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マイ・エレメント

まいえれめんと

『マイ・エレメント』(原題: Elemental)とは、2023年公開のコンピュータアニメーション・ファンタジー映画。
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概要編集

アメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ファンタジー映画。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズとピクサー・アニメーション・スタジオが制作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給。同スタジオが製作する27作目の長編映画である。 火・水・土・風のエレメント(元素)が共に暮らす都市エレメント・シティを舞台に、のエレメントであるエンバーとのエレメントであるウェイドが、互いに触れることができないが、共通点を見いだすことで生まれるを描いた作品。1970年代のニューヨークで移民の息子として育ったソーンの少年時代からインスピレーションを得ており、この街の独特な文化や民族の多様性を浮き彫りにしている。


2023年6月16日アメリカ合衆国で公開。日本では、同年8月4日公開。


主要登場人物編集


ストーリー編集

舞台は水・土・風のエレメント達が暮らすエレメント・シティ。エレメント・シティでは、違うエレメントとは関わってはいけないというルールがある。海を越え、エレメント・シティにやってきた火のエレメント、バーニー・ルーメンと妻のシンダーは、他のエレメントからの排斥に直面しながらも、寂れた古い建物を偶然発見した。2人は娘のエンバーをもうけ、やがて自分たちの雑貨店「ファイアプレイス」を開店する。故郷から持ち込んだ自分たちの伝統を象徴する聖なるブルーファイアを掲げ、やがて移民してきた多くの火のエレメントの常連客を集めるようになり、「ファイアプレイス」はファイアタウンの中心となる。バーニーは引退したら店をエンバーに譲ろうと考えていたが、エンバーにはすぐに癇癪を起してしまうという問題があった。

店の大セールの日、バーニーはエンバーに1人で店を切り盛りさせるが、エンバーは客に圧倒され、地下室に駆け込む。そこでエンバーがぶちまけた激しい怒りは、水道管に亀裂を入れ、地下室を水浸しにした。その時、水のエレメントであり市の検査官でもあるウェイド・リップルが現れた。ウェイドは、店の設備が市の基準を満たしていないことを指摘し、風のエレメントの雇い主であるゲイル・キュミュラスに違反報告書を送り、店を閉鎖させるためにしぶしぶ市役所へ向かう。エンバーは市役所までウェイドを追うが、遅く、報告書は提出された後だった。

エンバーの訴えに同情したウェイドは、店の閉鎖を再考するようゲイルを説得するため、翌朝、彼女をサイクロン・スタジアムに連れて行く。ウェイドはエンバーに、店にたどり着く前に街の運河の水漏れを調査していたことを話し、自分たちなら店から水漏れの原因を突き止められるとゲイルに申し出る。ゲイルは2人に「水漏れ箇所を突き止め、週末までに封鎖できれば、違反は取り消す」と厳しい期限を与える。運河を捜索している間、ウェイドは、エンバーの気性の激しさは、彼女がまだ受け入れる準備ができていない何かを自分に言い聞かせようとしているからだと推測するが、エンバーはそれを否定する。その後、彼らはダムに穴が開いているのを発見し、船から流出した波が街の配管に浸水するのを防ぐため、土嚢で穴を塞ぐ。

翌日、ウェイドとエンバーはダウンタウンで一緒に過ごし、お互いのことをもっと知る。喜びも束の間、ウェイドは土嚢が持ちこたえられなかったことをエンバーに報告し、エンバーは砂からガラスを作る能力を活かして、ダムの穴をガラスで塞ぐ。一方、シンダーはエンバーが誰かと付き合っているのではないかと疑い、彼女の後をつける。エンバーはウェイドの家族が住む高級アパートを訪ね、そこで割れたガラスのピッチャーを自身の力で直し、ウェイドの母ブルックに感銘を与え、ガラス製造のインターンシップに推薦される。エンバーはウェイドと泣きゲームをし、ウェイドが彼女に好意を持っていることを認めると、ウェイドを泣かせることに成功する。その後、ゲイルからの電話で違反が取り消された。しかしエンバーは、自分が店を継ぎたくないことに気づく。一方、バーニーは引退を表明し、店をエンバーに譲ることになるが、エンバーはバーニーが故郷を去るとき、父に頭を下げたが、父は頭を下げ返さなかったことを聞かされる。

翌日の夜、ウェイドはエンバーをガーデン・セントラル駅に連れて行き、彼女が子供の頃に見ることが出来なかったビビステリアの花を見に行く。駅が水浸しになったため、ゲイルは安全のためにエンバーを自身が作った気泡に入れ、それをウェイドが運んだ。その帰り、ウェイドとエンバーは、お互いを傷つけることなく触れ合うことができることに気づき、ロマンチックにダンスするも、エンバーは店を継がなければならない使命感と水のエレメントに対する家族の偏見を思い出し、ウェイドを動揺させ、その場を離れる。

しかし、パーティーの最中、エンバーが店を引き継ごうとしているところにウェイドが現れ、彼女への愛を告白すると同時に、彼女がパイプの破損を引き起こしたことを偶然にも明かす。エンバーはウェイドを拒絶するが、シンダーは本当の愛を感じ取る。失望したバーニーは引退を思いとどまり、エンバーに店を譲ることを拒否する。その直後、ダムのガラスが壊れ、街が洪水に見舞われる。ブルーファイアを救った後、エンバーは助けにきたウェイドと共に店の一室に閉じ込められ、ウェイドは密閉された熱で蒸発してしまう。洪水が引いたとき、悲しみに暮れるエンバーはバーニーに店を継ぎたくないと告白し、ウェイドへの愛を伝える。同時にウェイドが石造りの天井に染み込んでいることに気づいたエンバーは、泣きゲームをしてウェイドを元の姿に戻した。エンバーはウェイドと抱き合ってキスを交わし合う。

数ヵ月後、晴れて仲を認められ正式にカップルになった二人は、エンバーのガラス工芸制作の勉強と共に世界を旅する目標を叶えるべく、エレメント・シティを離れる。船に乗り込む前、エンバーはバーニーにお辞儀をし、バーニーもお辞儀を返すのだった。


売上編集

公開当初はピクサー史上最悪と言われるほど興行収入が低かった為に「爆死作」と見られていたが、SNSでの口コミや評価サイトでの高評価により映画の良さが伝わった事で奇跡的な盛り返しを見せた。

ちなみに、監督を務めたピーター・ソーン韓国系アメリカ人であることや、韓国の観客に響く要素を取り入れたこともあるのか、意外にも韓国での興行成績は好調であった。日本でも、公開から46日目の時点で興行収入が25億を超えたこともあり、ヒット作になった。


キャスティング編集

2022年9月9日、D23 Expo開催中に、リア・ルイス(英語版)とママドゥ・アティエが、それぞれエンバーとウェイドの主役の声優に起用されたことが明らかにされた。


関連イラスト編集

マイエレ

elemental

摸(2024.1-3)

🌊マイ・エレメント🔥

マイエレ④


関連タグ編集

ディズニー ピクサー  

  四元素


ビースト覚醒:同日公開(日本)の実写TF


超能力大決戦:同日公開(日本)のクレしん映画

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