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概要編集

韓国で製作された映画の事。


若手を除いて、大抵の韓国人男性俳優兵役で鍛えた経験があるため普通の演技でも動きやガンアクションにメリハリがあるのが特徴。

そのせいか、大衆映画はサスペンスでもミステリーでもコメディでもアクション映画張りに身体張るシーンが必ずワンカットは入る。

ベタベタな恋愛モノを除けば、下手な大作邦画よりキレがいい

(その分脚本やテンポにしわ寄せが行くのは内緒だ…特に歴史映画)


中には2001年韓国映画マイ・ボス マイ・ヒーロー』のように、日本テレビドラマリメイクされた作品も存在し、逆に『ゴールデンスランバー』や 『容疑者Xの献身』、『ルーズ戦記 オールドボーイ』といった日本の小説や漫画を原作にした映画作品もある。


また、残酷描写にも容赦せず、やたらとえぐかったり痛そうだったりする。時には女子供だろうが平然と死亡フラグが立ち、そのまま死ぬことも少なくない。

『殺人の追憶』のように実在の犯罪事件を下敷きにした映画もあり、映画公開がきっかけで未解決だった事件に急展開を見せたり、社会に大きな潮流を作るパワーが解き放たれるといった現象もいくつか起きている。


暗めの内容の物はトイレの描写や吐いた痰と言った所謂汚いものを丹念に映すことが多いが、ダークな内容にさらに息苦しさを増すのに一役買っている。

こういった鬱展開に妥協しない、徹底してダークな雰囲気は海外でも評価され、一時期「コリアノワール」と呼ばれもてはやされた時期もあったが、近年では日本のホラー映画の感性を取り込んで韓国特有の文化を組み込み独自の恐怖描写を確立した「K-ホラー」が注目を浴びつつある。


整形経験の俳優やモデルの起用に関して、最近は韓国でも意識されるようになり、逆に手を加えていない素朴な顔立ちを評価して起用することも増えて来た。

(これは逆に大枚叩いて全身改造した女性俳優からすれば涙目である)

逆に「ある男性が『まるで整形したかのようなイケメン』である事が伏線として使われる」「北朝鮮の美人工作員が脱北する際に、わざとおばさん臭い顔に整形(その為、最初の方で出て来た美女と、主役のおばさんが同一人物なのか、観客にとっては途中まで不明)」と云うトリッキーな作品も有る。

更には「知らない人が見ると、いかにもな非モテにしか見えない若い男を演じているのが、実はトップ級の男性アイドル」という、とんでもない作品も少なくない。我々は一体、何をもって、ある男性を「イケメン」か否かと判断しているのか?

まあ、主役を務めた熊のような大男がアイドル並みの人気を得るきっかけとなった『犯罪都市』なんていうアクション映画シリーズも出ているくらいだし。


なお、韓国では「観客数一千万超えの映画が年に1本は有る」「大作映画の損益分岐点は国内観客数四百万人以上」「新型コロナウイルス感染症流行前であれば、韓国の全映画館での年間のべ観客数が2億人以上」と云う無茶苦茶な事が結構有る。(注:韓国の人口は5千万人台)

なので、韓国映画の日本での宣伝文句が「韓国で5人に1人が観た」だった場合、「ヒット作はヒット作だが、歴史的ヒット作ではなく韓国の基準では年に1本クラスのヒット作」だと思って間違いはない。


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韓国 洋画

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