概要
生物、特に魚介類を中心とする水棲生物を、食用や観賞用、釣り用、工業製品の原材料などとして飼育する事である。
近年では技術の発達により内陸施設での海水魚の養殖も行われる。
その歴史は大変深く、約2,800年前の中国では既にコイが養殖されていたといわれる。
古代ローマ時代でもカキや海水魚養殖が行われていたとみられ、日本でも3世紀頃にコイ養殖がされていたと伝えられている。
養殖施設として陸上の水田・人工池・屋内水槽や、海上に浮かべた生簀・網で仕切られた内湾の一角など、その形態や対象生物は実に多種多様である。
日本では真珠やクロマグロの養殖化に初めて成功するなど、現代養殖業において世界トップレベルの水産技術を誇る。
主な養殖種
日本
- ブリ
- マダイ
- カキ類
- ホタテガイ
- ギンザケ
- ニジマス
- アユ
- ヒラメ
- ニホンウナギ
- クルマエビ
- マアジ
- コイ(錦鯉も含む)
- 金魚
- ドジョウ
- ニホンスッポン
- トラフグ
- チョウザメ類
- ノリ類
- コンブ類
- ワカメ類
- モズク
- 真珠
- クロマグロ
世界