曖昧さ回避については「ワカメ」の項を参照のこと。
概要
ワカメとは、不等毛植物門褐藻綱コンブ目チガイソ科(アイヌワカメ科)ワカメ属に区分される海藻の一種。日本および韓国の海岸線に生育する。
両国では食用海藻として扱われ、汁物の具や和え物などとして親しまれる。
海外では日本等から船のバラスト水に紛れて運ばれてきた胞子が定着し、有害植物(侵略的外来種)として厄介者扱いされている所もある。
食べちゃえば良いのにとも思えるのだが、実は伝統的にワカメを食べてきた日本と朝鮮半島を除く海藻を食べる習慣の無い国の人間達は、藻を消化出来る酵素を備えていないのが原因で食べても消化する事が出来ないという意外な欠点があり、それが原因で試しにワカメを食べてみた日本・朝鮮以外の人間達は、うまく消化出来ず下痢になってしまったとされている。
日本人が何時からワカメを食べていたかは具体的に明らかになってはいないが、少なくとも縄文時代~弥生時代の時期には既にワカメを食べる習慣が確立されていたとされている。
一方で、海洋の浄化に効果があると言われており、実際にワカメを植えて海をきれいにする試みもあるという。
形状
ワカメの成体は、中心軸から左右対称に垂直に羽のような形に葉体を伸ばした姿をしている。中心軸の一端で岩などに張り付く。
漢字の「拝」の"つくり"、あるいは「圭」を上下逆さまにした形をイメージすると描きやすいだろう。
イラストを見ると昆布との区別があいまいになっている作品が案外多い。両者の違いに注意して描くと海のイラストが賑やかになりますよ。