概要
実写映画版『トランスフォーマー』シリーズの第7作目で、新3部作の1作目にあたる作品。タイトルからも分かるように、今作から『ビーストウォーズ』シリーズに登場したビースト戦士を基にしたトランスフォーマー達が合流する。
更に『最後の騎士王』で存在が示唆されるも完全な登場が叶わなかった、あのユニクロンが本格的に登場する。
時系列は前作『バンブルビー』から7年の年月が経った1994年の世界で、ニューヨーク市ブルックリンやマチュピチュなどを舞台にしている。
また、チラシには第1作目の『トランスフォーマー』に繋がっていくとの記載がある。
前作『バンブルビー』がリブート作品と表明されているため、今後の作品で既に生じている矛盾がどの様になっていくのかも気になる所である。
監督はスティーヴン・ケイプルス・Jr.で、本作が長編映画3作目の若手。
当初は2022年6月24日の米国公開を予定されていたが、1年延期して2023年6月9日となった。
音響監督に日本語版ビーストウォーズの担当者にして声優無法地帯メーカーである岩浪美和氏が就任、無印ビーストウォーズの声優が多数吹き替えを務めているが、流石に映画でハリウッドな今作でふざけるといろいろ大変なことになるため、終始真面目にやってます。
あらすじ
オートボットはかつての戦いにより地球に避難することになるが、サイバトロン星に帰還する方法がなく7年もの間足止めを食らう。
しかしある時、脱出する手段であるトランスワープ・キーの反応をキャッチする。
オートボットの司令官オプティマスプライムは仲間たちを集結させるが、その一人であるミラージュは偶然車の中にいた青年ノアを連れてきてしまう。ミラージュはノアにキーを回収してもらおうとするが、故郷の危機を救うことに焦るオプティマスは人間を信用できずにいた。
そこにトランスワープ・キーを狙うユニクロンの配下テラーコンが地球に襲来、更にキーを守るビースト戦士達マクシマルも現れた。
そして今、トランスワープ・キーを巡り地球、そして宇宙を賭けた史上最大の決戦が始まる。
登場キャラクター
人間
演:ドミニク・フィッシュバック/吹:仲里依紗
- ブレアナ・ディアス
演:ルナ・ローレン・ヴェレス/吹:斉藤貴美子
- クリス・ディアス
演:ディーン・スコット・バスケス/吹:戸松遥
- リーク
演:トベ・ンウィーグウェ/吹:小松史法
- エージェント・バーク
サイバトロン星から地球に来た正義のトランスフォーマー達。ロボットから乗り物に変形する能力を持っており、現在は地球に来たディセプティコンを倒しつつサイバトロン星へと帰る方法を探している。
CV:ピード・デイヴィッドソン/吹:藤森慎吾
オートボットの戦士でムードメーカー。今作のトランスフォーマーサイドの事実上の主役。シルバーの964型ポルシェ911に変形する。
オートボットの司令官。赤いボディの1987年式フレイトライナーFLAトラックに変形する。
オプティマスプライムの信頼できる右腕。黄色と黒の1977年型シボレー・カマロに変形する。
オートボットの狙撃兵。ダークピンクと白のドゥカティ916に変形する。
CV:クリスト・フェルナンデス/吹:武内駿輔
オートボットのメカニック。クリーム色と茶色の1970年型フォルクスワーゲン・タイプ2に変形する。
巨体を誇る老齢のオートボット。C-119フライング・ボックスカーに変形する。
マクシマル
時空を超えた別の惑星から地球に来た動物型のトランスフォーマー達。ビーストから人型ロボットに変形する能力を持っている(過去のアニメ作品等とは違い、今作のマクシマル達はビーストモードが本来の姿である)。
マクシマルのリーダー。身長が約4メートルもあるシルバーバックのメカゴリラの姿をしている。
マクシマルの偵察隊。驚異的な翼幅を持つ巨大なメカハヤブサの姿をしている。
マクシマルの戦士。小型トラックほどの大きさのメカチーターの姿をしている。
CV:デヴィッド・ソボロフ
マクシマルの戦士。3.6トンもの巨大なメタリックのサイの姿をしている。
CV:デヴィッド・ソボロフ/吹:大塚明夫
マクシマルの先代のリーダー。オプティマスプライマルよりも大きな白いメカゴリラの姿をしている。
ユニクロンの眷属で、トランスワープ・キーを探すべくユニクロンにより地球に派遣された。オートボットと同じくロボットから車に変形する能力を持っている。
CV:ピーター・ディンクレイジ/吹:飛田展男
テラーコンのリーダー。ピータービルト356トレーラーに変形する。
テラーコンの女性忍者。漆黒の日産スカイラインGTR R33に変形する。
CV:デヴィッド・ソボロフ/吹:三宅健太
テラーコンのエリート偵察者であり用心棒。ブラッドオレンジとブラックのツートンカラーに塗装されたレッカー車仕様のGMC・トップキックに変形する。
- スウィープス
- フリーザー
- ノヴァケイン
スカージが猟犬の如く使役する小型の金属生命体。
巨大なメカサソリ。
CV:コールマン・ドミンゴ/吹:山路和弘
神話として語り継がれる星を喰らう惑星サイズのトランスフォーマー。
オートボットと敵対する軍団。
CV:ジョン・ディマジオ
本編未登場。詳しくは個別記事参照
関連動画
特報
予告編
余談だが、この特報1は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』とこちらも大人気シリーズの最新作のものとほぼ同時(サッカーW杯で日本がスペインに勝った数時間後)に発表されたが、全世界での累計再生回数は本作がこの2つを大きく超え、パラマウント映画の記録を更新中とのこと。(参考)
日本語吹替版主題歌PV
日本語吹替版『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ』の主題歌『War!War!Stop It!』を思わせるようなラップや歌詞にも注目。
関連タグ
バンブルビー(映画) →ビースト覚醒 →???
???:エピローグにて登場。ちなみに、トランスフォーマーと米国でオモチャを販売している会社が同じ。
リトル・マーメイド(実写版):本作の米国での公開日と日本での公開日が同じディズニー映画。
M3GAN/ミーガン:本作の米国での公開日と日本での公開日が同じ映画。
いやいや、日本のビーストと言えば…
メイキング映像じゃん
同窓会じゃん
本編で出来ない分、PVでは声優が弾けまくっている。
まずは2023/07/21に公開された新作PV。これをチータス役の高木渉と今回出演していないビーストウォーズレジェンド声優の千葉繁(ビーストメガトロン)、山口勝平(ラットル)、加藤賢崇(ワスピーター)の4人が再集結、あのアドリブ全開の声優無法地帯を披露している。
岩浪監督曰く「あの時のノリを期待してる人ごめんね。これでも見てや」
そして最たるものが、Tiktokのパラマウントアカウントで行われた予告用のpv。
ビーストウォーズ声優やチャラ男藤森、ビースト世代だった武内はともかく、ケンティーとプライムまでもが岩浪地帯に足を踏み入れた。