今際の国のアリス
いまわのくにのありす
麻生羽呂によって『少年サンデーS』で連載された漫画作品。最終章からは『週刊少年サンデー』に移籍した。
それ以前からも本編の主人公・有栖良平(アリス)以外の人物を主人公にした「特別編」が度々『週刊少年サンデー』に掲載されており、それもあって群像劇の趣が強い。
なお、成長したアリスが再び「げぇむ」に巻き込まれる「今際の国のアリスRETRY」が『週刊少年サンデー』2020年10月14日発売号より連載されている。
2020年にNetflixで実写ドラマ化。2022年のシーズン2を経て完結した。
「げぇむ」
「今際の国」で生き延びるには、夜な夜な開催される命懸けの「げぇむ」へ自主的に参加し、「びざ」を手に入れる必要がある。
「げぇむ」の開催は必ず日没後であり、会場は滞在者が分かりやすいようにライトアップされている。
会場は都庁、高層ビル、学校、銀行、ホテル、飲食店、コンビニ、住宅団地、民家、etc……、「今際の国」のあらゆる施設で行われる。
会場前に事前情報が張り紙などで告知されている場合もあるが、その事項は会場ごとにまちまちで、最も肝心な情報である難易度を含めた「げぇむ」内容は参加するまで分からない。
ドラマ版では会場にスマートフォンが置いてあり、その画面でルール説明がされる。また「ダイヤの4」のゲーム会場は、水が大量に流れ込む密室のため防水カバーがあらかじめ装着されていた。
「げぇむ」はそれぞれの「るうる」によって運営され、どんなに理不尽な「げぇむ」でも「るうる」だけは絶対である。
もっとも参加者の立場からは「『るうる』として明言された事には嘘がない」のであって、「『るうる』の全てが説明される」とは全く限らない。
「触れられなかった事」については説明が無かったから何しても良いと安易に判断すると酷い目に遭う。
例えば、あらかじめ「禁止事項はあれとこれとそれの3つ」と明言されていたならその3つに抵触しなければ何をしても良い(4つ目の禁止事項を後出ししたら最初の説明が嘘になる)が、禁止事項について一切触れられていなかった場合だと説明されなかっただけで実は拘束具の破壊や他の参加者の殺傷等にペナルティが用意されている事も普通にあり得る。
「げぇむくりあ」すると難易度の数字に応じた日数の「びざ」が発行され、その日数だけ「今際の国」での生存が許される。「げぇむおおばあ」は即ち死である。
「げぇむくりあ」か「げぇむおおばぁ」以外の形で「げぇむ」から降りることは不可能。
「げぇむ」に参加していない時は自由に行動できるが、食料調達や寝床の確保は自分でしないといけない。基本的にはコンビニやスーパーで、日持ちするインスタント食品やフリーズドライ食品を確保することが多い、その一方でウサギのように、野生生物を狩ることで生活する者もいる。
また、「げぇむ」で怪我をしたとしてもその治療は自分たちで行わないといけない。特に足が壊死する等のレベルで怪我をした場合、外科手術が出来る医者がいないと詰む。
「げぇむ」の難易度
「げぇむ」の難易度はトランプの札で表され、スートが「げぇむ」のタイプ、数字が難易度の高低を示す。なお、難易度設定の基準は参加者が全滅するかどうかなので、各個人が生き残れるという意味での難易度は各タイプや具体的なげぇむ内容との相性はもちろん、参加者の顔ぶれ等によってさえ容易かつ理不尽に変動する。
また、それぞれのタイプにより、細かな傾向にも差異がある。
「♠(すぺえど)」
体力や体術が鍵となる肉体タイプ。参加者全員を一網打尽に殺そうとする豪快な仕掛けが多い。4つのタイプの中でも特に事前説明がなおざりであり、小細工の余地もないシンプルな「るうる」と思わせて、全く説明のなかった重要事項が「げぇむ」の佳境に判明する展開がままある。
「♦(だいや)」
知識や頭の回転が鍵となる知能タイプ。参加者同士が限られた生存枠を掛けて争う形式が多く、4つのタイプの中では最も「るうる」の公正さに配慮している。また、参加者同士の心理的駆け引き・手の内の読み合いは「はあと」よりもこの「だいや」タイプの領分である。
生き残れるプレイヤーが一人だけのゲームが、本編内で3つも出ており、自身の生存率という面では地味にやりたくない「げぇむ」でもある。
「♣(くらぶ)」
オールラウンドな能力が要求されるバランスタイプ。他の参加者と協力することで「くりあ」が容易になる協力型の「げぇむ」とも言える。負けた際の死に方こそ「げぇむ」の例に漏れず陰惨だが、底意地の悪い理不尽な仕掛けは然程ないため、4つのタイプの中では最も危険度(「難易度」ではないのがミソ)が低い。
有栖良平 - 山﨑賢人
本作の主人公、原作とは違い相手の立場に立ち考える心理戦ではなくパズルゲームによる推測を得意としており仲間の言葉やゲームのルールから攻略法を見つけることを得意としている。ドラマ版では、大学中退をした無職の成人である。
宇佐木柚葉 - 土屋太鳳
本作のヒロイン。高校生ではなく成人、という点以外は原作とほぼ同じである。原作で見せたパルクールアクションは健在であり、ドラマ版の見どころの一つとなっている。
苣屋駿太郎 - 村上虹郎
基本的に原作と同じだが、お手製のスタンガンや爆弾を制作していたりする。
特にお手製爆弾は「スペードのキング」のゲームクリアの鍵となった。
勢川張太 - 森永悠希
IT系会社に勤める社会人。母親がカルト宗教にハマっており度々金をせびられている。このことに辟易している一方で、母の影響で度々祈る場面もある。
酒場の社員として働いていたが、店長の恋人に手を出したことでクビになった。
それ以外は原作とほぼ同じ。
安梨鶴奈 - 三吉彩花
韮木傑 - 桜田通
水鶏光 - 朝比奈彩
佐村隆寅 - 栁俊太郎
竜田康大 - 渡辺佑太朗
紫吹小織 - 水崎綾女
九条朝陽 - 吉田美月喜
九頭龍慧一 - 阿部力
弾間剛 - 金子ノブアキ
粟国杜園 - 青柳翔(劇団EXILE)
加納未来 - 仲里依紗
久間欣治 - 山下智久
コメント
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すべて見る- ♠Qリサの生涯(二次創作)
♠Q第19話 ちぇっくめいと(2回目)
アリス達が参加した"ちぇっくめいと"をリサの視点から書いてみました。 セリフやゲストの名前は、字幕を読みながら書きました。 最終ターンに全員が青くなってリサが一人負けしたことを考えると、多分アリスとウサギがリサとこんな会話したのではないかなと思いました。 ちなみに、リサはここでリタイアとはなりますが、続編もありますので、ご覧ください。https://www.pixiv.net/novel/series/10344161 今際の国の住人にも色々事情はあって、彼らも完全な悪人ではなかったと思っています。 もともと今際の国は生死の境の人が来る場所であり、住人たちはその人たちの生死の結果を確かめるゲームを提供していただけだと思います。4,408文字pixiv小説作品 - ♠Qリサの生涯(二次創作)
♠Q第6話 旧すぺぇどの10(しゃとるらん)(その3)
とうとう、ゲストキャラの2人の女子高生の正体が明らかになります。 この不思議なシャトルランのゲームは、まだまだ続きます。 完全妄想ですが、楽しんでいただけると幸いです。2,607文字pixiv小説作品 - 続♠Q リサの生涯
続♠Q第7話 捨て札の国へ
ねくすとすてーじでミラが敗北した後の話です。 リサ達は、この後も幸せに暮らしてほしいと思い、この話を作りました。 今後も、楽しいゲームを続ける予定です。お楽しみに。 ちなみに読者の皆様も、地上で忠実に生きれば、楽園に行かれるかもしれません。2,487文字pixiv小説作品 今際の国のアリス×名探偵コナン はぁとのご
クロスオーバーと銘打っていますが、アリス側もコナン側も主要人物は一切登場しません。ある意味オリキャラに今際の国に来させているのと変わりません タイトルでコナンキャラが来たらどう切り抜けるのか?を期待してた人はお戻り下さい19,761文字pixiv小説作品- ♠Qリサの生涯(二次創作)
♠Q第4話 旧すぺぇどの10(しゃとるらん)(その1)
とうとう、リサが得意なすぺぇどのゲームの始まりです。 ゲームの内容は完全妄想、自作です。当然、♠の2人が大活躍します。 ❤の2人、特にエンジはむしろ足を引っ張る役にしました。 ただし、ミラはクロッケーの経験により、多少は運動ができるという設定にしております。 ゲスト4人は、ゲームの人数合わせのためですが、実際にNetflix動画に登場する人物です。 4人の正体は、後々明らかにしていきます。楽しんでいただけると幸いです。3,076文字pixiv小説作品 - どくぼう後日談 はぁとのきんぐ
❤K第一話 どくぼう後の二人
チシヤがどくぼうをクリアできた理由を推理してみました。 あくまでも私個人の推理なので、納得できない方もいらっしゃるかもしれません。 そして、どくぼう後のヤバとバンダの話も、二次創作してみました。 今作はヤバが、あのはぁとのきんぐに参加するまでの経緯です。 完全妄想ですが、楽しんでいただけると幸いです。2,428文字pixiv小説作品 - ♠Qリサの生涯(二次創作)
♠Q第18話 ちぇっくめいと(1回目)
アリス達が参加した時に、最初にクイーンチームだった3人にはこんな経緯があったのじゃないかな? もしくは、アリスが来る前にクイーンチームで勝利した人はもっといたが、その3人以外がリサを裏切って殺されたのかもしれませんね。 そして、ここでカルベやチョータと一緒に死亡者リストに挙がっていた正体不明の人物"岡田渉"を登場させます。 次作では、アリス達が参加した"ちぇっくめいと"をリサの視点で書く予定です。 今際の国のアリスの納得いかない部分、不明な部分を妄想で補足しているだけです。 一つの考え方として楽しんでいただけると幸いです。3,424文字pixiv小説作品 - ♠Qリサの生涯(二次創作)
♠Q第8話 旧すぺぇどの10(しゃとるらん)(その5)
とうとう、最終ステージとなりました。 リサの初ゲームの話は今回で終わりますが、ストーリーはリサが"ちぇっくめいと"で死亡するまで続きます。 また、リサがアリスに惚れていたことを考えると、過去にこんなことがあったのかな、と自分なりに考察しました。 完全妄想ですが、楽しんでいただけると幸いです。4,505文字pixiv小説作品 - ナーサリー・ライムの言う通り
【5】Here we go'round
書いてる人が人なので、これからの展開が展開なので、こうやって何気ない日常をいちゃいちゃさせるのは楽しいです。こんなに距離が近くて、惚れた腫れたの話をしていながら、二人はまだ付き合ってないし、片方はその気すら無いんですもん。8,437文字pixiv小説作品 - ナーサリー・ライムの言う通り
【12】 London Bridge
前回の続き…… 話数的には後半戦です!前回でやっと折り返しだって……。 制作中の外伝がちゃんと出来上がったら、まだ折り返しじゃないんですけど、とりあえず本編は折り返しです!8,378文字pixiv小説作品 - ナーサリー・ライムの言う通り
【3】I had a little nut tree
げぇむ「じんろう」が終わり、次のシーンへ。 前回からそうでしたが、今回は本当にイバラノのアタックが強いです。猛攻。来るなって言われても、助けるって大義名分でどんどん近づきます。 それと、チシヤ君の情緒が段々不安定になります。作者としては、「えきしびじょん」で見せた彼の本心って、つまりこういうことなのでは?という自己解釈を元にして作っているので、違和感も抵抗も無いのですが……。地雷になる人は本気で地雷になりかねません、という勢いです。無敵最強チートのチシヤ君以外は認めないゾ☆という方は、ここまで来てなんですが、回れ右です。9,632文字pixiv小説作品 - チシヤさんとクズリューさんの短いのまとめ
チシヤさんとクズリューさんの短いのまとめ③
創作意欲がバカみたいにあった、とか言いながら4本だけです。各話のタイトルはいいのが思い浮かばなかったので無し。ご了承ください。最後だけ学パロ。 なんとなくTwitter開設してみました。プロフに貼ってあるので良ければフォロー頂けたら嬉しいです。需要あるか分からないので名前とIDだけ変えてます。需要無さそうならめっちゃ恥ずかしいのでこっそり消します…5,466文字pixiv小説作品