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平成ガメラ

へいせいがめら

平成ガメラとは、怪獣特撮映画ガメラシリーズにおいて平成時代に公開された「平成3部作」を指す
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概要

怪獣特撮映画ガメラシリーズ”において、平成時代に入ってから作成された通称「平成3部作」を指すものである。
大映の倒産に伴い、同社を子会社化した徳間書店によって製作されたため、一部で「徳間ガメラ」と呼ぶ向きもある(徳間書店製作という点では『宇宙怪獣ガメラ』も同様だが)。
同じ平成時代でも、後に角川書店が徳間書店および大映を吸収した後に作ったシリーズに関してはこちらを参照。

3作とも金子修介が監督、伊藤和典が脚本を務め、悲願のコンビ実現となった。
また特技(特撮)監督を、第1作当時まだ32歳だった樋口真嗣が担当し、1作あたり5億円という低予算の中ながらも大迫力の特撮を実現して、その手腕が広く知られることとなった。

今風に言えばリブート作品で、昭和ガメラとは完全に隔絶した世界観を持つ。ガメラの設定は新たに一から考案されており、特にギャオスとの関係が重要な意味を持っている。
怪獣映画」の枠内でリアリティを追求した作風が特徴的で、それまでのゴジラシリーズとは違い、超兵器や専門対策組織が一切登場しない。活躍するのはあくまで自衛隊であり(自衛隊も撮影に全面協力してくれている)、従来のゴジラシリーズのように架空の超兵器を運用する事はなく、その装備や活動も現実に即している。それもあってか、自衛隊の動き、会話がリアルであり、且つ『ガメラ2』ではレギオンに対して大活躍をしたため、本シリーズは「自衛隊が滅茶苦茶かっこ良く見える映画」として有名である。

2020年には「ガメラ生誕55周年」を記念し、「ドルビーシネマ」向けに新たにグレーディングと音響調整が施されたHDRバージョンが制作され、同年11月~2021年4月にかけて上映された。

独自のガメラ像

ガメラ2
png画像UPテスト ギャオス


  • 古代文明によって創造された生物兵器(ではないかと劇中で推測されている)。
  • 行動目的はギャオス(とそれに類する物)、地球環境に悪影響を及ぼす存在の殲滅。
  • 子供の味方ではなく、生態系の守護神。
  • 人類が地球環境に配慮するなら人類も引き続き守るが、3作目では環境破壊が進み、ガメラ自身も大量のギャオス相手に余裕がないため、人類への被害に無頓着になりつつある。
  • しかし、人間との関係を断ち切れず(倉田談)、誰も殺したくない(浅黄談)。
  • 生物兵器として自己進化能力を持っており、3部作中で姿が変わるが全て同一の個体とされている。また、固有の存在ではなく過去に他の同種の別個体またはガメラを産み出す過程での失敗作が存在していた事を仄めかす描写がある。
  • 生物兵器の制御装置の名残なのか、素質を持つ人間であれば特殊な物品を介して交感する事ができ、ある程度はその意を汲んだ反応を示す。
  • 「マナ」と呼ばれる地球上に存在する特殊なエネルギーを扱うことが出来、そのバランスを保つ守護者的な役割を与えられていると思しき描写がある。

ちなみに、劇中世界において中生代絶滅しており、恐竜と同じような扱いになっているという裏設定がある。ガメラを見ても誰も「大きな亀の怪獣だ!」と言わないのはそのためである。

作品一覧

ガメラ大怪獣空中決戦

第1作。1995年3月11日公開。敵怪獣はギャオス
地球環境の変動に伴って復活した怪鳥ギャオスと、それに呼応して覚醒した古代怪獣ガメラの戦い、そして人類と怪獣の遭遇を描く。

ガメラ2 レギオン襲来

第2作。1996年7月13日公開。敵怪獣はレギオン
宇宙から飛来し、地球での営巣を図る地球外生物群レギオンを、ガメラと人類が迎え撃つ。

ガメラ3 邪神覚醒

第3作。1999年3月6日公開。敵怪獣はハイパーギャオスイリス
次から次へと復活するギャオスとこれをせん滅するガメラの戦いが激しさを増す中、かつてガメラによって家族を殺された少女・比良坂綾奈が、もう一体の古代怪獣イリスを目覚めさせ、復讐を挑む。
ただし、ガメラが綾奈の家族を意図して殺した訳ではない上に、彼女の無思慮な考えに呼応する形で彼女を疎んじていた人間を始め、多くの無関係な人間が犠牲になっている為、最終的には彼女も立派な加害者になったと言える。
最終的にはイリスに取り込まれた綾奈を救い出しイリスを撃破した後、ガメラは大量のギャオスに戦いを挑む事になる。

余談

ガメラ2』でレギオンが札幌を襲撃するシーンでは鈴井貴之の経営する芸能事務所オフィス・キューのタレントが多数登場している。レギオンに襲われる地下鉄の乗客役で大泉洋(ただし、鈴井のミスでエンドクレジットに名前が記載されなかった)、隕石落下の急報を伝える自衛官役で安田顕、それを聞いて穂波碧と身を寄せ合う少女の役で西島まどかが出演している。さらに、鈴井貴之自身も札幌市職員役で出演している。

これに因んでか、その後、鈴井・大泉・安田がレギュラー出演することになったHTBのバラエティー番組『水曜どうでしょう』では『大怪獣空中決戦』と『ガメラ2』のBGMが次回予告を中心にちょくちょく使用されている(次回予告に至っては完全に『ガメラ2』の予告編を再現したパロディになっている)。

ちなみに、藤谷文子の父スティーブン・セガールも、平成ガメラと同時期にリメイク企画があった大魔神の主演を務める予定があった。

関連タグ

大映・徳間時代
ガメラ徳間ガメラ
ギャオス レギオン イリス バルゴン(漫画版のみ)
ガメラ2000(本シリーズのスピンオフゲーム)
ガメラ 大怪獣絶唱(ゲーム『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』内で開催された、本シリーズとのコラボイベント)
大魔神藤谷文子の父スティーブン・セガールを主演にした映画が平成ガメラと同時期に企画されていた)

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