もしかして→ダーツ
概要
全世界の熱帯・温帯域に生息し、日本では浅い海に生息するものが多い。体長はおよそ1mにも達する。
ダツ目にはサンマ、サヨリ、トビウオ、メダカなどが属しており、ダツもサンマやサヨリのように細長い体をしているが両顎が前方に長く鋭く尖って伸びているのが特徴。英名でニードルフィッシュ(針魚)とかガーフィッシュ(槍魚)とか呼ばれる所以である。
危険性
概要にも記述したように、ダツの顎は鋭く尖っているため非常に危険。
事実、ダツが体に突き刺さって死傷する事も多い。さらに、ダツは突き刺さると回転して傷口をさらに広げてくるのである。
また、ダツは光に敏感に反応する。これは、獲物の鱗に反射していると勘違いして襲ってくるという説や、いきなり光が当たることでパニックになるなどの説がある。
そのため夜、海でライトを照らしているとダツが突っ込んで来る事がある。
ちなみにトビウオもダツ目である。海面からのジャンプ力は侮れない。
ダツが刺さった時の対処法
もし、あなたの体にダツが突き刺さってしまった場合、むやみに引き抜かずにそのままの状態で慎重に病院に行く事をオススメする(むやみに引き抜くと出血多量になる可能性有り)。
用途
白身の魚で淡白な味わい。
南洋の島々ではヤシの葉で作った凧を揚げて沖に釣り糸を垂らし、蜘蛛の巣を丸めた疑似餌でダツを釣る、という伝統漁法が広く伝わっている。ダツの顎には鋭い歯が並んでいるので噛み付くと蜘蛛の巣が絡んで離れなくなってしまうのだ。
他にも同じく口の長いガー釣りにも、長い口先を引っ掛けるという手法が用いられる。