概要
読み方は「はんりゅう」もしくは「かんりゅう」。
2000年代以降の韓国のポップカルチャーの世界的流行を指す。韓国ドラマや映画、K-POP、ファッションやコスメ、韓国料理(伝統料理だけでなくチーズタッカルビなどのB級グルメの類も含む)など多岐に渡る。
韓国現代史やミリタリー、韓国文学、韓国の鉄道、韓国の伝統芸能や美術など(ポップカルチャー以外の)韓国文化に興味を持つ人たちもいる。これらは元々は韓流ファンとは別の層であると認識されていたが、ポップカルチャーを入り口にハイブロウな韓国文化に興味を持つ人もおり、境界が曖昧になっている。
発展
『冬のソナタ』が火付け役になった2000年代の韓流ブームは中高年女性が中心で、その後男性や若年層に広がった。
2010年代後半から第6次韓流ブームが巻き起こり、BTSやTWICEのなどのコンサートのチケットの需要が上がっている他、ファッション誌では「韓国風(オルチャン)メイク」が掲載されることが増えている。
韓流の立役者
「政府主導のこのような文化交流政策は1990年代後半になってから韓流という名で実を結び始め、韓国大衆文化が世界を魅了する土台を作る役割を果たした。」
(「聯合ニュース:東京・韓国文化院が開院40周年 展示や公演など記念行事開催へ」より)
韓流ブームが起きるようになったのは、自国の事を広めようとした韓国政府による尽力も関係している。
韓国の聯合ニュースによると、1979年5月10日には池袋の高層ビルであるサンシャイン60に韓国文化院を開いた他、12月はニューヨーク、その翌年にはパリなどで在外韓国文化院を開いたそうだ。
他にも2009年5月17日には韓国コンテンツ振興院を設立し、韓流などの韓国コンテンツを世界中に広める為の支援をしている。放送や映画などの専門学校の運営だけでなく、海外での販路を開拓したり国際弁護士による法律的サポートをしたりと幅広い活動を行っており、日本のテレビ放送で韓国ドラマやK-POPが放送されるようになったのも、政府の支援あってこそと言える。
更に韓国を嫌う日本人の存在を問題視した韓国政府は、問題解決の為に広報外交の強化をしていた。(「聯合ニュース日本「嫌韓」が最大の問題 広報外交強化へ=駐日韓国大使」より)
このように韓国政府は自国の評価を高める為の活動にとても力を入れており、それによって日本の韓流は成り立っている。
pixivでは
pixivでは韓国の俳優やK-POPを描いたイラストにつけられているものが多い。