金田正太郎(AKIRA)
かねだしょうたろう
やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ!
CV:岩田光央
『AKIRA』の主人公だが、島鉄雄と同様に「アキラ」だと勘違いされることが多い。ネオ東京の職業訓練校に通っており、「健康優良不良少年」を自称する。
バイクグループのリーダー格であり、幼馴染の島鉄雄が超能力に目覚めたことを切っ掛けに超能力者を巡る抗争に巻き込まれていく。
2003年9月5日生まれの16歳。身長164cm、体重52kg。
直情的な性格からバカ呼ばわりされることもあるが、同時に明るく前向きで仲間思いでもあり、自然とリーダー格としての人望を集めている。
恐れを知らない強心臓で自ら危険に飛び込み、持ち前の運動神経と機転の良さ、そして常軌を逸した悪運の強さで危機的状況を潜り抜けていく。
混沌とした状況の中でも最後まで鉄雄の親友として立ち向かい続け、飲み込まれた異空間で真理の一端に触れることになる。
最終的に別の宇宙に消え去った鉄雄と別れるも、廃墟となったネオ東京に生還した。
俺達ァ健康優良不良少年だぜ
原作で鉄雄に乗っ取られた敵対グループ「クラウン」がドラッグを過剰摂取しながら暴走行為を繰り返していたのに対して金田が「ヨタヨタのジャンキーどもになめられてたまるかよ」に続けて言ったセリフ。
90年代に廃止された「健康優良児」に引っ掛けたものと思われるが、作中の金田の在り方から代名詞として定着し、単行本の予告イラストでは金田が着ているカプセルのマークが付いたジャケットに『健康優良不良少年』を意味する『GOOD FOR HEALTH』『BAD FOR EDUCATION』の文字が追加された。
ちなみに原作では金田を始めとした「いかれた若者」の間で市販の薬品を調合した「チャチな興奮剤」が流行しており、金田も常用しているだけでなく興奮剤の確保のために養護教諭と性的関係を持っているような描写がある上に、妊娠を告げられても軽くあしらっていたりする。