概要
サケ目サケ科(サケ亜目)タイセイヨウサケ属(サルモ属)に分類。
英名はアトランティックサーモン(Atlantic salmon)。
その名の通り北大西洋のヨーロッパと北アメリカ諸国の沿岸に分布し、日本近海種ではない。
淡水域で産まれた個体の多くは海に降りて成長し再び産卵のために川を遡上するものが大半であるが、一生を淡水域にとどまる陸封型も存在する。
また一回の産卵後に寿命を迎えずに、再び降海、遡上、産卵を数年繰り返す個体も少なからず出現するとされている。
サケの仲間では比較的大型になりやすく、海に降りたもので体長が90〜120cm、最大で150cm程度になる。
近年原産地での自然生息数が減少し、国際的な保護活動が行われている。
その一方で養殖化が進んでおり、食材として欧米諸国に広く普及している他現在の日本でも輸入品が手に入りやすくなっている。