概要
声:ジョン・グッドマン(言語版)、石塚英彦(ホンジャマカ)(吹き替え版)
本作の主人公で、モンスターズ・インク社内一の怖がらせ屋のジェームズ・フィル・サリバン (James Phil. Sullivan)が本名のモンスターの青年。一人称は「俺」。
およそ240センチの身長に左右対称の角が2本と紫色の斑点が水色の体に生えている。性格は温厚かつ謙虚で社員やモンスター・シティの市民からも慕われている。
毎日の筋トレを欠かさず、その咆哮は今やウォーターヌース社長すらも驚かせるほどで、怖がらせ屋初期の頃に直々に怖がらせ屋として見込まれていた。
本編にて
モンスターズ・インク
彼はランドールに嫉妬されており、夜に密かにエネルギーを集めている場面を目撃する。
その時はマイクから恋人であるセリアとの約束を理由に書類の提出を頼まれ、誰もいない怖がらせフロアへ戻り、そこで業務外時間にもかかわらず出入り可能状態となっている白地に花柄のドアを見つける。
不思議に思ったサリーは、誰かが残業しているのではとドアの中を確認する。
すると、偶然にもその部屋の主である人間の女の子ブーが、モンスターワールドへ入り込んでしまう。狼狽したサリーはブーをカバンへ押し込め、マイクへこのことを打ち明けるが、人間の侵入によって街は大混乱へ陥ってしまう。
ひとまずブーを自宅へ匿ったサリーは、当初彼女を恐ろしがってばかりだったが、やがて彼女に危険がないのだと知る。情が移って彼女を「ブー」と名付け、今まで誰も犯したことのなかった「人間の子供を愛してはいけない」という掟を破ってしまう。
そして彼女を元の世界に戻すため、徐々にマイクをも引きずり込んでの大騒動に発展する。物語の中盤でウォーターヌースの命令で誤ってブーの目の前で吠えてしまい、ブーを怖がらせてしまう。
自分自身に罪悪感を感じ、さらに口封じのためウォーターヌースによってヒマラヤに追放されるも過去に同じくして追放されていた雪男のイエティの協力で帰還し、救出の際に和解した。
その後ウォーターヌースは悪事が露見して逮捕された。
そして、逮捕されたウォーターヌースに代わって4代目社長に就任し、ブーとの冒険の際に、「笑い」が悲鳴の10倍のエネルギーがあるということを発見し、『子供を怖がらせる企業』から『子供を笑わせる企業』へと方針転換した事で業績も回復し、モンスターワールドのエネルギー不足も解消した。
そしてマイクが扉を修復したことでブーと奇跡の再会を果たした。後日談が描かれた東京ディズニーランドにあるアトラクションによると、彼らは定期的にブーと遊んでいるらしい。
モンスターズ・ユニバーシティ
大学時代が描かれた作品。
この頃は怖がらせ屋の名家出身であるために自分の才能にあぐらをかく自信家であった。
そのため、当初は努力することが嫌いで、授業でも徐々に先生とは対立するようになり、努力家のマイクとも事あるごとに衝突していたが、大会に向けての数々のやり取りを通して徐々に信頼関係を築いていく。