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「僕は...鉄雄」


「悔しいか?金田。悔しいってのがどんな気持ちか分かったかよ...!」


CV:佐々木望


概要編集

AKIRA』の登場キャラクター。本作の主人公・金田正太郎の幼馴染みでもう一人の主人公。同じ職業訓練校に通っており、彼が結成した不良少年グループの仲間である。

原作の金田によると「俺達のバイクチームのスクラム・ハーフ」とのことで、副司令塔的なポジションだったらしい。

実験体 NO.41

ある時にタカシという少年と接触したことで超能力者として覚醒、世界を翻弄するほどの力を手に入れるが、増大し続ける力を制御できずに暴走していく。

名前の由来は鉄人28号に登場する敷島博士の息子の「敷島鉄男」から。作中では41号とも呼ばれる。

来歴編集

3歳の頃に父親を喪い、両親は入籍していない為、母親の親族からは父親の子として疎まれる。

それから翌年に母親が再婚したことで別の家庭の養子として引き取られるが、養父母との関係に馴染めず、小学校入学後に何度も家出を繰り返す。

8歳の頃に養父母の手で実母に返されることとなったが、実母は拒否したため養護施設入りになり、そこで金田と出会った。

その後はまた別の家庭の養子として引き取られ、中学校に進学するも登校拒否や家出の常習犯となり、13歳の頃に警察沙汰を引き起こす。

翌年後に職業訓練校に編入。金田のバイクチームに加わった。


人物編集

センシティブな作品ともだち

2004年7月19日生まれの15歳。身長160cm、体重46kg、血液型A型。

今でこそ金田たちのような不良少年だが、元々は大人しい性格で幼い頃から金田に守られ続けていたことに劣等感を抱いていた。

原作では軽口を叩き合うなど対等な友人としての描写もあったが、アニメ版では無力感に苛まれるシーンが強調され、力の渇望と金田への憧憬が「金田のバイク」の執着という形で描かれている。

超能力を発揮してからは長年の鬱屈が爆発したかのように箍が外れ、気分次第で殺人も平然と犯す凶暴な人物に変貌してしまった。なお超能力が目覚めた後は髪も逆立つようになりタンクトップに赤のマントを羽織った風貌になる。残忍な性格が目立つものの、映画版では力を制御できずにカオリを殺してしまったことにショックを受けたり、憎悪を燃やしている金田に対し「助けてくれ」と懇願するなどどこか人間さが少なからず残っている面がある。


関連イラスト編集

TETSUOAWAKEN無題41

関連タグ編集

幻魔大戦大友克洋がアニメ映画版のキャラクターデザインを担当していたためか、主人公のキャラ造形に共通点が見られる。

K9999KOFシリーズのキャラクターだが外見やモーションは鉄雄そのもの、さらに鉄雄役の声優を宛てがって原作漫画からアニメに登場していないセリフを中心に拝借した技名を言わせるという、パロディやパクリの領域を超えてしまったキャラ。そのため旧公式サイトではひとりだけキャラ紹介イラストが抹消される憂いにあった。その後はリメイク作品で存在を抹消されたりだったため、SNKの黒歴史と言われることも多い。しかし、開発スタッフ(FALCOON氏)によるとK9999が封印されているのは皆が思っているような理由では無いとのこと。それが理由なのか「XV」でようやく復活したときも見た目や技の名前等を大幅に変更されたものになっている(技の使い勝手等は大して変化していない)。

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