概要
キメラアント兵隊長の兄妹。レオル(ハギャ)隊所属。兵隊蟻には雌雄は無いため、恐らくはベースの人間が兄妹だったと思われる、半魚人型のキメラアント。アニメでは兄が緑色、妹がピンク色の体表をしていた。
兄妹二人で協力する特殊な念能力を有し、「世界一強い信頼関係で結ばれている」と豪語する。
東ゴルトーの地下洞窟で部下のコバーンに命じてキルアにバッジを付けさせ、ダーツゲームで死の淵にまで追い込むも、キルアの機転によりトドメを回避され、すれ違った瞬間に首を落とされる。
その後も首を失ったまま二人仲良く洞窟に放置され、猛烈な口喧嘩を続けた。おそらくそのまま死亡したと思われる。
念能力
死亡遊戯(ダツDEダーツ)
相互協力(ジョイント)型のため複数系統の可能性も。
妹の作った「バッジ」を付けた対象を的に変え、兄が投げたダーツと連動させてダメージを与える。この際には対象にはダツ型の念魚が突き刺さるが、兄が別室で投げたダーツが的に刺さるまで、この念魚(ダツ)は地球上に存在すらしない。従って、刺さる前に避けることは不可能である。
誓約はダーツゲームの最後で「BURST (ハズレ)」を起こした場合、ダメージがすべて兄妹に降りかかるというもの。これにより、ダーツゲームのズル(至近距離で投げる、一度に大量に投げる、回数無制限にするなど)は行えないようになっている。
それ相応のリスクに加え、あらかじめ妹が創ったバッジを標的につけるという下準備が必要な分、厄介さも相当なもので、リアルのダツによる突進に相当しかねないダメージを、敵(キルア)相手に何度も与えてみせた。
ただ、誓約以外の弱点もあるらしく、ダーツによる特殊攻撃に重点を置いている分、近接戦や緊急回避に役立つ要素が特にない。良くも悪くも一芸に突出した能力である。
その弱点や、キルアでの攻撃中に念に関するヒントをこぼしたことで、キルアは反撃の機会を得たものの、一時は両者行動不能に陥ったことも含め、戦闘面の強さは本物といえる。ある人物がキルアを助ける事が無ければ本気モードのキルアを撃破出来ていた事実がある以上、レオル陸軍の連携の強さは決して侮れなかった。