勝てば天国、負ければ即死。
子供の遊びは命がけ。
概要
総額456億ウォン(約45億円)という賞金を求め、昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームへと挑む貧困者らの姿を描いた作品。
Netflixで配信中の韓ドラで、2021年9月17日から全世界で公開された。
脚本・監督はファン・ドンヒョク。現在、シーズン1全9話が配信中である。
タイトルにもなっている「イカゲーム」は子供の遊びのこと。地面にイカのような形を描き、そのフィールドを使って遊ぶことから名付けられた。各ゲームも韓国でおなじみの子供の遊びがテーマであり、型抜きや綱引き、ビー玉遊びなど、日本に通じるものも多い。
第1ゲーム「ムクゲの花が咲きました」は日本の「だるまさんがころんだ」にあたる。
少女の見た目をしたロボット人形が鬼で、一見すると簡単そうだが…。
タグは他にも、英:SquidGame(スクイッド・ゲーム)、ハングル:오징어게임(オジンオ・ゲイム)が使われている。
ちなみにこのゲームやあのゲームとは何の関係もない。悪しからず。
主な登場人物
基本的に参加者は緑色のジャージを着用。進行要員はピンクのジャンプスーツと○△□のマスクが特徴(○<△<□の順で上下関係もある模様)。
ゲーム参加者
- ソン・ギフン(No.456)
演:イ・ジョンジェ 日本語吹替:坂詰貴之
本作の主人公で47歳。456人の参加者の中で最後に参加したため、番号もそれに準じている。借金取りに追われる日々を送っていたが、駅で出会った謎の男の招待を受け、莫大な賞金が手に入る「イカゲーム」に参加することに。
物語開始時点でリストラと同僚の死、妻との離婚で娘の親権を奪われるなど、様々な不幸を経験している。
ゲームに参加した理由は娘の親権を取り戻すための大金、母親の手術費用が必要だったため。参加を決めるまでは自堕落な生活をしていたが、本来は真面目で優しい性格。戦いを通して仲間と協力し合い、人間的にも一皮むけた姿を見せる。
- チョ・サンウ(No.218)
演:パク・ヘス 日本語吹替:中川慶一
ギフンの幼馴染み。名門大学を首席で合格した秀才。証券会社の投資チーム長を務めていたが、ある出来事をきっかけに莫大な借金を抱える。
常に冷静沈着だが、ゲームでは周囲と協力するより他人を見捨ててでも生き残ろうとするタイプ。
- カン・セビョク(No.067)
演:チョン・ホヨン 日本語吹替:國立幸
脱北者の女性。家族のために大金が必要なことからゲームに参加する。演じるチョン・ホヨンはモデルであり、本作が女優デビュー作となる。
- オ・イルナム(No.001)
演:オ・ヨンス 日本語吹替:伊藤和晃
No.001の通り、イカゲーム最初の参加者。高齢の男性で、脳腫瘍を患っている。病気でもう先が長くないと悟っているからなのか、極限状態においても純粋にゲームを楽しんでいる強者。
- アリ・アブドゥル(No.199)
演:トリバティ・アヌファム 日本語吹替:佐藤せつじ
パキスタンから韓国に来て働く男性。33歳の妻子持ち。あるゲームでギフンを助けたことから、彼らと行動を共にする。感謝を伝える時は「ありがとうございます。社長」と言う癖があり、彼の労働環境の過酷さも明らかになっていく。
- ジヨン(No.240)
演:イ・ユミ 日本語吹替:久保ユリカ
鼻ピアスが特徴の女性。第3ゲーム「綱引き」から、ギフンたちの仲間に加わる。
牧師の父親から性的虐待を受けて育つ。母親も家庭内暴力の末に殺され、自らが父親を殺したことで服役していたという。
その他
- ヤン・ボクナム
演:コン・ユ 日本語吹替:諏訪部順一
整った身なりのセールスマン。イカゲームの参加者候補の元を訪れ、自分に勝てば大金が得られるというメンコ勝負を仕掛け、その後ゲームへの招待状を配る活動を行っている。
- ソン・ガヨン
演:チョ・アイン
ギフンの娘。
- ギフンの母親
演:キム・ヨンオク 日本語吹替:大西多摩恵
露天商を営む高齢の女性。自堕落な息子を養うために毎日働いていたが、密かに糖尿病を患っており、ギフンが気付く頃には足の切断が必要なほど悪化していた。ギフンは彼女の手術費用と娘の親権のためにゲームに参加する。
余談
ファン・ドンヒョク監督は構想の中で、日本の映画「バトルロワイアル」や「カイジ」などを参考にしたという。ただ、デスゲームの内容で共通点の多い「神さまの言うとおり」に関しては影響は受けていないと語っている。日本発のNetflix作品「今際の国のアリス」も似ているという意見もちらほら。
海外ではこの作品に酷似しているCRAB GAMEというゲームがSteamにて無料配信されており、制作者はイカゲームとの関連性を否認している。
関連動画(刺激描写注意!)
ティーザー予告編
予告編
関連イラスト
pixivでは「あのキャラクターがイカゲームに参加していたら…」というパロディ作品も。
外部リンク
関連タグ
シカゲーム(イカゲームがモチーフと推測されている)
うわっ!ダマされた大賞:『タコゲーム』というパロディ企画が行われている。毎回金に困った芸人がゲームがデスゲーム(ゲームに失敗したら死ぬ代わりにアツアツのあんかけバズーカを撃たれる罰ゲーム)に挑み最後に残った人が賞金10万円が進呈される。