概要
製作はディズニー&ピクサーで、フル3DCGで描かれた。ピクサーの長編アニメーション作品としては第5作目になる。
日本では2003年12月6日公開。2003年のアカデミー賞では長編アニメ賞を受賞した。
主人公ニモの名は、ジュール・ベルヌの小説『海底二万里』に登場する主人公・ネモ船長から採られている。
2012年に3D映画『ファインディング・ニモ 3D』が公開。同時上映は短編アニメーション『レックスはお風呂の王様』。
2016年には米国にて、本作の続編となる『ファインディング・ドリー』が公開された。
あらすじ
舞台はオーストラリアの海。
カクレクマノミのマーリンは、妻のコーラルといっしょに卵の世話をしながら、2日後の子供たちの誕生を楽しみにしていた。ところが突然オニカマスに襲われ、幸せな日常に終止符が打たれる。
気を失っていて助かったマーリンが意識を取り戻すと、妻と卵たちは姿を消していた。
だが、たったひとつだけ卵が残されており、マーリンは妻の遺志を尊重するべくその子にニモと名付けた。
その後すくすくと元気な男の子に成長したニモだったが、あれこれと心配し過ぎる過保護な父にはうんざり気味。
そして初登校の日にも付いてきた事で遂に鬱憤が爆発させたニモは、度胸をみせようと人間のボートに近づいた結果、シドニーから来たダイバーに観賞魚として捕らわれてしまう。
大慌てで追いかけたマーリンは、健忘症のナンヨウハギ・ドリーと偶然遭遇し、ボートの行き先を見たと語る彼女と一緒に、息子を助けるため大海原の旅を始めるのだった。
登場キャラクター
主要キャラ
彼らの住んでいる場所はオーストラリアのグレートバリアリーフである。
- マーリン
- ニモ
好奇心旺盛でマーリンの過保護さにうんざりしていたが本当は彼のことが大好き。
- ドリー
非常に物忘れが激しいが陽気で前向きな性格。何故か人間の文字も読める。
タンク・ギャング
ニモがさらわれた先のシドニーにある歯科医院で飼われている。ギルを除くと全員ペットショップの出身。
- ギル
水槽からの脱走計画を練っているリーダー格。前の脱出の時失敗し、ヒレがボロボロになっている。
- ピーチ
- ガーグル
- デブ
- バブルス
- ブロート
ガーグルとよく組んでいる。
- ジャック
フランス語訛りで喋る。
その他海洋生物
- ブルース
サメトリオのリーダーのホオジロザメのオス。サメのイメージアップのため菜食主義をモットーにしている。血の匂いを嗅ぐと魚を食べたいのを我慢できなくなる欠点をもっていたが、本編ラストでは克服していた。
- チャム
- アンカー
ドリーは魚を食べたことがないと発言したことで、本編ラストにてメンバーに加わった。
アオウミガメのオス。大勢の仲間やニモと同年代くらいの息子と一緒にオーストラリアの海を泳いでいる。150歳だがまだまだ元気盛りらしい。
- スクワート
- ナイジェル(Nigel)
人間
- フィリップ・シャーマン
ニモを(本人はそんなつもりじゃ無かったが)さらった間抜けな歯医者。彼がゴーグルを落としたことがニモを探すための手掛かりとなった。
- ダーラ
幼さもあって魚の扱いがかなり乱暴で、かつてタンク・ギャングの仲間だった魚を死なせている。
ニモはダーラの誕生日プレゼントにする予定でさらわれた。
豆知識
- 実際には、マーリンやニモのモデルとなった魚は、生息地などから考慮すると、カクレクマノミではなく、オレンジ・クラウンフィッシュ(ペルクラクラウン)であるらしい。
(参考:海響館のホームページ 「オレンジクラウンフィッシュ」・オレンジクラウンフィッシュ | WEB魚図鑑 - ズカンドットコム)
関連リンク
- ディズニー公式ページ※現在はなくなっている。
- ニモの公式LINEスタンプ
関連イラスト