概要
1952年6月20日生まれ。アメリカミズーリ州セントルイス出身。身長188センチ。
元々はフットボール選手を目指していたが、膝の負傷によりプロへの道を断念。同時期に演劇に興味を持ち、役者の道を志す。
大学卒業後はニューヨークへ渡り、1975年よりオフ・ブロードウェイで経験を積む。次第にテレビや映画にも出演するようになり、1983年に銀幕デビュー。
80年代半ばを過ぎると主要な役所を担当するようになり、1987年にはテレビシリーズにレギュラー出演してエミー賞とゴールデングローブのTV部門で計5回候補になった。同年にコーエン兄弟の作品に初出演し、後に再びタッグを組んだ「バートン・フィンク」で第49回ゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞にノミネートされる。
以来、ジャンルを問わずあらゆる作品に出演し、演技派の名脇役として知られるようになる。
人物
親しみやすい風貌と可愛げのあるスマイルがトレードマーク。
かつてはがっしりとした大柄な体格で、威圧感のある巨漢の悪党や、愛嬌溢れる恰幅の良い好人物といった役柄を中心に演じていた。
一時期は体重が180キロを超えていたというが、健康上の考慮から2007年に断酒して以来ダイエットを継続し、2023年にはおよそ90キロの減量に成功した。
学生時代によく訪れていたことから、ニューオーリンズの町並みを生涯に渡って愛している。
専ら脇役として知られているが、その存在感の強さから主役を務めることも少なくなく、「夢を生きた男/ザ・べーブ」ではベーブ・ルースを演じた。
また、特徴的な野太い声を活かして声優としても活躍しており、ディズニー映画を始めとしたアニメ映画への出演も多い。2013年にディズニー・レジェンドを受賞。
長いキャリアの中でも特にコーエン兄弟作品の常連出演者として有名で、これまでに6作品に出演している。中でもスリラーコメディ映画「ビッグ・リボウスキ」での熱演は語り草。
日本語吹き替えは主に玄田哲章、島香裕、谷口節、楠見尚己らが担当している。
出演
「愛に向かって走れ」
「チャド」
「ビッグ・イージー」
「バーグラー/危機一髪」
「赤ちゃん泥棒」
「パンチライン」
「オールウェイズ」
「ステラ」
「ラルフ一世はアメリカン」
「夢を生きた男/ザ・べーブ」-ベーブ・ルース
「バートン・フィンク」
「フリントストーン/モダン石器時代」-フレッド・フリントストーン
「あなたに逢いたい」
「未来は今」(カメオ出演)
「ビッグ・リボウスキ」
「オー・ブラザー!」
「ラマになった王様」
「モンスターズ・インク」シリーズ-ジェームズ・P・サリバン
「ボブ・ディランの頭のなか」
「狼の死刑宣告」
「アーティスト」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「アルゴ」
「人生の特等席」
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
「10クローバーフィールド・レーン」
「ミケランジェロ・プロジェクト」
「トランスフォーマー 最後の騎士王」-ハウンド