いつも心に『陰・鬱・暗』
概要
森崎博之率いる劇団「TEAM NACS」(NACS)の一員である。
北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」にてHTBのマスコットキャラクターonちゃんの中の人として活躍。再放送である「どうでしょうリターンズ」ではナビゲーター役(DNA=どうでしょうナビゲートあんちゃん)として番組の前枠・後枠に出演した。
なお、同番組においてはNACSのメンバーで最も出演頻度(と出演した事による災難)が高く(逆に佐藤重幸は「どうでしょう」本編には一度も出演していない)、レギュラー放送最終回では大泉らと同格に扱われ、不定期放送になってからも「激闘!西表島」までは同番組に出演していた。
他にもローカルタレントとしてHTBの深夜番組等やラジオなどに多数出演し、「ドラバラ鈴井の巣」では自らが監督したドラマ作品「マッスルボディは傷つかない」で主演を務めた。
現在はアミューズと業務提携を結んで東京に本格的に進出し、全国ネットのドラマや舞台に活躍の場を広げている。
終始真剣で知的な人物からギャグだらけのコメディリリーフ、さらにはオカマや変人といったぶっ飛んだ役柄まで幅広く演じ切り、印象的な演技で画面に厚みを持たせる名バイプレイヤーとして、存在感を着実に示している。
HTBでの様々な企画で鍛えられたためか、バラエティ番組の司会やお笑い芸人に匹敵するトーク力とサービス精神を持ち、大泉と並んで番宣担当として起用されることが多い俳優である。
デビューする前はとある総合病院にて医療事務員として働いていたが、芸能活動に専念するため退職。その後はホテルの朝バイキング等のアルバイトをしていた。
ちなみにこのバイトが「どうでしょう」出演時点まで続いていたかどうかは定かではないが、後述する「クリスマスパーティー」の中では本放送当時もバイトを掛け持ちしていたらしい。このとき、出演者の一人である鈴井貴之に「安田君は今でもバイトしているという謙虚さを売りにしている」と話を振られ「違う違う。いや実際問題ね、この社長のとこじゃ食えないんですよ!!」と酒が入った上で発言していた(※ちなみに鈴井は「どうでしょう」の出演者である以前に安田の所属事務所の社長→会長である)。
『平成の怪物』
顔は二枚目なのに性格は三枚目が売り。
女性アナウンサーの使用済みティッシュを食べる、事あるごとに脱ぎたがるなど自他共に認める変態であり、裸芸には定評がある(裸になった時は「大先生」「ヌーディスト安田」と呼ばれている)。
裸になるのは筋肉を見せびらかすのではなく、単に脱ぎたいかららしい。
その変態ぶりにもかかわらず変態役を演じる機会はなかったが、『HK 変態仮面』でついに変態役の出演オファーが来たときには事務社の社長も喜んでいたらしい。
バラエティでは暴れまくっている一方で、自身の性格については「陰・鬱・暗」と表現しており、物静かな人物である。映画監督の横浜聡子からは「シャイな人」「いい意味で暗さを持っている」と言われていた。また、芝居以外では声が小さいようで、夫人からも結婚8年目にして「正直何を言っているかわからない」「なんとなくで反応していた」と告白された。
エビアレルギーがある。これは成人してから後天的に発症したもので、「水曜どうでしょう」で行われた企画「シェフ大泉 車内でクリスマスパーティー」においてエビチリ紛いの半生のエビの頭を食べ、後にそれにあたったためである(なんと大泉はろくな下処理をせず、ほぼそのままと言っていい状態でエビを調理した)。
安田本人もそれまでエビは好物の一つだったが、その後は全く食べられなくなってしまった。
また、無類の不器用でもあり、「シェフ大泉 夏野菜スペシャル」で何故か陶芸をやることになった回では、ろくろが回っているにもかかわらず自らも腕をろくろに合わせて回転させるなどの珍行動をとってしまい、「回るon」の字幕と共に大泉に「お前はマスコットだ!お前は社のイメージ背負ってるんだぞ!」、「ろくろ回ってるのにお前が回るなよ!お前が回るんならろくろ止めろよ!」と突っ込まれてしまう。
柔道初段の実力を持つなど身体能力は高く(主にハナタレナックスなどで)『派手にポケバイで転倒しつつも無傷で生還』、『スノーチュービング競技でコースアウトし雪山に頭から逆さに突っ込む』、『オフロードバギーで雪道を爆走した挙句横転したが本人は無事』といった命がけのミラクルエピソードも併せ持つ。
しかし何より、彼を語るうえで外せないのは、『鈴井の巣』において「地上波で包茎手術を敢行したこと」だろう。
安田さんリバース
水曜どうでしょうの企画、「対決列島」中の岩手にて起きた半ば放送事故クラスの事件。
および『ハナタレナックス』で起こした事件、もとい伝説。
詳細は当該記事へ
ちなみに本人は再放送などで何年にも渡ってネタにされることを不満に思っていると発言している。
家族
既婚で、娘が一人いる(夫人は「どうでしょう内のクリスマスパーティー」でディレクターの一人である藤村忠寿が「本来は『onちゃんのガールフレンドであるokちゃん』の話」をしたつもりが、安田が「我が事のように勘違いした」学生時代からの彼女である。8年の交際を経て結婚)。
当初は東京に単身赴任していたが、月に一回帰れるかどうかという状態であったため後に妻子も東京に呼び寄せて生活している。因みに娘は芦田愛菜と中学の同級生である事が報じられている。
また、安田史生(やすだ・ふみお)という作曲家、作詞家、音楽プロデューサーをしている2歳上の実兄がおり、所属事務所は同じくCREATIVE OFFICE CUE。
出演作
大河ドラマ「功名が辻」(2006年10月29日 - 11月5日放送分出演、NHK総合)/ 宇喜多秀家 役
連続テレビ小説「瞳」(2008年3月31日 - 9月27日、NHK総合)/ 石田勇蔵 役
「なつぞら」(2019年4月1日 - 9月28日) / 小畑雪之助 役
「SPEC」~警視庁公安部公安第5課 未詳事件特別対策係事件簿~(2010年10月8日 - 12月17日、TBS)/ 海野亮太 役
「チーム・バチスタ3アリアドネの弾丸」(2011年7月12日 - 9月、フジテレビ)/ 島津吾郎 役
「アオイホノオ」(ドラマ版、2014年7月19日 - 9月27日)/ 庵野秀明 役
「下町ロケット」(2015年10月 - 12月、2018年10月 - 12月、TBS)/山崎光彦 役
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(映画、2018年)/加賀美じゅん 役
「ザ・ファブル」(映画、2019年・2021年)/海老原剛士 役
他多数