スピニスター
すぴにすたー
ディセプティコンのターゲットマスターの一人で、役職は航空兵。紫や青など毒々しいカラーリングの攻撃ヘリコプターに変形する。2体のターゲットマスターを使役するダブルターゲットマスターであり、シンジとヘアスプリッターをパートナーとしている。
G1版の玩具が当時の日本では発売されず、アニメではなくコミックにのみ登場したキャラクターのため、かつては知名度は低かったが、近年ではIDWパブリッシングのコミックや『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』でのリメイクにより、人気が高まりつつあるキャラとなっている。
赤外線アタックランサーを装備したAH-64アパッチに変形する。
口数が少なく、敵味方の両方から謎めいた存在として気味悪がられている。油断しているオートボットの安全を脅かすことを楽しみとしており、防御が緩んでいる隙を突いて攻撃を仕掛けていく。
『メガトロン・オリジン』の頃からモブキャラとしてよく登場していたが『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』からはメインキャラクターの一人として登場している。
ディセプティコンの落ちこぼれ集団スカベンジャーズの軍医を務めており、ローターが変形した双刃刀を武器としている。
幼稚で物覚えが悪く、仲間たちからも「馬鹿の代名詞」扱いされる程の問題児だが、「馬鹿と天才は紙一重」とはよく言ったもので、外科医として某無免許医師も顔負けの驚くべき手術スキルを持っている。
以下が劇中で彼の行った手術のリストである。
1.爆弾に変形するK-CLASSのフルクラムの体内から爆薬を除去(フルクラム曰くかなり高度な技術が必要)
2.元D軍の奴隷商人デムスによって、変形コグや大脳モジュールを屠られたビースト型のサイバトロン人「ロボイド」達の治療法を発見(オートボット達は治療不可能と見做していた)
3.元DJDの軍医ニッケルの協力のもと、グリムロックの脳障害を完治させる(しかも直前に暴走したグリムロックに左腕をもがれ、右腕一本の状態で)
4.自分達を捕虜としたスコルポノックを出し抜くため、ニッケルと協力して自分達のボディを死なないレベルで解体する
2016年度におけるTCC(Transformers Collectors' Club)のTFSS(Transformers Figure Subscription Service)4.0でメイヘム攻撃隊の一体として登場。
設定にて並行世界の自身のことを認識していると思しき記述がある等謎めいた人物となっているが、チームのリーダーであるブラジオンからは深く信頼されており、合体形態であるサンダーメイヘムでも右腕を担当していることがそれを物語っている。
玩具は同シリーズの多くのヘリコプター型TFと同様、『コンバイナーウォーズ』版エアーボットのアルファブラボーの仕様変更品となっている。また、ターゲットマスター2体も付属するが、これらは『ジェネレーションズ』版スクープに付属していたキャリバーストとホールパンチの配色を変えたもので、ヘアスプリッターはシュルートに改名された。
CV: グレー・ハドック/吹:不明
NETFLIXにて配信されているオリジナルアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』では、同トリロジーの玩具のデザインほぼそのままの姿での登場となった。
第1部『シージ』にてディセプティコンの一般兵の一人として登場。『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』におけるスカベンジャーズのチームメイトであるフライホイール(スカイトレッド)とコンビを組んでいるなど、ファンからはニヤッとする設定となっている。
殺害したオートボットを鉄杭に串刺しにして飾る悪趣味な遊びをフライホイールらと共に行っていたところ、オートボットの奇襲攻撃を受ける。乱戦の中でオプティマスに放り投げられ、自身も鉄杭で串刺しになるという因果応報な末路を迎えた。
・・・にもかかわらず、終盤ではメガトロンに率いられて登場しているが、実は生きていたのか、姿が同じなだけのモブ兵士なのかは不明。
玩具は新規造形のデラックスクラスで、アパッチに酷似したエイリアンヘリコプターに変形する。武器としてNFMデュアルフュージョンカノンとスピンブラストパーティクルビームカノンが付属。ヘリコプターのキャノピーが両脚になるG1版のデザインを再現するために、片脚のキャノピーはダミーとなっている。
なお、二体のパートナーも同シリーズのバトルマスターとしてリメイクされているが、シンジは単体発売、シュルートはスカイワープとの「ファントムストライクスコードロン」としてセット発売された。ただし、シンジはファイヤードライブ、シュルートはエイムレスのリカラー品であるため、旧来とは大きくデザインが異なる。