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実写メガトロン

じっしゃばんのはかいたいてい

実写メガトロンとは、トランスフォーマーの実写映画シリーズにおけるメガトロンの通称である。メインイラストは2作目『リベンジ』のもの。
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「俺様は、メガトロンだ!」


概要編集

実写映画シリーズメガトロン。唸り声や牙など、まるで肉食獣やティラノサウルスのような印象を与える。

名前はメガトロンだが、寛容さとは無縁の性格であり、どちらかと言えばガルバトロン寄りの肉体派

ちなみに玩具紹介では毎度お馴染み破壊大帝と紹介されることが多い。


海外で発売されたコミックによると、元はサイバトロン星の防衛司令官であった他、オプティマスとはセンチネルの元で共に学び、義兄弟の契りを交わした仲だった模様。

ある時にザ・フォールンの師事のもとディセプティコンの首領となった。

なお、自身の名は師匠の本名「メガトロナス・プライム」に肖ったものである。


片腕および両腕を合体変型させるフュージョンカノンやチェーンメイスといった武装、オールスパークを抱えたサムを「ペットにして生かしてやる」と懐柔しようとしたり、スタースクリームを叱り飛ばして折檻したり、リンカーン像の椅子に座ったりとG1メガトロンを意識したような描写も多い。

これらの特徴や傾向に関してノベライズ版ではより顕著になっており、サムに対して「言葉の鎧は立派だ、勇気は称賛に値する」と褒め称えるような発言をしたり、2作目『リベンジ』では師と仰ぐフォールンを内心信用していないような素振りを見せたり、3作目『ダークサイド・ムーン』の本編ではフュージョンカノンで雑に壊していたリンカーン像の破壊描写も、まず首をもいで嫌味を投げかけるなどより趣向を凝らした描写となっている。


『リベンジ』で死の淵から蘇った際に大幅に弱体化した為か『ダークサイド・ムーン』ではオプティマスとの直接対決を避けて策を弄するようになるなど、続編を重ねるにつれて頭を使う一面も初代メガトロンに近づいていった。2作目以降も充分強いはずなのだが、不完全な修復が響いているのかオプティマスとはタイマン勝負をすると負ける。 頭部にダメージを負ってからは、以前よりは威勢もどこか弱くなり、戦闘にも直接参加することも減った。


また、登場する度にラストで身体を損傷しその都度修復しているため1作ごとに異なった外観で登場しており、代表的な武装の「フュージョンカノン」も装備方法が異なっている。


声優編集

原語版編集

ヒューゴは映画『マトリックス』シリーズのエージェント・スミス役で有名。しかし3作目終了後に本作の吹き替え業について批判的なコメントを寄せて、それが原因なのか以降は降板という形に。

フランクは言わずと知れた初代メガトロンの担当声優。当初は映画版のキャラとは合わないとされたが、ヒューゴの離脱に伴ってかガルバトロン役として起用され、5作目のメガトロンでも続投した。とは言っても映画以外の「ビギニング」やゲーム版などでは既に担当経験があった。

日本語編集

日本語版では声優はほぼ不変だが、ガルバトロン役のみ大友龍三郎が演じた。

吹き替え担当には加藤精三の名も挙がっていたとされていた事や、本人が「メガトロンの声を出す自信がない」として断ったという噂が残っているが、真実はわかっていない。


1作目編集

Transformers Studyメガトロン

1作目ではエイリアンジェットに変形。

フュージョンカノンは両腕を変形合体させて砲身を形成するが、片腕だけでも使用可能。チェーンメイスは、サムを攻撃した際に殴った建物を爆発させていたが、単なる演出なのかは不明。


惑星サイバトロンに生命をもたらしたエネルギーの結晶「オールスパーク」が宿ったエネルゴンキューブを求めて太古の地球に飛来するもうっかり北極に墜落してしまい、氷漬けにされていたという、大層御茶目な御仁。

サム・ウィトウィッキーの祖先であるアーチボルド・ウィトウィッキーに発見された際に一瞬のみ再起動し、彼の眼鏡にキューブの座標値を焼き付けた。

その後秘密機関セクター7によって回収され、『NBE-1(Non Biological Extra-Terrestrial-1)』と名付けられてフーバーダムの地下で冷凍保存され、研究材料となって近代以降の機械技術の源泉と化していたが、フーバーダムに侵入したフレンジーに解凍され復活。キューブを持ち逃走したオートボットに猛追をかける。


1作目のメガトロンは暗黒物質を動力源としているという設定があり、ジャズを素手で真っ二つに引き裂きオプティマスプライムすらタイマンでは防戦一方に追い込むなど異常なほどの強さを見せつけた。

しかし、オプティマスを戦闘不能に追いやり後はサムからキューブを奪うだけという王手をかけた状況でサムが選んだ選択は、オプティマス自身から提示された彼を犠牲にキューブを葬り去ることでも、メガトロンに屈してキューブを明け渡すことでもなくその折衷案、メガトロンの懐に飛び込みトランスフォーマーの核であるスパークにキューブを融合させることで双方を破壊することだった。

メガトロンのスパークはキューブから流し込まれた膨大なエネルギーに耐え切れず崩壊し死亡。遺体はローレンシア海溝に投棄された。


リベンジ編集

メガトロンメガマン

2作目『リベンジ』ではエイリアンタンクに変形。

フュージョンカノンは右腕が直接変形する形となっている。


ラヴィッジが米軍N.E.S.T.の基地にマイクロコンを送り込み盗み出したオールスパークの欠片と、その場で殺害され用意されたコンストラクティコンの一人スクラップメタルのパーツを用いて、スカルペルの修理を受けて復活を遂げる。

ドナーとなったスクラップメタルのビークルモードがショベルカーだったことで脚部に履帯が付きマッシブな体型となったが、左腕の修復は不完全となっている。

武装は右腕のフュージョンカノンとそこに付随している銃剣「デスロックピンサー」。フュージョンカノンは、以前よりも連射力が目立ち、バルカン砲のように連射していた場面もある。ピンサーと併用したゼロ距離使用ができるが、両腕を用いた変型を行わず、威力のほどは不明。

ユニバーサルスタジオのアトラクションやゲーム版では、フュージョンカノンから実弾も発射している。


復活後はサイバトロン星に帰還し師のザ・フォールンに事の顛末を説明。

自身を倒し得る「プライム」の末裔が現在オプティマスただ一人ということを知ったフォールンは、遥か古代に兄弟達に邪魔され叶わなかったスターハーベスター」を用いた太陽の破壊による大量のエネルゴンの確保という野望のリベンジを果たすためにメガトロンと共に再び地球に降り立つ。


前作のキーアイテムだったオールスパークにはスターハーベスターの起動キー「リーダーのマトリクス」の所在も記されており、今作では器を失いサムに知識という形で宿ったため、彼の身柄を狙う。

サムを巡った逃避行の中でスタースクリームグラインダーとの3人がかりとはいえオプティマスの殺害に成功。ただこちらもグラインダーを喪いスタースクリームが右腕を切り落とされる手傷を負ったうえ、オートボットの増援が来たため本懐を成し遂げることなく退却する。


エジプトで展開されたマトリクス争奪戦ではサムに先を越されてしまうが、乱闘の中で一度はサムをも殺害した。しかし直後に周囲の尽力とプライム達の遺志、サム自身の意志の強さによりサムは蘇生。それに呼応し力を取り戻したマトリクスによりオプティマスの復活を許してしまう。

ザ・フォールンが復活間もないオプティマスからマトリクスを奪取しスターハーベスターを起動させた後は、他のディセプティコンと共にそれを護衛していたが、ジェットファイアの献身により更なる力を得たオプティマスに右腕をへし折られ、自身のフュージョンカノンで右側頭部を吹き飛ばされる重傷を負う。更に続けざまにスターハーベスターを破壊されザ・フォールンも打ち倒されたことでスタースクリームの進言を受け泣く泣く撤退した。


ダークサイド・ムーン編集

the Revival of MEGATRON咆哮

3作目『ダークサイド・ムーン』では地球のタンクローリー(違法改造を施したような外観のエイリアン・トラック)に変形する。

これは、ロシアにある旧ソ連の軍事施設にて冷凍保存されていたショックウェーブドリラーの救出作戦の際、施設に遺棄されていたマックトラックス・グラナイトをスキャンしてベースとしている(前日談を描いたゲーム版『Dark of the Moon』にて判明)。

フュージョンカノンはショットガン風の外観となっており、弾の色も以前とは異なっている。


別のTFから持ってきたのか左右の腕は形状が違うながらまともな大きさに修復されている一方で、長い逃亡生活の影響で体が錆びつき変形にも時間がかかり、前作で負った右側頭部の傷も治りきっていないうえにスカルペルと同型の無知性TFが蛆の如く湧いているという、見事なまでの落ちぶれっぷりを披露した。その傷を隠すためか防水シートをマント替わりに羽織っている。


当初はナミビアでディセプティコンの幼生に餌をやる隠遁生活を送っていたが、サイバトロン星における戦争の中で密約を交わしていたセンチネルプライム地球で復活したことでシカゴで彼と合流、共に地球人を奴隷としてスペースブリッジで呼び寄せたサイバトロン星を復興させる計画を実行に移そうとする。

しかしセンチネルからは利用するだけ利用された挙句に見放されただけに終わり、路地裏で不貞腐れていたところをカーリーに煽られる。己のプライドを刺激された結果センチネルに反旗を翻すことを決意し、センチネル相手に防戦一方に追い込まれていたオプティマスに加勢した。


その後の展開は映画版と小説版で異なっており、映画版では背後からの奇襲でフュージョンカノンの連射を浴びせ一気にセンチネルを戦闘不能まで追いやり、オプティマスに休戦協定を申し出るが、上から目線だった上に「軍団建て直したい、あわよくばリーダーに返り咲きたい(=いずれまた野望を達する)」という魂胆が見え見えだったため、オプティマスにキャリバーアックスを脳天に叩き込まれて首をぶっこ抜かれた。このため、実写映画版では「共闘」というよりただの横槍である。その後オプティマスはメガトロンの遺体から拾い上げたフュージョンカノンを這う這うの体のセンチネルの頭に叩き込み、彼にトドメを刺している。

小説版では、内心では厭戦ムードになったらしく映画版とは違い謙虚な態度で「戦いに辟易した」と言ってオプティマスと講和し、残ったディセプティコンと共にセイバートロン星を再建する事を約束して地球を去って行った。


3作目での末路については、「デ軍の扱いが悪すぎる」「オートボット、というか米軍強すぎだろ」「『君が選ぶ、君のヒーロー』というコンセプトから外れているのでは?」と、一部のデ軍贔屓のファンから顰蹙を買っている。

とはいえ「君が選ぶ、君のヒーロー」というコンセプトは初代から『2010』にかけての傾向が強く、それ以降のシリーズでは特に重視されているわけではない。また、『G.I.ジョー』におけるコブラと同じく、当時のアメリカの放送コードの影響でやられメカ扱いでは無かっただけであり、当時からディセプティコンは一貫してヴィラン悪役)扱いではあった。


ユニバーサルスタジオのアトラクションではこのデザインで登場するが、右腕は2作目の様にフュージョンカノンに変形させていたり、1作目の様に一対一でオプティマスを圧倒していたりと1〜3作目の要素を合わせたものになっている。


ロストエイジ編集

4作目『ロストエイジ』については、その頭部が反トランスフォーマー組織KSIによって回収されており、人造トランスフォーマーの開発に利用されていたが、実のところ活動不能ながら密かに生き永らえKSIを逆用しており、インセクティコンを介し人造トランスフォーマーのボディに自らの染色体を植え付け「ガルバトロン」として復活を遂げていた。

本作における以降の去就は当該項目を参照。


ちなみに頭の造形物はCGではなく模型であり、本作が公開された2014年にパシフィコ横浜で開催された「トランスフォーマー博」でも展示された。


最後の騎士王編集

ラストナイト メガトロンTF5 MEGATRON

5作目『最後の騎士王』では容姿が変わり、中世の騎士を彷彿とさせる姿になっている。

だが、右腕に外付けされたフュージョンカノンや同シリーズのスタースクリームのように突起が削られた頭部、過去作に比べて鼻筋の通った顔立ちなど、全体的なスタイルはG1にかなり近づいた

ビークルモードは1作目同様エイリアン・ジェットだが、そのシルエットのほかエンジンやキャノピーらしき部位が確認できる点など、3作目よりは控えめながら地球の意匠が強く出たものとなっている。


また、戦闘時にはオプティマスやバンブルビー同様にバトルマスクを展開するようになり、マスクはマンモスの牙のように生えた一対の角が顔に張り付く形で展開する仕組みとなっている。

フュージョンカノンは先述の通り右腕に外付けになった他、火炎放射器になるという新たな機能を披露しており、接近戦では手持ちの両刃剣「ブルートソード」を武器としている。


前作『ロストエイジ』で「ガルバトロン」として復活した彼が何故再び「メガトロン」と名乗り、人造トランスフォーマー特有の分解・再構築から変形シークエンスが戻ったのか、またどうやってボディを再フォーマットしたのかは劇中では語られなかったが、右頬がネメシスプライムのように赤く染まっていることや協力関係などから、創造主クインテッサの助力があったのではとファンの間で推測されている。

(ただ、ガルバトロンからメガトロンに名前が戻るのはこれが初めてではなく、ユニクロン三部作ではシリーズが切り替わる旅に名前が戻っている。)


地球の破壊とサイバトロン星の復活のためにクインテッサと結託し、かつてアイアコンの騎士達が地球に隠した「クインテッサの杖」と、その在り処を示す「タリスマン」を探していた。

バリケードの報告でタリスマンがケイド・イェーガーの手に渡ったことを知り、CIA局員2名を人質に対トランスフォーマー部隊TRFを脅迫。ケイドとオートボットの掃討に協力することを条件に、モホークドレッドボットニトロゼウスオンスロートを釈放させ配下につけた。

サウスダコタの戦いでバリケードとニトロゼウス以外の部下を失う羽目になるも、中盤クインテッサの洗脳から解放されたオプティマスから杖を奪うことに成功する。


その後は杖とクインテッサを守りながらオートボット・TRF連合軍と死闘を繰り広げたが、最後はオプティマスに右腕を斬り落とされ、そのままチャンバーの外に蹴り飛ばされてしまった。


ちなみに、実写メガトロンをフランク・ウェルカーが映画で演じたのは今作が現状初にして最後である(シリーズが打ち切りとなったため)。


吹き替えを担当した中村浩太朗だが、前三作と比べて威厳がある雰囲気になり、声質も若干高くなって往年の大塚周夫を彷彿させる演技へと変わっている。


BUMBLEBEE編集

6作目『BUMBLEBEE』ではオプティマスプライムやサウンドウェーブといった多くのトランスフォーマーがG1風にアレンジされて登場。

勿論メガトロンもアレンジされて登場するかと思いきや……


なんと今作にはメガトロンが一切登場しない。


スタースクリーム、サウンドウェーブ、ショックウェーブといったディセプティコンの三参謀も登場しているのにメガトロンは名前すらも登場しない。


その理由は監督へのインタビューによって 1作目の1897年時点でメガトロンは北極圏に落ちて氷漬けになっていたからと明かされている。

今作の舞台は1987年のため理由としては間違っておらず、今作のコンセプトアートの中には1作目の様にセクター7と思われる組織に回収された氷漬けのメガトロンらしきの画像も確認されているが、結局没となり劇中には登場しなかった。

そもそも今作でバンブルビーが地球に向かったのはオプティマスが潜伏先として提案したからであり、現状メガトロンが地球にいる理由も無い為、今後は別の形で登場するかもしれない。


2019年には戦車に変形するメガトロンの玩具が発売。1〜5作目の姿とは違ってG1風の姿なため、これが今作に登場する筈であったであろうメガトロンの姿だと考えられていた。


その後数年が経った2023年前半、『ビースト覚醒』の公開が近づき様々なビースト覚醒関連の商品が発表される中、何とメガトロンの玩具のパッケージの画像が発見された。

因みに玩具自体は他シリーズの流用であり、日本では未販売となっている。


そして2023年後半、遂に「スタジオシリーズ」に『BUMBLEBEE』のメガトロンの発売が発表された。

元々スタジオシリーズの発売リストには「リーダークラス・MV6 メガトロン」との記載はあったもののファンには余り本気にされていなかったためにこの発表はかなり話題となった。

開発者のインスタによると、ファイルを見ていたら(前述の理由を含めた2つの意味で)氷漬けとなっていたメガトロンの没デザインを発見、解凍して玩具化する事になったという。

ビークルモードは戦車とエイリアンジェットのトリプルチェンジャー。これは変形先に1作目のエイリアンジェットと2作目の戦車かで迷った他、幻となった『アニメイテッド』シーズン4に登場予定だった「マローダーメガトロン」の要素を取り入れてトリプルチェンジャーとなった模様。


海外では2024年2月、日本では2024年5月に発売。

変形の難易度は高いが、見た目の格好良さや「マスターピース」並の広い可動域を持つ事から多くのファンから高い評価を獲得。中には広い可動域を活かしてビーストモードにオリジナル変形させるファンも現れている。


確認のためにもう一度言わせていただくが、メガトロンは映画に一切登場してしない。


威震天

今後の作品で彼が登場する日は来るのだろうか……


ビースト覚醒編集

前述の通りパッケージにメガトロンの画像が描かれた玩具が登場(日本未販売)。

今作はディセプティコンのデの字すら登場しないため、当然メガトロンも名前を含めて一切登場しない。(一応トランジットというディセプティコンが登場予定でモーションの作成や音声収録も終わっていたが、レンダリングが施される前にお蔵入りとなってしまった)


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(削除シーン)

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