概要
CV:山本嘉子(1969年10月5日~1976年3月28日)→野村道子(1976年4月4日~2005年3月27日)→津村まこと(2005年4月3日~)
磯野波平と磯野フネの娘、マスオの義妹、サザエとカツオの実妹、タラちゃんの叔母、ノリスケの従妹にあたる。
かもめ第三小学校に通う3年生で歳は9歳。
原作では天真爛漫でわがままな性格であり、カツオと同様によく波平やサザエに叱られる。
原作の4コマ漫画の内容をアニメにする際は、甥にかえられることも、珍しくない。
アニメ版でも初期の頃は計算高いところが目立ったが、現在は真面目で優しい性格として描かれている。ませた兄とは対照的に、年齢の割に子供っぽいところが目立つが、学校の成績は良い方(ただし初期はそうでもない)。だが、手がかからない故に放置される(と思い込んでいる)事に劣等感を覚えるところもあった。
また、思い込みが激しく、一度自分が決めた事を半ば強引に通そうとして周りが見えなくなる短所があり、想像以上にそれが困難だったり、別の側面がある事を知ってようやく考えを改めるというエピソードが多く、この頑固さは父・波平譲りな模様。ただし、声を演じた野村から津村に変わってから、視聴者から性格がやや生意気になったという声も少なくない。
放送初期はどちらかと言えば、現在のタラちゃんに近いポジションにあった。今でこそ信じられないが、おしおきとして庭の木に吊るされた事もあった。
趣味は折り紙・オシャレ・人形遊び。 クラスメートに堀川君というボーイフレンドがいてかつては恋心を持っていたが、後年のアニメではそのような描写は見受けられない。(現在では逆に堀川君がワカメちゃんにその気があるような傾向が見られる・・・・・。)
また、勘違いと聞き間違いをすることがあり、「竹を割ったような」を「タコを切ったような」と聞き間違えたり、双子の別名を双生児ではなくハムだと思ったり、くしゃみとしゃっくりを混同して脅かして止めようとしたりする。
見ての通り彼女の服装は常にパンツが見えているが、あれは「かぼちゃパンツ」と呼ばれ戦後の幼い女子では普通のスタイルである。(『となりのトトロ』の草壁メイも同様)
関連イラスト
pixiv上では美少女として描かれることも目立つ
余談
サザエさん声優について、急逝をきっかけに降板・後任に代わるケース(二代目カツオ役の高橋や初代波平役の永井、など)や、降板時点では存命だが降板からまもなく一年以内に逝去されるケース(二代目マスオ役の増岡、初代タラオ役の貴家など)が多い中。
ワカメに関しては初代声優の山本も、二代目の野村も、いずれも降板から十数年〜数十年以上経過して尚存命であり、歴代声優が全員存命な唯一のケースとなっている(サザエ役の加藤はそもそも降板しておらず、未だ初代のままなので除外)。