概要
正しくは「TEAM NACS」(チームナックス)
北海学園大学の演劇サークルから発展した五人組の演劇集団。
全員役者であるが、バラエティもこなせる(というか、そのイメージの方が強い)器用な人たちである。2年に一度、CUE DREAM JAM-BOREEにて「TEAM★NACS(ちーむほしなっくす)」というアイドルに変身する。
なお、メンバー全員水曜どうでしょうに出演している。(大泉はレギュラー、安田は準レギュラー、音尾は釣りバカ3・4、森崎は四国八十八ヶ所3、佐藤(現:戸次)は四国R-14、全員で対決列島の前枠・後枠と四国R-14に出演)
また、スタジオジブリ作品の一つである「ハウルの動く城」「思い出のマーニー」に声優として5人全員出演している。
名前の由来
「North Actors Club Special」の頭文字をとって「NACS」・・・としているが、これは後付けで、演劇研究会所属時の演劇で森崎が演じた「ノックス」というキャラクターに由来する。この名前を森崎が力強く叫んだところ、「ナックス」と聞こえたため、以来それで定着した。(同時に、5人を指す名称として演劇研究会内でも使われていた。)
メンバー
各メンバーは番号と色が振り分けられていて以下のようになっている。
番号 | メンバー | 二つ名 | カラー | ファンの愛称 |
---|---|---|---|---|
1 | 森崎博之 | NACSリーダー | 青 | 子顔 |
2 | 安田顕 | NACSちんちん | 緑 | 安田国民 |
3 | 戸次重幸(旧芸名:佐藤重幸) | NACSハンサム(びんぼう) | 赤 | 子残念 |
4 | 大泉洋 | NACSべしゃり | 黄 | 子猫 |
5 | 音尾琢真 | NACS離れ目 | 黒 | 子魚 |
メンバー順は、演劇研究会所属時の学年順。安田、戸次、大泉は同年代ではあるが、戸次が一浪、大泉が二浪したため、この順となっている。一方、音尾は一年、森崎は二年留年している為、現役で学生時代を送っていたのは安田だけである。
舞台
主宰舞台
~随時追記修正求ム~
特筆事項がない限り、作・演出は森崎博之。
解散公演(第1回)「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁~」
復活公演(第2回)「RECOVER~描き続けるもう一つの結論~」
卒業公演(第3回)「FEVER~眺め続けた展望の行方~」
小劇場からホール劇場へ踏み出した初めての作品。内容は森崎の経験談から作った部分があるらしい。余談だが、TEAM NACS FILMS N43° というTEAM NACS個々人が脚本を書いた短編映画集では、この作品を作中劇とした「AFTER」という作品が存在する(監督:森崎博之)。
【ストーリー】幼稚園、小学、中学、高校、大学と夢や憧れの変遷を語り合う5人の男達を描く。
デビュー公演(第4回)「再演DOOR~在り続けるためのプロセス~」
冒険公演(第5回)「ESCAPER~探し続けていた場所~」
番外公演(第6回)「FOUR~求め続けた奴等の革命~」
森崎以外の4人が手掛けた4つの短編から構成される。
- 「通販番組」脚本・演出 佐藤重幸
- 「King of Curry」脚本・演出 音尾琢真
- 「ナックス・ハリケーン」脚本・演出 大泉洋
- 「すばらしい日々」脚本 安田顕
ときめき公演(第7回)「LOVER~想い続けたキミへの贈り物~」
【ストーリー】こっぴどく彼女に振られたシゲ(演 / 戸次重幸)。気を取り直そうと、会社の仲間である奥手な部長森崎(演/森崎博之)、合コンに自信のある安田主任(演 / 安田顕)、友達以上恋人未満の女友達がいる大泉(演 / 大泉洋)に、既婚者だけど良いかと言う音尾(演 / 音尾琢真)を誘って5人で合コンを行うことに。相手の女性にいろいろな想いを抱く中、「ときめくと風船が膨らむ」「自分にしか見えない」「ときめきが完全に無くなる消える」という謎の人物「ときめきマン」が現れて……。
客演ありだが、以下は5人の配役を示す。
メンバー | 配役 |
---|---|
森崎博之 | 森崎部長、ときめきマン(グリーン) |
安田顕 | 安田主任、ときめきマン(ブルー) |
戸次重幸 | シゲ、ときめきマン(ピンク) |
大泉洋 | 大泉、ときめきマン(レッド) |
音尾琢真 | 音尾、ときめきマン(イエロー) |
約束公演(第8回)「WAR~戦い続けた兵たちの誇り~」
【ストーリー】"戦争を永遠になくすべく、戦争を仕掛ける"という目標を胸に、世界各国から集まった有志からなる多国籍軍「Never Stateless Force」通称NSFには、様々な思惑を持つ軍人たちが所属していた。NSFをまとめるリチャード総帥(演 / 森崎博之)に、おれこそがエースパイロットだと豪語するホーク中尉(演 / 大泉洋)、人格者であるロイ隊長(演 / 音尾琢真)、そして話すことが出来ないマイク(演 / 戸次重幸)に、無口なマイクに親近感を覚えるハイド(演 / 安田顕)。戦争を永遠になくすべく侵攻を始めるNSFだが、その戦いは大きな犠牲を伴うこととなる。そこで見つける彼らの、ハイドの誇りとは。
客演あり(過去最大人数、TEAM NACS含め20人)だが、以下は5人の配役を示す。
メンバー | 配役 |
---|---|
森崎博之 | リチャード総帥(イギリス) |
安田顕 | ハイド(不明) |
戸次重幸 | マイク准尉(アメリカ)、シュバルツ大佐(ドイツ) |
大泉洋 | ホーク少尉(イギリス)、ジョージ大佐(ハワイ) |
音尾琢真 | ロイ中尉(アメリカ) |
※不足有りましたら追記お願いします
第9回公演「ミハル」
- 作・演出。佐藤重幸
作中の流しそうめんやハンバーグは実際に食べ物を使っている(そうめんは流しているしハンバーグは焼いていた)。
【ストーリー】あるホテルの一室。1人の男がもう1人の男の頭に拳銃を突きつけている。そこへベルボーイのコミヤ(演 / 戸次重幸)が来て大騒ぎに。しかし先程の2人の男、アンドウ(演 / 音尾琢真)とオカダ(演 / 大泉洋)は実は警察官で、向かいのホテルに居るある事件の犯人の見張りをしているという。そんな部屋に締め切りに追われ編集者から逃げる自称・作家のナガミネ(演 / 森崎博之)、カリスマアダルトビデオ男優のキノコ(演 / 安田顕)が乱入して……。果たして2人の刑事は犯人を捕まえることができるのか。
第10回公演「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」
チームナックス初の東京への「地方公演」が行われた。この公演からBlu-rayが売られている(2022年現在)。また、この脚本をもとにして再演(ただし演者は別)がなされ、更には「LOOSER 2022」という映像作品が作られた。
【ストーリー】平凡な日々を憂いながら毎日を送るごく普通の30男、シゲ(演 / 戸次重幸)。彼はある日怪しげな男から、タイムトリップできるという薬を手に入れる。「白き薬は10のときを遡り、黒き薬は10のときを超える…」という15砲の白き薬をほおばった彼がたどり着いたのは、動乱の幕末「新選組」の時代だった。彼の目の前には、新選組の筆頭局長である芹沢鴨(演 / 安田顕)をはじめ、近藤勇(演 / 森崎博之)、土方歳三(演 / 大泉洋)、沖田総司(演 / 音尾琢真)といった歴史上の英雄たちが、士道不覚悟という言葉の下で己の誠を磨いていた。そして彼は、いつの間にか長州藩との争いに、その身を翻弄される事に……。シゲが見つける彼らの誠とは、そして自身の誠とは。
メンバー | 配役 |
---|---|
森崎博之 | 近藤勇、宮部鼎蔵、近藤勇役のスタンドイン、森の海(力士)、松平容保、井伊直弼、長州藩士 |
安田顕 | 芹沢鴨、古高俊太郎、永倉新八、永倉新八役のスタンドイン、北添佶麿、受験生、ペリー、死刑のお役人、長州藩士 |
戸次重幸 | 佐藤重幸、山南敬助、吉田稔麿、市村鉄之助、江戸幕府の連中 |
大泉洋 | 土方歳三、坂本竜馬、大和屋庄兵衛、監督、藤堂平助、校長 |
音尾琢真 | 沖田宗司、桂小五郎、音尾琢真、江戸幕府の連中、有村次左衛門、長州藩士 |
全国公演(第11回)「COMPOSER~響き続ける旋律の調べ~」
チームナックス初の全国公演が敢行。これ以降、全国公演が基本となる。
ふるさと公演(第12回)「HONOR~守り続けた痛みと共に~」
第13回公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」
- 作・演出、大泉洋
本公演時にいつも雰囲気が悪くなること(演劇論などのぶつかり合いによるもの)を憂い、稽古中も楽しく居たいと考え大泉が作・演出を手掛けた。……が、逆に過去一番雰囲気が悪くなってしまったらしい。なお、この時期に情熱大陸に取り上げられた。
【ストーリー】父親が亡くなり10年がたち、久しぶりに下荒井家に兄弟が集まった。弟たちの父親代わりで、女性には奥手、実家でギター教室を開いている長男・大造(演 / 森崎博之)。どうやらお金に困っているそぶりの三男・剛助(演 / 安田顕)。ひきこもりで盗聴マニアの四男・健二(演 / 大泉洋)。就職した会社の社長令嬢との結婚話がある五男・修一(演 / 戸次重幸)。そこに突然、音信不通だった次男・大洋(演 / 音尾琢真)が帰ってきた。大洋はなぜ帰ってきたのか、そして大造の恋の行方、剛助の金銭面など、様々な要素が絡まりあった末に生じる結末とは。
ニッポン公演(第14回)「WORRIOR~唄い続ける侍ロマン~」
- 原案・演出:森崎博之 脚本:宇田学
第15回公演「悪童」
チームナックスとしては初めての脚本演出を外部に委託するスタイル。
【ストーリー】市役所勤務の西崎直樹、あだ名「西くん」(演 / 音尾琢真)は取り壊しが決まった廃墟にいた。かつては「レジャーセンター竜宮」として町一番の遊興施設だったが、今や見る影もない。外にはパトカーが続々集結してくる。この建物には、友人で中学時代に卓球部で一緒だった吉村雄太郎、あだ名「チャック」(演 / 戸次重幸)が立てこもっており、西崎は吉村を退去するよう説得するためやって来たのだった。吉村は退去の条件として、元卓球部のメンバー全員を集めるよう要求していた。かくして、サラリーマンになった元部長の紺野治、あだ名「紺ちゃん」(演 / 森崎博之)、投資会社を営む元副部長の巻光博、あだ名「巻くん」(演 / 安田顕)、画家になった江口幸一、あだ名「エロッチ」(演 / 大泉洋)が廃墟を訪ねてくる。だが、吉村は一向に立てこもった理由を明かそうとしない。当時のあだ名で呼び合う彼らはやがて昔話に花を咲かせるが、それぞれが持つ記憶の断片をつなぎ合わせていったとき、ある過去が顔をのぞかせる。
第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」
- 原案・演出:森崎博之 脚本:林民夫
第17回公演「マスターピース~傑作を君に~」
- 脚本:喜安浩平 演出:マギー
「悪童」以来の脚本演出を外部委託した作品。25周年作品でもある。
【ストーリー】日本が混沌の急坂を駆け上ろうとしていた昭和27年。新作映画のシナリオ執筆のため熱海の温泉宿を訪れた脚本家の諸澤朗(演 / 森崎博之)、乙骨吉作(演 / 安田顕)、灰島傑(演 / 大泉洋)と、プロデューサー見習いの茶山満男(演 / 戸次重幸)の4人。泊まり込みで原稿と向き合う彼らの中に、温泉宿の風呂番・猫屋六三郎(演 / 音尾琢真)も加わり脚本作りに邁進する。5人の侍が刀をペンに持ち変えて、進まない原稿にけんかや枕投げをしながら、そして時には温泉に浸かり、まだ見ぬ傑作「マスターピース」を求め突き進む。
映像作品
5人が揃って出演したものを示す。