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スカルクローラー

すかるくろーらー

スカル・クローラーとは、映画「キングコング 髑髏島の巨神」に登場する怪獣である。
目次 [非表示]

DATA

学名Cranium Reptant(Titanus Cranium Reptant)
体長3.65~28.95m
体重40~100t

※日本未発売の公式漫画ではCranium Reptant、GODZILLAvsKONGのオープニングではTitanus Cranium Reptantと表記されている


概要

頭蓋骨が剥き出しになったような白い石灰質の外殻に覆われた頭部とのような体、一対の腕を持った異形の怪獣。GODZILLAvsKONGの小説版(日本未発売)では、おそらく非有羊膜類の基盤爬形類が地球空洞で独自の進化を遂げたものとされている一方、TRPG「Kong: Skull Island Cinematic Adventure」では両生類であることが明かされている。

髑髏島では最強の肉食動物となっている。設定では年を重ねた個体は下記の「スカルデビル」の異名を持つ。


代謝が高く、常に獲物を喰らう必要があるため性格は極めて獰猛で攻撃的であり、島に生息する生物の中でも食物連鎖から外れた特に危険度の高い種。島の原住民からは悪魔の如く恐れられ、過去にはコングの一族を皆殺しにした因縁もあり、島の生態系を脅かす厄介な存在であることから、コングとは天敵とも呼べる関係であまりの凶暴性故に作中では「胸くそ悪い大トカゲ」「ずる賢くて卑劣な奴ら(ケダモノ)」「クソトカゲ」と酷評されている。


大型から小型の数体が髑髏島の西側に住んでおり、普段は島の地下空洞で過ごしつつ、獲物を求めて地上に出てくる。また地底生活の影響で体色は浅く、皮膚は半透明になっている。

牙が乱立する巨大な顎と長大な体、巨体に見合わぬ素早い身のこなしを武器にして、非常に高い戦闘能力を発揮する。咥内の構造はオサガメに似て無数の牙が生えており、長い舌で素早く獲物を捕らえる。頭頂部の窪みの部分が目と思われがちだが、実は側頭部に小さいながらも本当の目がある。(この部分はノベライズ版では「エラ」、メイキングブックの監督発言によると「レーダーのようなもの」だと説明されており、これを用いることで水中でも生活できる)

また、丸飲みした獲物の骨を口から吐き出す行動も見られる。


命名者は第二次大戦時から髑髏島に住んでいるハンク・マーロウ。

調査団一行に本怪獣を説明する際に怖そうなイメージを持たすため「髑髏の亡者(スカル・クローラー)」(または「髑髏の徘徊者」)と咄嗟の思いつきで名付けられた。また、マーロウにとっては「親友」の命を奪った仇敵でもある。


以前から島で暴れ回っており、コングとも日頃から小競り合いを繰り返していたが、パッカード率いる部隊の行った爆撃のせいで地下に続く穴がいくつも開けられたことで活動が活発化、複数のスカルクローラーが現れてスケル・バッファローやパッカードの部隊の生き残りを襲い、コングの両親の墓場にてさらに多くの死傷者を出す。


スカルデビル

スカル・クローラー

太古から生き続け、体長30m近くに成長した超大物。コングの一族を喰い滅ぼした張本人。コングの宿敵と同時にもっとも手強い相手でもあり、マーロウは「コングが死んでデビルが現れたらみんな永久にお休みだ」と言うほど。

他の個体と比べて髑髏状の頭部が角張っており、肘のトゲも発達している(小説版ではさらに尻尾にトゲまで生えている)。身体がより強靭になっているだけでなく、狡猾さにも磨きがかかっており、油断したところへの不意討ちや食べてはいけないものの判別もできる。


パッカード大佐がコングの抹殺を図ろうとしたときに河から出現し、最後に残った者たちを執拗に付け狙うが、そこに現れたコングとの戦闘に突入する。しかし、強靭な身体は大岩や巨木のバット、コングの伝統の顎裂きが効かず、長い体躯と素早い動きでコングを苦しめる。だが、コングに味方した人間の攻撃によって形勢が逆転し、女性カメラマンのメイソン・ウィーバーにより片目を潰された挙げ句、難破船のスクリューを右手に付けたコングのアッパーカットで喉をかっ切られ、倒された…

と思いきやまだしぶとく生きており、河に落ちたウィーバーを助けたコングに不意討ちをしかけ、彼の腕ごとウィーバーを舌で絡めとり、飲み込もうとするが、その貪欲さが仇となり、コングの怪力で舌もろとも内臓を引き抜かれて完全に沈黙、絶命するという雌のMUTOのごとくエグい最期を遂げた。


その後

コミック版でも登場し、本編の後日談である1995年の時にもまだ生息しているが、スカルデビルが倒されて以降スカルクローラーはコングの支配下に置かれ、今は小型の個体しか生き残っていない模様。しかし、スカルデビルの死もといスカルクローラーの衰退によって髑髏島の生物の絶滅は免れたが、逆に最強の捕食者という「抑止力」の喪失により髑髏島の生存競争は激化の一途を辿り、新種の出現や生態の変化など島の生態系が大きく変わることとなった(その後コングは続編の「キング・オブ・モンスターズ」の間に島の怪獣達を全て掌握したとのこと)。

また、コングや髑髏島の過去についても描かれており、数百万年前の太古の昔にコングの一族の楽園だった髑髏島の地底から、大規模な火山活動とともに突如現れたスカルデビル級の大群がコングの一族を襲撃し、熾烈な生存競争を繰り広げ、イーウィス族の祖先が島にやって来た頃には最も強かったコングの両親を残して全滅させた。そのコングの両親も、コングが産まれた際に襲撃して殺害したことが判明した。


また、続編の「キング・オブ・モンスターズ」では登場はしていないものの、裏設定ではギドラの呼びかけによって髑髏島地下に眠ってた個体が目覚めて暴走し、コングがその対処をしていたため、他の怪獣達と異なりコングがゴジラとギドラの最終決戦に来なかった理由の一つとなった(もともとコングは髑髏島にしか興味がないことや、彼らを「王」と認めてないことも理由にある)。


GODZILLAvsKONG』では約6年ぶりに映画に再登場。

いつの間にか島から持ち出されて巨大企業「エイペックス・サイバネティクス社」の中で養殖されており、アメリカ本社地下から多くのが香港にある支社に届けられていた(前作にも登場したマディソン・ラッセルはその卵を見ただけでスカルクローラーのものだと分かった)。

その利用目的はエイペックス社が開発しているゴジラ兵器であるメカゴジラデモンストレーション役(要は生贄)で、以前にも多くの個体がメカゴジラの試験相手として殺されていたようであり、マディソン達がその施設内に来たばかりの時にも飛び散った肉片が残っていた(裏設定によるとスカルクローラーを殺した時に出るガスが怪獣のレベルアップを促す一種の経験値素材になるという)。

養殖型スカルクローラー

劇中では頭部や背中の外殻が黄色く、返り血を浴びたように赤みがかった全長60mとスカルデビル以上に巨大な個体がメカゴジラのドック内に放たれ、たまたまそこにいたマディソン達に襲いかかろうとしたが、起動したメカゴジラに両腕を掴まれたまま至近距離から放たれた熱線により生きたまま縦に一刀両断されてしまった(しかもそれでも40%の出力しか出せていないと語られている)。


モデル

モチーフとなったのは、1933年版のクモガニのシーンで登場した「後ろ足のないオオトカゲ」。スタッフによると、1933年版に登場した髑髏島の生物では唯一架空のモンスターであったことから登場させたらしい。また、76年版の宿敵の大蛇のような印象もある。

髑髏のような頭部は、『千と千尋の神隠し』のカオナシや『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒サキエル、『ポケットモンスター』のカラカラもモデルとなっている。


コングの一族を滅亡させたのと、複数でヒロインとコングを襲うこと、舌が自身の禍と化すのは、2005年版バスタトサウルス・レックスに近い設定である。


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