ラング(トランスフォーマー)
らんぐ
IDW社から刊行されている『トランスフォーマー』のアメコミ『More than meets the eye』に登場する、オートボット所属の精神科医。名前自体は『Last stand of the Wreckrs』の巻末小説から登場しており、ポヴァの事件で逮捕されたインパクターの精神鑑定や、スプリンガーの看護を務めるロードバスターに助言をしていた。戦後はロディマスを船長としたロストライト号に乗船し、レッドアラートやフォートレスマキシマスなど他のクルーのカウンセリングを行っていた。
オレンジを基調としたカラーリングとひ弱な体型、スキッズから「眉毛」呼ばわりされるほど太い眉毛が特徴で、基本は眼鏡をかけている。また上質なスパークの持ち主で、スパークイーターの騒動では執拗に狙われていた。
しかし精神科医としての観察眼と誠実さは一流で、曲者揃いの船員たちの中では数少ない良識人。オーバーロードとの一件でPTSDに苦しんでいたフォートレスマキシマスに親身に接して立ち直らせることに成功したほか、ファルマへの怒りを抑えきれず殺害してしまったファーストエイドにも「あなたは悪くない」と慰めた。
因みに彼のオルトモードは謎のロッド状のアイテムで、武器なのか何かの道具なのか詳細は本人自身も分かっていない。戦前はオルトモードによるカースト制度が蔓延していたために当時は「装飾品」に分類され、ダミーとして背中に車輪を1輪つけられたらしい。このためかラング自身は自分でも理解できていない己自身を知るために、精神科医になったらしい。
※以下、重大ネタバレ注意
正体
『MTMTE』の続編『Lost Light』終盤にて、ファルマの肉体を乗っ取った古代神「導きの手」の一柱アダプタスの口から、ラングの正体はなんと創造神プライマスという驚くべき事実が明かされる。
かつてプライマスは「導きの手」の4柱たちとともにセイバートロン星の基礎を築いたが、「不変である自分たち金属生命体は戦乱という生存競争によって有機生命体のように進化できる」という妄執に囚われたアダプタスが反乱を引き起こし、これに憤ったプライマスと他の「導きの手」は阻止しようとするも、アダプタスのセイバートロン星全土に及ぶ洗脳処理によって自分たち自身の正体すら忘れてしまい、更には裏切り者は「導きの手」の一人モーティラスという事にされてしまったらしい。
当初こそロディマス達は懐疑的だったが、ラングがプライマスと同じく「自己回復能力」を持つ故にこれまで何度も瀕死の重傷を負いながらも生存してきたこと、彼の製造番号100000000が実際は000000001を逆さに読み間違えていただけだったことが判明し、彼こそがプライマスであることが証明された。長らく謎だったオルトモードも「マトリクス製造機」と判明した。
終盤のカースト制度が蔓延したままの異次元のセイバートロン星との闘いで、「12地点のホットスポットを使ってベクターシグマを攻撃する」という作戦のため、ラングは変形して12個のマトリクスを製造するが、その代償として命が尽き、眼鏡とセンティオメタリコの粉を残して消滅してしまう。
結果として作戦は成功してロディマス達は勝利を収め、休眠状態だった衛星ルナ1ではホットスポットが復活、そこには
「DON'T FORGET ME(私を忘れないで)」
というラングの最後のメッセージが刻まれていた。
しかしアダプタスの洗脳処理の影響により、結局ラングは皆の記憶から忘れられてしまう。それでも、ルナ1のホットスポットから新たに生まれたトランスフォーマー達にはしっかり彼の遺伝子が刻まれていた。
アンゴルモアエネルギーを利用して、地球人によって作られた人造トランスフォーマー『セレクターズ』のリーダー格として登場。デザインは下記のシージ版準拠。
サイバトロンやデストロンと同じく、高度な自我を持つ超ロボット生命体であるセレクターズが人類の奴隷として作られ使役されるという現状を憂えており、地球から人類を追い出して自由になるという目的のために密かにメガトロンに協力を要請して、セレクターズを率いて反乱を起こす。
「自由とは全ての知的生命体の権利」というコンボイの信条をコンボイ以上に貫いており、セレクターズに味方したコンボイが人類に味方したグリムロックを反乱防止プログラムで屈服させた際には、セレクターズにとって大きな利である状況だったにもかかわらずコンボイの行為を激しく糾弾している。
その後この戦乱の裏で地球を第二のユニクロンに改造して操り、宇宙を征服するというクインテッサ星人の陰謀が動いていること、自分達セレクターズもクインテッサ星人に踊らされていたことを知る。更にスパイクからセレクターズを道具扱いしていた謝罪を受け、自分達も創造主への敬意が足りなかったと対話をせず軽率な武力蜂起に走ったことを反省、和解を果たした。
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初書きもざみち中編。トレパン先生とラング先生がもしきょうだいだったら。のif物。 注意書きとしては ・時系列バラバラ ・未読派にとってとっても優しくないネタバレ ・サイトでは腐っていると掲記しましたけど本文が思いっきり腐ってないので健全タグ付けました。 ・主にマックス君とオバロ様しか話し相手が出て来ない。捏造MAX。 ・原作通りのグロテスクな描写を含みます。原作がイケる口には何も問題はありませんが。 狂人について、トレパン先生がこの小説で言っているように、トレパン先生とファルマの不幸って「自分は狂人ではない」と思い込んでいたのに、ターンとオーバーロードと出会った時点で、もう狂人だよと言う自覚をさせられたんだろうな。と。 トレパン先生とファルマ先生については色々と考えさせられるよねーって。 作業用BGM:鳥籠御殿~L'Oiseau bleu~(D) 表紙:https://sscard.monokakitools.net/covermaker.html 10/2追記:公式のLL23話で正々堂々ぶん殴られて完全パラレルになりました。なんてこったい。5,928文字pixiv小説作品D.I.D.
トレパンとラングのオムニバス長編と一緒に連載しようかと考えたけど、LL最新話ネタバレで全て吹っ飛んでしまったので没になった物。タイトルは東方アレンジより。 注意書きとしては ・ターンの正体に関するネタバレがありますので何を今更と言う感じがありますが書かせて頂きます。そして捏造慌ただしいのでその辺を詳しく教えてロバーツ先生。 ・時間帯は深く考えないで下さい。ゲッタウェイの一件が終わった後の話です。 ・変わり果てた友人を殺すのもある意味一種の慈悲だってFE紋章のチェイニーが言ってた(言い訳) ラストのくだりは某岩男Xのとある漫画のラストをオマージュさせて頂きました。一番印象に残っているシーンです。有難う御座います。1,141文字pixiv小説作品- 秋の下で
アルター・エゴ
・カルドゥスって何→アンライトにハマるのが遅かった筆者がMTMTEの鬱具合でフルスロットルしてメメント・モリな作風に対して勝手につけたタイトル。まあ具体的な事を言えば死を想え的な意味でのタイトルなんですけど。 ・ラチェットの「一人で死ぬくらいなら皆に看取れて死ね」は某少年漫画より。もざみちもといアメコミ自己犠牲精神多すぎ問題。もっと自分を大事にして欲しい。 ・ニッケルちゃん可愛い。FEifルーナたんやマトイちゃんのようなオカン癖のある女の子可愛いけどターン様はデスザラス大帝とニッケルとラチェットにゴメンナサイしないといけないよね。 ・ジアクサスの育て方間違っているんじゃないのか(ショッキーとグリッヂもといターンを見ながら) ・ターン様の顔がショックウェーブ議員の顔って何故オプティマスの首吊りかねない事をしたショックウェーブ。 の五本立てキャプションでお送りします。5,606文字pixiv小説作品