トランスフォーマーシージ
とらんすふぉーまーしーじ
前年の『パワーオブザプライム』の商品展開終了に伴い、『プライムウォーズトリロジー』は完結。当シリーズはその次作となる『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』の第1弾となるシリーズである。
トランスフォーマーのデザインが地球の乗り物や兵器をスキャンしていないトランスフォーマー本来の姿のサイバトロンビークルとなっており、過剰とも言えるほどの精密なモールドやサイバトロン星での激しい戦いを演出するためのタンポ印刷による汚れ・ひび割れといったウェザリングが施されているのが特徴。関節各部の可動箇所も小型の商品を除き、ほぼ全ての商品に足首の横可動が採用され、接地性が向上している。
また、玩具のボディ各部に設けられた5mm径の凹ジョイントにウェポナイザーやバトルマスターズ(後述)などを装着するC.O.M.B.A.T.(Cybertronian Omnifunctional Modular Battlefield Assault Tech)システムにより組み換え遊びが楽しめる。
日本では『パワーオブザプライム』から商品の仕様をハズブロ版と統一したため、引き続き本シリーズも同じ仕様となったが、アメリカでは限定販売品だった商品を通常販売品として扱う異例の措置を取った『パワーオブザプライム』から一転して本シリーズの限定販売品はパッケージにタカラトミーのロゴが記載されているにもかかわらず日本未発売のものがその殆どを占め、スモークスクリーンとパワーダッシャー・ゼータ、ナイトバードがタカラトミーモールにて限定販売(ゼータとナイトバードは先着順による予約)されるにとどまった。
本シリーズが終了した2020年にはラチェットとファントムストライク・スコードロンの2種がタカラトミーモールにて限定販売されたが、それ以外の限定販売商品は未だ日本での発売が実現していない。
バトルマスターズ
TFに持たせられる武器に変形する小型ロボットの総称。G1シリーズのターゲットマスターもリメイクされたが、銃だけでなく剣やハンマーなどに変形するものもリリースされている。これらにはビームの光線やマズルフラッシュなどを模った軟質素材製のエフェクトパーツが付属し、ウェポンモードに変形させたバトルマスターや他のトランスフォーマーの武器に取り付けて戦闘シーンを演出したり、トランスフォーマーのボディに設けられた同じ径のジョイントに取り付けて被弾エフェクトとしても使用できる。
本作をベースとしたCGアニメ『トランスフォーマーウォー・フォー・サイバトロン トリロジー シージ』がNetflixにて2020年7月30日に配信開始。制作はポリゴン・ピクチュアズ。前作『プライムウォーズトリロジー』とは異なり日本でも視聴が可能で、原語版と日本語吹き替え版の2つが配信されている。
シーズン1となる本作は全6話で構成されており、滅びゆく惑星サイバトロンを舞台にオートボット・ディセプティコンの両軍は戦争終結のための方法を模索しつつ、いつ終わるとも知れない絶望的な戦いを繰り広げていく。
また、2020年9月からは『トランスフォーマーシージ』の玩具を劇中のカラーリングにリペイントした商品が一般流通にて発売された。