あらすじ
兵役上がりの大学生キョヌは、ろくに勉強もせずナンパに精を出すお気楽な学生生活を送っていた。
ある夜、キョヌは駅のホームで泥酔した美女を助ける。どんなに美人でも酔っ払いは勘弁、と距離を置くキョヌだったが、"彼女"からダーリンと呼ばれたことで周囲の人たちから恋人だと誤解され、"彼女"を介抱するハメになってしまう。
その後も腐れ縁が二人を引き合わせ、キョヌは身勝手で暴力的な"彼女"に振り回され続ける。しかし本当は正義感が強くて純情な"彼女"が、元恋人との過去で深く傷付いていることを知り、どうにかして"彼女"の傷を癒せないかとキョヌは奮闘する。
概要
原典は1999年8月から2000年3月までパソコン通信「nownuri」で連載された小説である。これが当時の若者を中心にブームとなり、2001年にはクァク・ジェヨンのメガホンで映画化。チョン・ジヒョンとチャ・テヒョンの主演したこの映画版でブームは世界中に飛び火し、日本、アメリカ、インド、中国でも映画やテレビドラマとしてリメイクされた。本家韓国でも2010年代に入ってから続編が作られたり時代劇化したりと展開が続いている。
タイトルに「猟奇」とあるが、本来の意味での猟奇的な表現はない。元々は原作者のキム・ホシクが「猟奇」の本来の意味を知らずにタイトルに使ったものの、今作のブームにより「奇抜で愛らしい」「sassy」という意味を持つスラングとして韓国の流行語となった。
2016年に続編としてチャ・テヒョンのみ続投した『もっと猟奇的な彼女』が製作され、2017年には朝鮮時代を舞台に変えたドラマ版が製作された。
pixivでの扱い
しかしながらpixivでは作品そのものを指すタグとしてはまったくといっていいほど使われておらず、もっぱら本来の意味での「猟奇的な」女性が描かれた作品にジョークとして付けられている。その性質上、R-18G要素を含む場合がある。
韓国語では「猟奇的な」は関西弁の「けったいな」に近いというが、事あるごとに「ぶっ殺されたいの!?」と怒鳴るヒロインじゃこうもなろう。
関連タグ
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