トランスフォーマーアースライズ
とらんすふぉーまーあーすらいず
ハズブロ主導の『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』の第2弾となるシリーズで、アメリカでは2020年2月より玩具の発売が開始された(日本では同年4月よりスタート)。
前年の『トランスフォーマーシージ』は惑星サイバトロンが舞台のため、トランスフォーマー達はサイバトロンビークルに変形していたが、当シリーズではアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のそれをなぞるように、惑星サイバトロンを離れたトランスフォーマー達は漂着した地球の乗り物をスキャンし、それらへの変形能力を得た…という設定になっている。
但し、これは玩具版でのみの話でありウォー・フォー・サイバトロン・トリロジーのアニメ版では姿はシージのデザインをそのまま引き継ぎとなっている。
ロボットモードの外観はかつてのG1シリーズを忠実に再現したものとなり、ビークルモードも旧来のイメージを損なわない程度のリファインにとどめられている(ただし、メガトロンはアメリカの銃規制によりG1版のような銃への変形が不可能となったため、『トランスフォーマーシージ』と同じく戦車に変形する)。
タンポ印刷による汚し・ダメージ表現や足首の横可動、各部に設けられた5mm径ジョイントによる組み換え・合体遊びが可能なC.O.M.B.A.T.(Cybertronian Omnifunctional Modular Battlefield Assault Tech)システムなどの基本的な仕様は『トランスフォーマーシージ』と同じで、本シリーズではこれに加えて共通規格のジョイントを組み合わせることで基地を拡張し、大規模なバトルステーションを構築できるA.I.R.(Adaptable Interconnection Retrofitter)ロックシステムが導入されている。
『トランスフォーマーシージ』に続き商品のパッケージには仕掛けがあり、内部の台紙に描かれた地図をボイジャークラス以上の商品に付属する赤いフィルムを透かして見ると隠された文字が浮かび上がる。更にこれらの商品の台紙をハサミで切り取り、1つに繋げると広大な地図が完成するようになっている。
アメリカを始めとした諸外国では一般販売品として扱われているグラップルやクリフジャンパーを始めとした大半の商品が日本ではタカラトミーモール限定商品として扱われたことから国内のファンを騒然とさせた。中でも低価格帯のマイクロマスターやバトルマスターはその全てが限定販売商品となっており、ただでさえ少ない国内での入手経路が更に狭まったことを嘆く声もあった。
バトルマスターズ
TFに持たせられる武器に変形する小型ロボットの総称。本シリーズでは更に他のトランスフォーマーやウェポナイザーと連結できるA.I.R.ロックシステムに対応しており、基地のタラップや滑走路として拡張することが可能。『トランスフォーシージ』と同様に軟質素材製のエフェクトパーツも付属している。