データ
カテゴリー | 4 |
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出現時期 | 2025年 |
体高 | 81m |
体重 | 2,900t |
毒性 | 低い |
概要
海底から出現した巨大生物「KAIJU」の一種。別名、電磁波暴獣。
名前の由来はオサガメの英名と、ゴリラの群れのリーダーを表すシルバーバックから。中国語では革亀という。
ナガスクジラの別名もレザーバックであるがスペルが違う(こちらも参照)。
81メートルと、一見小さいように思えるが、これはあくまで「体高」を表しているだけで、実際はけっこう大柄である。
亀とゴリラのような姿をしており、その逞しい両腕を使った肉弾戦を得意とする。KAIJUの中でもトップクラスのパワーを持ち、海上ながら2000t近い重量のジプシー・デンジャーを数キロ前後投げ飛ばすほど。防御力も最高クラスで、その硬い皮膚は格闘戦において大いに役立つ。太い腕にトゲが生えているだけでなく、腕自体がメイスのような形状をしており、これを叩きつけるだけで大抵のイェーガーを葬れる(らしい)。また、物を握って武器に使える唯一のKAIJUでもある。
スピードにも優れ、海中から高速で浮上・百数十メートル以上もジャンプするなどの芸当を成し遂げる。あの泳ぎにくそうな体型でオオタチの出現時から大差なくして現れていることから、スタミナとパワーは相当なものだろう。以上、近接戦ではかなりのポテンシャルを秘めている。
一見すると脳筋っぽいが嫁とのコンビネーションも抜群であり、窮地を瞬時に察して対処するなど判断力にも優れる。嫁同様、対エウレカ(EMP)・チェルノ(防御力・電撃・メイス)・タイフーン(防御力・直線的な破壊力)に特化した能力を持つ。
陰遁とステルス性にも優れ、出現のタイミングをうかがうなど、策士でもある。
後頭部にあるプレートの下にはイソギンチャクを思わせる光る触手が生えており、興奮するとそれが帯電する。これは決っして無意味な現象ではなく、レザーバックは海水から電力を抽出することができ、下記の攻撃などに転用する。なお、設定では電撃を纏った攻撃が可能らしく、ますますチェルノ・アルファと因縁めいている。
最大の特徴は背中にある撃鉄のような器官で、それを叩き合わせることによってEMPを発生させることができる。その威力は凄まじく、イェーガーの電子機器をダウンさせ、周辺に存在する機械も広範囲に渡って停止してしまう。
更に近くにある物を武器として使ったり他のKAIJUと連携を行ったりと、知能も高い。
また、公式の強さランクでは、パワーは他と比較するとそこまで強いわけではないが防御力が非常に高いとされ、劇中でもナイフヘッドが3発で倒れたプラズマキャノンの改良型を十数発、しかも全部脇腹に喰らってやっと倒れた。つまり、外甲は更にヤバい。
オオタチと同様にイェーガーの弱点を突くことに特化した、対イェーガー用とでもいうべきKAIJUである。
あるカードゲームでは、初期のデザインまたはそれを元にした姿で登場するが、ミスだからなのか、カテゴリー2となっている(参照)。
関連イラスト
関連タグ
サマエル:ヘルボーイシリーズの敵。セルフオマージュが見て取れる。
アーケルス(『地球防衛軍5』:エルギヌスがオオタチやエメリッヒ版ゴジラ等に似ているのと同様、アーケルスもレザーバックやアンギラス等が元ネタだと思われる。こちらは、アーケロンが名前の由来だろうか。
劇中では(ネタバレ注意!)
2025年、オオタチと共に香港を襲撃。
後に「ダブル・イベント」として歴史に残る、史上初のチーム性の怪獣の襲撃である。
(既にオオタチの攻撃でダメージを受けていたとは言えども)パワーと重装甲に特化したチェルノ・アルファをいともたやすく撃破し、次いでEMPを発生させストライカー・エウレカを行動不能に追い込む(その後機体を小突いた衝撃でパイロットの一人であるハークを負傷させている)。
その後駆けつけたジプシー・デンジャーとガチの格闘戦を繰り広げた末、至近距離でプラズマキャノンを連続で打ち込まれ、撃破された。その直後さらに念入りにプラズマキャノンを撃ち込まれ、完全に吹き飛んだ。
両者がその場にあるものをフル活用し、お互いに全力で殴り合う様子は劇中でも屈指の名シーンである。