サミュエル・L・ジャクソン
さみゅえるりろいじゃくそん
1948年12月21日生まれ。ワシントンD.C.出身。テネシー州チャタヌーガ育ち。
本名はサミュエル・リロイ・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson)
少ない出番でも強烈な個性を放つハリウッドを代表する名脇役の一人。
特徴的な声で声優としての活躍も多い。
クエンティン・タランティーノ監督作品の常連である。
日本では『アベンジャーズ』のニック・フューリー長官役や、スター・ウォーズ新三部作のジェダイ騎士メイス・ウィンドゥ役、パルプ・フィクションのハンバーガーを食べるギャング、ジュールス・ウィンフィールド役で有名である。
『星の王子 ニューヨークへ行く』のハンバーガーショップの強盗役を演じて以降、『ジュラシック・パーク』といった大作でも脇役として名を連ねるようになった。
なお、エディ・マーフィーの主演映画『ショウタイム』で「サミュエル・L・ジャクソンは42歳でブレイクしたんだぜ」という台詞がある。上述の『星の王子ニューヨークへ行く』で脇役を演じたサミュエルが、今やエディよりも高給を取っているというジョークである。
日本の代表的アクションスターである千葉真一の熱狂的なファンであり、彼に初めて会った際には直立不動で「サインをください」と頼んでいたという。また、上述した『アベンジャーズ』においてニック・フューリーを演じた際には、かつて千葉が演じていた柳生十兵衛のキャラクターを取り入れるなど、演技においても彼を大いに参考にしている。
1999年公開のサメ映画『ディープ・ブルー』では内輪揉めする主人公達に団結を促して熱弁をしている最中に後ろからサメに食い殺されるという唐突且つショッキング過ぎる退場から視聴者を驚愕させた。
2011年に史上最高の興行収入を上げた俳優としてギネス記録入りしており、その事もあって2022年にアカデミー賞の名誉賞を受賞している。
アメリカ人に言ってはいけない言葉1位の「マザーファッカー(motherfucker)」を世界で最も巧みに操るアメリカ人として特に有名で、その発音やタイミングの見事さでこの人の右に出る者はいないと言われている。
よって映画ファンの間では「マザファッカ職人」の称号を得ている。
出演作で「マザーファッカー」と言わなかった!ということが騒ぎになるほど有名な、彼を象徴する台詞である(とはいえ、最近ではやはり色々と規制が厳しくなりつつあるのか、言おうとしても邪魔が入って言えなかったり、ピー音で消されたりすることも多いようだ)。
映画外の現実の政治的な文脈でも使用しており、学校での銃乱射が起きた際に、ドナルド・トランプ政権が「教師が銃で武装していれば事件が防げる」「教師は銃で武装すべき」とかなり物騒な放言を行って全米で大問題になりネットでは銃武装する教師の新たなミーム画像が生まれるなどしていた時にトランプに対してビシッと"Muthafukka"で罵倒している。
検索すれば彼のmotherfucker発言を集めた動画などが簡単に見つかるので、気になった人は聞いてみるといいだろう。
メイスのライトセーバー(彼が映画で実際に使っていたプロップ)の柄にもこっそりマザーファッカーが刻印されている。
『星の王子 ニューヨークへ行く』1988
『エクソシスト3』1990
『グッドフェローズ』1990
『トゥルーロマンス』1993
『ジュラシック・パーク』1993
『パルプ・フィクション』1993 - ジュールス・ウィンフィールド
『ダイ・ハード3』1995
『ジャッキー・ブラウン』1997
『スター・ウォーズ エピソード1,2,3』 - メイス・ウィンドゥ
『ディープ・ブルー』1999
『トリプルX』2002/2005
『S.W.A.T.』2003
『キル・ビル Vol.2』2004
『Mr.インクレディブル』2004
『アフロサムライ:レザレクション』2009 - アフロサムライ、ニンジャニンジャ
『イングロリアス・バスターズ』2009
『ATOM』2009
『アベンジャーズ』他MCU作品 2012~ - ニック・フューリー
『ジャンゴ・繋がれざる者』2012
『オールドボーイ』2013
『ロボコップ』2014
『髑髏島の巨神』2017