概要
ピクサーの第4作目となる長編アニメーション作品。
モンスター達が暮らす世界が舞台。この世界には、エネルギーとなる地球の子供の悲鳴を手に入れるために子供達を怖がらせに行く「怖がらせ屋」と呼ばれるエキスパート集団がいる。その内の一人とその相棒のモンスターと、モンスターの世界に迷い込んでしまった小さな少女が繰り広げる物語。
2013年には続編であり前日譚である『モンスターズ・ユニバーシティ』が公開された。
2021年には1作目の後日談に当たる短編アニメーション『モンスターズ・ワーク』がDisney+で配信開始。
あらすじ
舞台は住民全てが異形のモンスターでありながら、現代のアメリカに近い文化と社会を構築している不思議な世界。
毛むくじゃらの青いモンスターであるサリーことジェームズ・P・サリバンと、その相棒である一つ目モンスターであるマイクことマイク・ワゾウスキは、大企業であるモンスターズ株式会社(モンスターズインク)で働いている。
モンスターズインクの業務内容は、無数に保持している“人間の子供の部屋へ通じるドア”から子供部屋にモンスター達を送り込み、怖がる子供たちの悲鳴を電力に等しいエネルギーに変換して社会へ供給するというもの。
この世界では「人間の子供」は(まるで核燃料扱いの)危険物と認識されており、怖がらせるのが仕事であるモンスター達は、同時に子供達を恐れてもいる。
そんな中でサリーは、この会社で誰からも尊敬される「ナンバー・ワンの怖がらせ屋」であった。
昨今、テレビやゲームなどの影響からモンスターを怖がらない子供が増え、会社の業績は急速に悪化し、エネルギー不足も深刻になっていた。
そんなある日の定時後、サリーは人間の女の子のブーがひょんなことからドアの向こうからこちらへ入って来る場に居合わせてしまう。
慌てたサリーと巻き込まれたマイクは、彼女をなんとか隠しながら人間の世界に戻そうと奮闘するのだが…。
登場人物
- サリー
日本語吹き替え:石塚英彦
本作の主人公。本名:ジェームズ・P・サリバン。
モンスターズインク社内一の怖がらせ屋で、悲鳴エネルギー獲得量はいつもトップ。
- マイク
日本語吹き替え:田中裕二
本名:マイク・ワゾウスキ。
サリーの親友であり、仕事のアシスタントでもある。
- ブー
日本語吹き替え:井上愛理
モンスターの世界へ入り込んでしまった少女。本名:メアリー・ギブス。
- ウォーターヌース社長
日本語吹き替え:大平透
本名:ヘンリー・J・ウォーターヌース三世。モンスターズインク社長。エースのサリーに期待している一方で、業績不振・後進の育成に悩んでいる。
- セリア
日本語吹き替え:高乃麗
本名:セリア・メイ。マイクの恋人。一つ目にメドゥーサのように髪が蛇になっている。マイクを「ギョロ目ちゃん」と呼んでいる。
- ランドール
日本語吹き替え:青山穣
本名:ランドール・ボッグス。外見は8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター。社内でNo.2の怖がらせ屋で、サリバンを目の敵にしている。
- ファンガス
日本語吹き替え:牛山茂
本名:ジェフ・ファンガス。ランドールのアシスタント。ランドールにこき使われている。機械に強い。
表記揺れ
モンスターズインク:作中の会社についてはこちら。