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髑髏島の巨神

どくろとうのきょしん

『キングコング: 髑髏島の巨神(原題『Kong: Skull Island』)』とは、2017年に公開された怪獣映画。
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人類よ、立ち向かうな。
この島で、人類は最弱。

概要

ジョーダン・ボート=ロバーツ監督、レジェンダリーピクチャーズ制作の怪獣映画PG-12指定。
キングコングのリブート作品であると同時に、レジェンダリー・ワーナーのシェアワールド構想であるモンスターバースシリーズの第二弾。

第一弾にあたる2014年公開の映画『GODZILLA』と同じ世界を舞台としており、同作に出てきた研究組織MONARCHが引き続き登場するほか、劇中においても『GODZILLA』の作中で触れられた事柄が本作では別の視点から語られたりと、両作の繋がりを垣間見えるシーンも多く存在する。

続編としてゴジラとキングコングが対決する『GODZILLA VS KONG』が第四弾作品として公開予定。

KINGvsKING


さらにエンドクレジット後には今後のそうした続編への伏線となるシーンもあるので、ファンは必見である。

また、多数の過去の作品に対するオマージュがあるらしく、レイダース』、『エイリアン』シリーズ、『AKIRA』、『エヴァンゲリオン』、『もののけ姫』などのジブリ作品、『グエムル:漢江の怪物などの影響を監督が挙げている(参照)。
また、『地獄の黙示録』や近年の韓国映画 (『オールドボーイ』や『グッド・バッド・ウィアード』)等へのオマージュも見てとれる。

あらすじ

未知生命体の存在を確認しようと、学者カメラマン軍人からなる調査隊が太平洋孤島"スカル・アイランド(髑髏島)"にやってくる。

そこに突如現れた島の巨大なる"守護神"キングコング。島を破壊したことで、"彼"を怒らせてしまった人間たちは究極のサバイバル(ドクロ島デスマッチ)を強いられる。
しかし脅威はこれだけではなかった。狂暴にしてデカすぎる怪獣たちが、そこに潜んでいた!

この島では、人類は虫けらに過ぎない……そう悟った時は遅かった。なすすべもなく逃げ惑う人間たち。彼らがやがて知ることになる、島の驚くべき秘密とは!?果たして調査隊は、島から脱出することができるのか!?


※この先、映画のネタバレを含む記述があります。未見の方はご注意ください。


登場怪獣

斜文字のは本編には未登場、ないし他媒体でのみ登場

キングコング

通過する...


本作における怪獣サイドの主人公とも呼べる存在。
身長31.7m弱・体重158トンと、過去にリメイクされた作品の中では2番目に大きい(日本製以外では最大)。
髑髏島の生態系の頂点に君臨し、島の調和を乱す生物には容赦ないが、基本的には心優しい性格。島の住民からは守り神として崇められている。
スカルクローラーとの生存競争に敗れ、現在は劇中に登場する若い雄が一頭生息するのみとなっている(参照)。
ピーター・ジャクソン版とは違い、初代のような猿人またはゴリラと何かのハイブリッドのような見た目をしており、ナックルウォーキングではなく二足歩行なのは東宝版に共通。ただし、あちらはニホンザルに似た顔をしている。雑食で、肉食も行うのは初代と同様。天敵により追い詰められた種族の末裔なのはピーター・ジャクソン版と同じ。やや経緯は異なるが、ギラーミン版やジャクソン版のように美女と心通わす一面も。

  • アジアが背景上の舞台なためか、コンセプトアートの段階ではギガントピテクスの毛並みをしたチンパンジー的なデザイン性が見られ、『猿の惑星』のシーザーや、『進撃の巨人』の獣の巨人とよく似ていた(参照)。キングコング自体が、ギガントピテクスの進化形とされることもある。
  • コンセプトアートでは、よりゴリラ的な体型をしていたりより細身だったり、より島の人間たちと綿密に関係して文字通り神として扱われていた様子が描かれている(参照①)(参照②)。
  • コミックス版で明かされた設定だと、産まれた時には既に両親はスカルクローラー共との闘いで傷ついていた(参照)。

スカルクローラー

スカルクローラー


コングの天敵にして、髑髏島最悪の生物として恐れられる爬虫類。詳しくは該当記事参照。

スケル・バッファロー

スケル・バッファロー


体長13mに達する巨大な水牛。髑髏島の生物の中では比較的おとなしい性格。
半水棲で、基本的には湿地帯で暮らしており、倒木のように枝分かれした角と、水草が生えたサンゴ状の背中で擬態している。ある個体はスカルクローラーに喰い殺されたり、墜落したヘリコプターの下敷きにされたりと被害を受けていたが、後者はメイソン・ウィーバーが必死で助けようとしているところをコングに助けられた。

バンブー・スパイダー(原語版ではマザー・ロングレッグ)

バンブー・スパイダーMotherLonglegs


竹林で長い脚をに擬態させて獲物を襲う体長7mの巨大蜘蛛
長い脚を竹槍のように獲物に突き刺したり粘着性の触手で絡め取るなどして獲物を捕らえ、カニハサミのような前足(鋏角?)で切り刻んで捕食する。
劇中では竹林に差し掛かった一行に襲い掛かるが、逆に足をすべてナイフで切られて身動きが取れなくなり、最後は頭部を撃ち抜かれて倒される。1995年に事故で原住民の防壁が破壊されたのを機に集団で襲ってきたが、コングにより全滅された。おそらく33年版の削除シーンおよび05年版に登場した、谷底に潜むクモガニが元ネタだと思われる。

リバー・デビル(原語版ではマイア・スクイッド)

リバー・デビル


島の河川に巣食う超巨大な頭足類で凶暴な性質。体長27mに達する。
汽水域に潜み、10本以上の長い足を使って獲物を襲う。劇中ではコングに襲い掛かるがパワー負けして逆に捕食されてしまうという憂き目に遭った(ちなみに襲いかかったと書かれてるが、あきらかに先に手を出したのはコングである)。
ムック本では、スカルクローラーとの戦闘を行うことも示唆されていたりするとかしないとか。コンセプトアートではコングが小さく見えるほどに巨大だった(参照)。元ネタは、古典的なアメリカのタコ怪獣または東宝版の大ダコなどか。

スポア・マンティス

スポア・マンティス


島の西部に生息する、全長15メートルに達する巨大ナナフシ
天敵であるスカルクローラーから身を隠すためか、高い擬態能力を誇る。また、設定では口の中に強力な顎をもつ寄生虫を宿しているらしい。

サイコ・バルチャー

サイコ・バルチャー


白亜紀の大絶滅を生き延びた翼竜の生き残り。カモフラージュやエコロケーションに秀でており、群れで獲物に襲い掛かって一気に捕食してしまう。髑髏島固有種のフグを常食とするため、そのフグ毒の影響により凶暴な性格となっている。
巨大なコウモリに近い姿のサイコ・バルチャーと、映画本編に出たより翼竜に近い姿の亜種「リーフウィング」または「イカルス・フォリウム」がいる。また、前者は1995年の時点では口から電撃を吐いている

コングの両親
本編ではすでに死亡しており、骨のみの姿で登場。登場人物の話によれば生前は島の調和を保ち、住民に崇められる「守護神」だったようである。

トリケラトプス
頭蓋骨のみ登場。
化石ではなく死後何年か経過したと思われる骨であることから、本作の髑髏島にはかつてトリケラトプスなどの恐竜たちも生息していた、あるいは生息していることが伺える。
また、本来のトリケラトプスよりもサイズが大きいのも特徴。

巨大な亀
MONARCHの資料にあった巨大な亀で、MUTOに区分されていた。


赤アリのように狂暴な蟻。木のウロに住み、さらにカモフラージュのために鳥の鳴き声のような音を発するという。ハンク・マーロウの話で存在が語られた。

巨大毒蛇
全長18m以上、全高1.5m以上になる大蛇。コブラ型ではない。小説版に登場。70年代版の大蛇へのオマージュか。

サイレンジョー
ワニのような20m弱の水棲生物。カモフラージュが得意(参照)。新たに来た調査隊に襲いかかるが、コングに顎を引き裂かれて倒され、その死骸はデス・ジャッカルやサイコ・バルチャーに捕食された。

スワンプ・ロカスト
8.5m以上の肉食の水中棲の虫のような姿(参照)。水面に倒木のような脚をだして擬態し、獲物を待つ。

マグマ・タートル
12m以上の巨大な亀で、甲羅に木が生えている。超高温への耐性があり、高温の血液は防御手段にもなる。動く火山であり、捕食者たちもマグマ・タートルを避けている。

デス・ジャッカル

デス・ジャッカル(別名スピナエ・モーテム)


1.8m以上から3.6m以上になる四足の捕食者。スピナエ・モーテムとも呼ばれる(参照)。一見タテガミのあるドロマエオサウルス系の恐竜に見えるが、哺乳類の一種らしい。獰猛で食欲旺盛であり、人間や怪獣の死骸も食べるどころか共食いもしており、群れには片手片足が欠損してる個体も多い。

その他
特徴的な角を持つ鹿は映画に登場した。他媒体を含めれば前述のラプトルのような肉食獣からダンクルオステウスのような怪魚、木のような緑色のフラミンゴ、巨大な肉食性の植物、水牛、シラサギ、トンボなどがいる。

また、角のあるホワイトタイガーやサーベルタイガーのような虎、島のように背中に植物が生えた巨大亀、巨大な虫、巨大なワニなども検討されていたことがあり(参照)、ラスボス大蛇(70年代版の敵)の姿であり、ヘリコプリオンのような顎をしたデザインもあった(参照)。

さらに、エンドクレジット後のラストシーンではMONARCHが写真に記録していた世界各地の壁画に描かれていたというどこか見覚えのある4体の巨大生物たちの姿が確認できるが…。

髑髏島

本作の舞台となるコング以下多くの巨大生物が棲む強烈な嵐に守られ隠されてきた孤島。

これまでの髑髏島やファロ島などとは違い、赤道直下の東太平洋にあるが(ロケ地の関係で)東南アジアの風貌が強く、なぜかオーロラも発生する(参照)。ちなみに地理学的にこの場所に島は存在しえないらしい(参照)。

生物相もこれまでの髑髏島とは異なり、過去作のような恐竜的な生物はあまり見られず、逆に超大型の哺乳類などが存在している。地質調査の結果、島の地下には巨大な空間があるとされ、巨大生物の起源はそこから来ているとされる。

人類には過酷な環境であるものの、イーウィス族とよばれる原住民族が住んでおり、スカルクローラーから集落を守るため大きな砦を築いているが、一方で彼等はコングこそ守護神と崇めている。

主な登場人物

ジェームズ・コンラッド
主人公。元SAS(イギリス軍特殊部隊)大尉で、追跡のプロ。調査チームの護衛兼案内役として雇われ、一行を率いる。
良識的な人物で、物語が進むにつれて徐々にコングを理解してゆく。
中の人ロキ様。

プレストン・パッカード
部下をベトナムの戦場で失ったことで心に大きな傷を残す軍人。階級は大佐。
さらにコングによって部下を殺されたことから憎悪に囚われ、周りを顧みない復讐鬼となる。
※ただし、島の調和を乱し爆撃で怪獣を目覚めさせるような愚挙をしでかしたのは人間たちであり、コングからすれば正当防衛とも言える。実際、髑髏島の生物や植物は爆撃で吹き飛ばされていた上に、爆撃の振動によってスカル・クローラーは地底から目覚めてしまった)
中の人は長官

メイソン・ウィーバー
女性カメラマン。偶然、コングの意外な一面を知り、彼と心を通わせてゆく。
シリーズお約束の、コングのお相手役となる美女。
中の人はMCUのスーパーヒロインを演じる事が決定している。

ウィリアム・"ビル"・ランダ
MONARCHに所属する研究者で、髑髏島への調査の立案者。
決して悪人ではないものの、自分の仮説を立証する為には手段を選ばない一面があり、コンラッドやパッカード達には当初調査の目的を『地質調査』と偽り、本当の目的を明かしていなかった。言うなれば、コングを怒らせ、パッカードのチームを壊滅させた大元の元凶といえる。

ハンク・マーロウ
第二次世界大戦中に髑髏島へ不時着した軍人。
なお、年齢はパッカードより上だが階級は彼より下。島の住民に救われ、28年もの歳月を島で生き延びてきた。
髑髏島の掟やコングの事情について詳しく知る人物。時に忘れられた島の住人となったため望郷の念が非常に強い。ベトナム戦争や第二次世界大戦後の世界事情に対して興味津々。

ヒューストン・ブルックス
MONARCHに所属する黒人の見習い学者(劇中の時代のアメリカでは黒人の学者は珍しかった)。ランダの助手を務める。ランダにはやや振り回されがちだが、かつて自分の書いた論文を唯一評価してくれた事から尊敬しており、少々奇天烈な性格であるランダと周囲の人間との板渡し役となる事も多い。

サン・リン
MONARCHに所属する中国人の女性生物学者。過去に未知の生物を発見した功績により抜擢される。

レグ・スリフコ
パッカードの部下。階級は曹長。
任務中にも自前のレコードで音楽を流すなど良くも悪くも少年っぽさが残る若輩。コンラッド達の乗ったへりを操縦していた為、墜落後は彼らと行動を共にする。

グレン・ミルズ
パッカードの部下。階級は曹長。
コールをはじめ周囲の破天荒な人物や状況に対するツッコミキャラの側面が強い、所謂面白黒人である。

ジョー・レルス
パッカードの部下。階級は上等兵。
物静かだが仲間思いな好人物。吹き替えは暴走キングコングの異名をとるスイーツ大好きな強面プロレスラー

アール・コール
パッカードの部下。階級は大尉。個性的な面子の揃ったパッカードの部下の中でも特にマイペースな人物で、独特ながらどこか卓越した価値観や感性を持っている。

ジャック・チャップマン
パッカードの側近。階級は少佐。
仲間たちからはぐれ、一人髑髏島を彷徨い、コングの意外な一面を目撃する。

ヴィクター・ニエベス
髑髏島への調査に同行するNASA職員。現地に乗り込んでの調査には当初から難色を示しており、その不安が的中する形でコングに襲撃されてからは事ある毎に愚痴を零す。

グンペイ・イカリ
冒頭でマーロウと共に島に不時着した日本軍人。本編時には既に故人。当初は殺し合う程の敵同士だったが、島で生活するうちに徐々に親友へとなっていった。劇中マーロウが手にしていた刀は元々彼の所持品で、唯一の形見である。
名前の由来は横井軍平碇シンジ

キャスト

キャラクター演者吹き替え
ジェームズ・コンラッドトム・ヒドルストンGACKT
プリストン・パッカードサミュエル・L・ジャクソン手塚秀彰
メイソン・ウィーバーブリー・ラーソン佐々木希
グレン・ミルズジェイソン・ミッチェル河本邦弘
ヒューストン・ブルックスコーリー・ホーキンズ杉村憲司
ジャック・チャップマントビー・ケベル小松史法
レグ・スリフコトーマス・マン山崎健太郎
ウィリアム・"ビル"・ランダジョン・グッドマン石住昭彦
ハンク・マーロウジョン・C・ライリー石田圭祐
アール・コールシェー・ウィガム綱島郷太郎
ヴィクター・ニエヴスジョン・オーティス後藤敦
サン・リン景甜伊藤静
スティーブ・ウッドワードマーク・エヴァン・ジャクソン伊藤和晃
ウィリス上院議員リチャード・ジェンキンス仲野裕
ジョー・レルスユージン・コルデロ真壁刀義
グンペイ・イカリMIYAVI


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