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マグマトロン

まぐまとろん

「マグマトロン」は、トランスフォーマーシリーズのアニメ作品『ビーストウォーズネオ』に登場するキャラクター。他作品のデストロンリーダー同様「破壊大帝」の肩書きを持つ。
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「苦しみをゆっくりと味わわせてやるのが趣味でな」(シーサウルス)「こうやって時間を潰すことこそ最高の戦法だ」(スカイサウルス)(第6話)

「ワシがそのエネルギーを使ってユニクロンの復活を阻止してやる」(第30話)

CV:流山児祥

概要編集

ビーストウォーズネオ』のデストロン部隊破壊大帝。ガルバトロン(『ビーストウォーズⅡ』)亡き後、デストロンで最大の勢力を持つ人物(トランスフォーマー)であるという(今木商事漫画版)。


ビーストモードはランドサウルス(獣脚類型)、スカイサウルス(翼竜型)、シーサウルス(首長竜型)という3体、そしてその3体の合体形態。スカイサウルスがマグマトロンのロボットモードの頭部でマンガ版では本体である(3体の恐竜・翼竜・海竜は名称こそ架空のものだが、それぞれギガノトサウルスケツァルコアトルスエラスモサウルスがモデル)。

合体形態の名称は「マグマサウルス」。四足歩行のキメラのような姿で、ランドサウルスが前半身を、シーサウルスが後半身を、スカイサウルスが翼部を構成する。

ロボットモード時の必殺武器はマグマブレード。この剣は射出することも可能で“マグマロケット"なる技名がある。他に、スカイミサイルや鰭で敵を捕縛できるマグマシールドなど、武装は豊富。


なお、分裂時にスパークがどの部位に宿っているのかは不明。これはG1スカイリンクスにおいても度々挙げられる疑問ではある。

漫画版ではスカイサウルスの体内とされたが、アニメでは明かされていない。


性格は、初代メガトロンやⅡのガルバトロン同様、非情な一面はあるものの非常に寛大で、クールかつホット。部下に出撃を命令する際も「行ってくれるか」と問いかけるなど、腰が低い様子も見られた。そのためか、作中ではしょっちゅう部下に裏切られ(ただしガイルダートはマグマトロンから離れようとしたがユニクロンに付くことは良しとしなかった)、自分も最終的にユニクロンを止めるために部下を捨てた。ある意味で、一番デストロンらしくない人。

終盤はユニクロン阻止のために何度も立ち向かっては倒されているが、そのたびに復活するものすごくタフで根性の持ち主。また、漫画版以外では絶対に死なない


ユニクロン消滅後、復活しサイバトロンと和解。共にセイバートロン星の復興に尽力した。


漫画版編集

今木商事による漫画版では、3体の恐竜がガルバトロンの悪意の籠ったアンゴルモアエネルギーによってトランスフォーマーと化した。初戦で手負いとはいえ、ライオコンボイに致命傷を与える。そして死期を悟ったライオコンボイは、自分を救ったマンモスのビッグにマトリクスを与え、ビッグコンボイとして復活させた。

その後、ビッグコンボイらとアンゴルモアカプセルを巡り火花を散らすが、自分達がユニクロン復活に利用されていたに過ぎないことを知るや否や、記憶が甦りうちひしがれるビッグコンボイに「ビッグコンボイ…今流されるべきは涙ではない…我らの敵(ユニクロン)の血なのだ!!!」と喝を入れ、共闘。そしてユニクロンに敗れた後、ビッグコンボイにマグマブレードを託し、

このマグマブレードで……オレに名誉ある死を……武人(もののふ)としての死を……頼む……

との台詞を遺して介錯を頼んだ。それを受け入れたビッグコンボイは、マグマブレードによってユニクロンのボディを破壊した。

ビッグが言うにはカプセルの影響を受ける前から荒くれ者だったらしいが、そこまでじゃなかったとライオコンボイに教えている。


なお、ビッグコンボイは終盤までずっと過去の事を思い出せなかった(ライオコンボイの事も名前を聞いて懐かしい感じがする程度にとどまっている)のに対し、マグマトロンは恐竜だったころの記憶がしっかり残っていた。


海外版での活躍編集

海外ではビーストマシーンズの時代に、ダイノボッツというグループの一員という設定で玩具が発売された。玩具設定もネオのストーリーを意識したテキストが描かれており、新たにフューザー戦士であることとスパークが有糸分裂するという設定が追加されている。ダイノボッツは、初代やネオなどで発売された恐竜系ビースト戦士のリペイントで占められている。

ボットコンの漫画『Wreckers』にもダイノボッツの一員として登場。仲間達を助けるためひとり敵に挑んだものの、生死不明になってしまう。その行方は描かれていない。

その後、上とは別世界を描いた作品である、IDW版の漫画『Beastwars The Gathering』シリーズでも登場。ステイシス・ポッドをクラッキングし、自らのデストロン(プレダコン)軍団を作り上げてしまう。サイバトロン(マキシマル)のリーダー・レイザーバックとは何度も激戦を繰り広げ、奇妙な友情で結ばれることになる。

このシリーズでは敵の落石に巻き込まれたり、千葉トロンと戦ったり、永遠に冷たくなっていたジャガーを復活させたり、グリムロック(※G1とは異なり、巨大な羽毛の生えた白いラプトルに変形)と戦ったりと、やりたい放題の大活躍を見せた。そしてここでも明確な生死は描かれていない。

ちなみにセイバートロンモードも描かれている。

マグマトロン(2006, IDW ver.)


余談編集

上述のとおり、ビーストモードに変形する恐竜・翼竜・海竜は、それぞれギガノトサウルス、ケツァルコアトルス、エラスモサウルスである。

これは(当時考えられていた)中生代の陸海空最大の肉食動物をモチーフに選択したと、当時のボンボンの開発者インタビューで語られていた。

当時品の玩具は腕がやや上がりづらいものの、余剰パーツも出ず完成度は非常に高い。同時に変形難易度も非常に高い。

後年にはレガシーユナイテッドでリメイクされた。コマンダークラスのためより大型化し、各部のデザインや可動もより洗練されている。




関連タグ編集

トランスフォーマー ビーストウォーズネオ

デストロン 破壊大帝

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