエクソスーツに改造してヘッドマスター達の様にネビュロン人達がパートナーになる事で決まった。

しかし、あくまでネビュロン人たちはザラックの部下であるためパートナーであるデストロンに銃を向けることもあった。

サイクロナス曰く「前よりも十倍も強くなった」と言い訳したものの、ガルバトロンは取り除こうとしたほど否定的だった。

サイバトロンもそのシステムを戦闘の中で解析し、開発した。アメコミではサイボーグ化したネビュロン人がパートナーとなる。

因みにこちらのパートナー達は喋る事が出来る為、会話も出来る。