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野球、サッカー、武道、格闘技、数学、科学、絵画、音楽、ゲーム

各ジャンル、あらゆる分野に天才と言われる人達がいる。

それはもちろん、裏社会にも存在する。

そんな男の少し風変わりな物語

(アバンナレーション(CV:大塚明夫))


概要編集

週刊ヤングマガジンで連載された南勝久による漫画。

前作のなにわ友あれ同様、大阪を舞台とする。

2017年に第47回講談社漫画賞一般部門受賞。

2019年51号にて第一部が完結された後に、第二部「ザ・ファブル The second contact」が同誌の2021年34号から2023年32号まで連載された。

スピンオフ作品として「ざ・ふぁぶる」がコミックDAYSにて連載。


2019年6月21日に実写映画化、2021年には実写映画の第二部(殺さない殺し屋)が上映された。監督は江口カン

さらには手塚プロダクションによってテレビアニメ化されている。2024年4月から(同年9月までの予定で)日本テレビ系列局、BS日テレほかにて放送されているほか、ディズニープラスHuluなどでの配信も実施している。


あらすじ編集

裏社会の人間ですらその存在を知るものは限られ、「ファブル(寓話)」とすら呼ばれる殺し屋組織があった。その中でも抜きん出た才能を持つ「アキラ」は、ボスから「一年間殺しをせず、一般人として暮らすこと」を命令される。組織と関わりのある暴力団を頼り大阪へと移住するアキラと、その妹”役”の「ヨウコ」。殺し屋二人の奇妙な生活は、一般人として、あるいは殺し屋として様々なトラブルに巻き込まれる事となる・・・。


登場人物編集

演:岡田准一(映画)/CV:興津和幸(アニメ)

本作の主人公。佐藤明の名は偽名だが、ボスは「アキラ」と呼んでいる。殺し屋組織「ファブル」の中においても、極めて特出した殺しの才能を持つ。これまで一切の一般常識に触れる事なく殺し屋として活動していた為、一般人として潜伏する事は逆に難しい面がある一方、これまで経験した事のない新鮮さを感じている。

三流お笑い芸人「ジャッカル富岡」に異様なほどにウケる以外は、人間らしい一面を見せない。


演:木村文乃(映画)/CV:沢城みゆき(アニメ)

アキラのパートナー。ボス直系の組織員であり、アキラの妹として共に潜伏する事になった。

とてつもない酒豪で、ナルシストな男をもてあそぶのが好きなど、アキラとは対照的に人間味のある性格をしている。一方で、殺し屋としてのスキルも確かであり、瞬間記憶の才能や、並のゴロツキでは一切相手にならないほどの格闘術も持つ。

組織では「殺し」と「ドライバー」のツーマンセルで仕事を行うのが定石であり、彼女はアキラのドライバー役として運転を行う事が多かった。


  • ボス

演:佐藤浩市(映画)/CV:小村哲生(アニメ)

アキラとヨウコが所属する殺し屋組織のボスで、師匠でもある男。

最近仕事が増加し、組織がバレる可能性があるとして、アキラとヨウコに「1年間誰も殺さずに大阪で過ごせ」と命令。特にアキラに対しては「休業中に誰か殺したら俺がお前を殺す」と警告している。


演:光石研(映画)/CV:石井康嗣(アニメ)

真黒組四代目組長。

組織の長として落ち着いた人物。 既婚者だが情人が2人いる。2年ほど前に組長を襲名した。組織同士の縁から、ボスに依頼されてアキラと洋子を自身の遠い親戚として受け入れる。物語冒頭ではどんな人物が来るのかと海老原と組長室で待ち受けるが、現れたアキラの様子に拍子抜けする。しかしながら、代々の組長が受け継いできた組の宝物である「ルガーP08」を修復してもらうなど、佐藤兄妹には好感を持ち、後に初夢で二人が一般人としてこの街で平穏な生活を続けているのを見たと腹心の海老原に語る。


演:安田顕(映画)/CV:大塚明夫(アニメ)

真黒組若頭。後に五代目組長。

大柄な体格に強面の中年男性。前科5犯の武闘派で人を殺すことも躊躇しない。ヤクザには厳しい現代の風潮に順応しながらも昔気質のヤクザとしての筋目や人情を重視し、カタギとの境を守り、法でカバーできない悪党から街を守っているという自負がある等、裏社会の人間であるが常識人である。ミサキの事も自身の繋がりのある芸能事務所繋がりで知っていて、彼女の事を真面目ないい娘と非常に気に入っており、自身らのような闇社会の人間が絶対に関わらない様にとアキラや周囲にも念押ししていて彼女が店を開いたら無記名で祝花を贈るつもりであった。後述の通り、当初はアキラを誤解して街から追い出そうとするが、後に彼の本性を知って和解し、むしろ好感を抱いて時に頼るようになる。組では浜田以外にファブルおよび組との関係を以前から知っていた唯一の人物。使用する銃器としてリボルバー(レンコン)の「S&W M36」を好む。


演:井之脇海(映画)/CV:岩崎諒太(アニメ)

真黒組の若手中堅組員。30歳の中卒で地元では最強と言われていたヤンキー上がり。海老原の舎弟。

前髪・襟足が長い金髪の青年。海老原から目を掛けられている若手の有望株。裏社会の人間として実績を残したいという願望を持ち、後述の経緯からアキラがファブルと呼ばれる伝説的な暗殺者と知ると心酔し、殺し屋を志して弟子入りを志願したりするようになる。ただし、海老原やアキラなどからはその才能はないと窘められ、殺し屋に憧れていることを危惧されている。


CV:三野雄大

真黒組の新人組員(2年目)。海老原の舎弟。

まだチンピラといった風体の青年。海老原や小島から「ゆとり」と揶揄されるなど、基本的には頼りなく、また車(軽自動車)が常にイカ臭いなど、コミカルな一面が目立つものの、組の構成員であることには強い自負を持ち、忠誠心は高い。また洋子に一目惚れし、アタックするが、彼女からおもちゃ同然に扱われて楽しまれている。


演:柳楽優弥(映画)/CV:津田健次郎(アニメ)

海老原の弟分。小島編の主要人物。

左の顎から頬にかけて切り傷がある強面の中年男性。かつて一般女性を殺害し、15年間服役していた。非常に好戦的な武闘派で、時代の変化を理解しつつも、なお昔通りに暴力で解決しようとし、自身の利益のためにカタギにも平気で手を出す問題人物。「殺人とセックスは同じ」が持論で躊躇なく人を殺せるが、実は刑務所に入る原因となった女性絞殺事件でEDとなり、性欲のはけ口を暴力に転嫁していただけだと海老原には見抜かれている。


演:向井理(映画)/CV:高橋耕次郎(アニメ)

真黒組幹部。

前頭部が禿げ上がり、左目に切り傷を持った強面の男。風俗業をシノギとして組一番の稼ぎを誇り、次期若頭候補の一人として認められる実力者。風俗業の利権を巡ってしょっちゅう同年代の水野と対立していた。最終的には組を乗っ取る野心を持ち、「ファブル」の存在を知った後は、それを利用してのライバルの紅白組の吸収や中国進出といった組の拡大化計画を立てていた。


演:加藤虎ノ介(映画)/CV:高塚正也(アニメ)

名前不明。

元真黒組の組員で、砂川の経営するデリヘルの社長をしている男。


演:粟島瑞丸(映画)/CV:大隈健太(アニメ)

名前不明。

坊主頭で高橋と同期という青年組員。砂川の舎弟として彼に忠実に付き従い、新人組員だが高橋よりは落ち着いており度胸がある。砂川と小島の会談において小島が手土産として持ってきたミサキを風俗業の「研修」として犯す役目を指示され、彼女を裸にして本番に入ろうというところで部屋に侵入したアキラによって背後から一撃で昏倒させられる。


演:佐藤二朗(映画)/CV:大西健晴(アニメ)

オクトパスの社長。54歳。

面倒見の良い独身の中年男。社員のミサキが連れてきた変人のアキラをオクトパスに雇うことを決め、後述のようにアキラを気に入って身内同然の扱いをするようになる。ミサキと共にアキラの日常生活パートにおける主要人物であり、メインのストーリーラインにもしばしば間接的に関わる。大の酒好き。離婚経験があるが子供はいない。


演:山本美月(映画)/CV:花澤香菜(アニメ)

性格が良く可愛らしい美人。アキラの住む一軒家の近くにあるアパートで一人暮らしをしている。父が残した多額の借金を返済するため、オクトパス以外に様々なバイトを5つ掛け持ちしている。後述の経緯から街に来て間もないアキラと出会い、その後、オクトパスを紹介し、彼の同僚となる。作中の事件・出来事にメイン・サブ問わず巻き込まれるが、陰日向にアキラに助けられる。一般人として暮らすアキラに段々と好意を抱く一方で、物語終盤でアキラの正体を知るが、それも受け入れ、最終的に彼からのプロポーズを受ける。


演:好井まさお(映画)/CV:朝比奈拓見(アニメ)

オクトパスのデザイン担当。23歳。宇津帆編の主要人物。

陰気な雰囲気を持つ青年。裕福なシングルマザーの家庭で過保護に育てられたという来歴を持つ。このため謎の万能感による根拠のない自信を持ち、現実と自己評価が矛盾した屈折した生活を送る。また、同僚のミサキに想いを寄せているが、正面からアプローチすることができず、徐々に暴走していく。


演:堤真一(映画)/CV:藤真秀(アニメ)

太平興信所の経営者。本名は川平浩一。宇津帆編の主要人物。

表向きは子供のために公園の危険箇所の是正などに取り組む、人当たりの良い好人物である中年男性。だが裏の顔は金のために詐欺・脅迫・誘拐・殺人を平然と行う悪党。表の顔で、裕福かつ子供に過保護な家庭の情報を収集・追跡し、成人後にその子の弱みを握って親から大金を取ると同時に、さらに誘拐・殺人で失踪させ、興信所として調査依頼を受けてさらに金を絞り取るというビジネス(「ニワトリビジネス)を確立していた。また大金を取る際もあくまで自身は善人というスタンスで相手に接し、むしろ相手の信頼を得るなど狡猾。


演:安藤政信(映画)/CV:子安武人(アニメ)

本名不明(鈴木は偽名)。宇津帆に雇われている殺し屋。宇津帆編の主要人物。

外見は20代前半の不良青年風の男。実は20年は裏の仕事をしている40近いベテランの殺し屋であり、整形で容姿を変えている。経験豊富で冷酷な殺し屋である一方、無益な殺生は好まず、同僚のヒナコにも役割以上に親身に接する。一目で洋子に人殺しの経験がないことを見抜くなど実力は高く、プロの殺し屋として高い自負心を持つ。仕事の得物としてハッシュパピー(Mk.22 Mod0)を愛用するが、護身用にデリンジャーも所持する。宇津帆の部下として彼の「ニワトリビジネス」の実務部分を担う。宇津帆との関係を専属雇用の相棒と表現し、互いに人柄は信用していないが、実務能力は認め合う仲。また、宇津帆編の出来事を通して洋子のことを気に入る。


演:平手友梨奈(映画)/CV:安済知佳(アニメ)

宇津帆の部下で同居人。宇津帆編の主要人物。

車イスの20歳前後の美人。宇津帆の興信所で秘書的な業務を行うと同時に、宇津帆が自分を好人物と見せるためのカモフラージュとして使われている。また嫌々ながら宇津帆の性欲処理の相手もさせられているが、両親を殺した相手を探すために、あえて彼の悪事を知りながら従っている(ただし、宇津帆の裏仕事には関わっておらず、宇津帆自身も関わらせる気はない)。


演:黒瀬純パンクブーブー)(映画)/CV:金光祥浩(アニメ)

宇津帆の新参の部下。元真黒組組員。宇津帆編の登場人物。

見た目はカタギに見える壮年の男。かつては真黒組の組員で黒塩とほぼ同期の兄弟分であったが、3年前の鮫剣組との抗争の際に、抗争とは無関係の喧嘩騒ぎを起こして逮捕され、抗争終結後に釈放されて、組に居づらくなり出奔したという過去を持つ(抗争から逃げるためにわざと逮捕されたことが示唆される)。


  • 武器商人 / マツ

CV:水内清光(アニメ)

真黒組と付き合いの古い武器商人。表向きはスナックの店主。その他に死体処理や情報屋も営み、希少動物の密輸ビジネスなども手掛ける。

左眼が常に瞑った状態の隻眼の中年男性。語尾に特徴がある話し方をし、普段は明るい態度だが闇社会の人物として慎重な一面も見せる。物語の最初期から武器商人として登場しているが、名前は不明で、無いとしており、山岡編では山岡からマツと名付けられる(花言葉は「憐み」)。元殺し屋で、片目の今も銃器の扱いに長けている。かつて殺し屋の殺し屋時代の山岡に左眼を潰されて、以降、彼の個人的な手下となっており、大学生になる娘の存在を人質に取られコントロールされている。また、本名は山岡で、山岡に屈服した際に彼に戸籍を取られて現在に至る。


  • コード

演:木村了(映画)/CV:江頭宏哉(アニメ)

本名不明。フードの相棒兼交渉人。小島編の登場人物。

ガタイの良い若い男。裏社会の人間として体術に優れており、並のチンピラでは相手にならない。基本的に相棒のフードと行動を共にしており、砂川と小島の会談においては小島の部下を制圧する役目を担っていたが、瞬く間にアキラ(ファブル)に倒されてしまう。


  • バー・バッファローのマスター

演:六角精児(映画)/CV:一条和矢(アニメ)

名前不明。

太平市にやってきたアキラと洋子が最初に食事をしたバーのマスター。店の主人として落ち着いた人物で、同時に客をよく観察する。洋子と高橋のデートの際に、彼女の酒豪ぶりを知り、内心で「ドランク・クイーン・ヨウコ」などとあだ名をつける。後日、洋子と常連の河合の出会いでは2人の性格や狙いを把握しつつ、マスターとして中立に徹し、勝負の行方を見届ける。


演:藤森慎吾オリエンタルラジオ)(映画)/CV:梶裕貴(アニメ)

バー・バッファローの若い常連客。

整った顔立ちの若い優男。大の女好きで、女とセックスするためにすべてを費やす。洋子からすれば見た目も趣味も話も全てが上っ面だけの薄っぺらい男だが、女の扱いには長け、バッファローのマスターからは「SEXマシーン河合」「モハメド河合」などと心の中であだ名され、狙った女は必ず落とす男と評価されている。


演:宮川大輔(映画)/CV:福島潤(アニメ)

お笑い芸人。 作中では、テレビや商品パッケージなどのメディア内でのみ登場する。

面白いのか面白くないのかよくわからないギャグを多用し、洋子やヒナコといった作中の常識人たちからは「三流芸人」などと評されるが、アキラやアザミからは気に入られている。物語の進展に伴い、CM、ドラマ、映画と出演の場を広げていっている。


主題歌・挿入歌(テレビアニメ)編集

主題歌編集

「Professionalism feat. 般若」

  • ALIによる1クール目オープニングテーマ。作詞はLEOと般若、作曲はLEO。

「スイッチ」

  • 梅田サイファーによる2クール目オープニングテーマ。作詞はKZ、KennyDoes、テークエム、peko、コーラ、teppei、R-指定、KOPERU、ILL SWAG GAGA、KBD、Cosaquが担当。このうちCosaquは作曲も担当。

「Odd Numbers」

  • 梅田サイファーによる1クール目エンディングテーマ。作詞はKennyDoes、テークエム、teppei、コーラ、Cosaqu、KZ、KOPERU、KBDが担当。

作曲はBACHLOGICと梅田サイファー。

「BEYOND feat. MaRI」

  • ALIによる2クール目エンディングテーマ。作詞はLEO、MaRIが担当。作曲はLEO。

挿入歌編集

「肩こりのように」

BRADIOの真行寺貴秋(「浜乃屋庄三」名義)による劇中テレビドラマ『愛という名のウィークデー』主題歌。作詞は南勝久、作曲は渡邊峻治

関連動画編集


関連タグ編集

映画 邦画 実写化

テレビアニメ 2024年春アニメ


外部リンク編集

Wikipedia

テレビアニメ公式サイト

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