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Nippon_News_Network

にっぽんにゅーすねっとわーく

日本テレビをキー局とする民放ニュースネットワーク「Nippon News Network」
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概要編集

 このニュースネットワークは略称NNNであり、一般にはこちらで呼ばれることが多い。

 TBSを中心とするネットワークであるJNNに次いで日本で二番目に古い民放テレビネットワークである。

加盟局は30の系列局を有するNNNのほうが多く、佐賀県沖縄県の2県を除く45都道府県をカバーしている。ただ福井放送テレビ大分テレビ宮崎のクロスネットを含めた数字であり、JNNの方はクロスネット局が無い純血主義のため単純比較は不可能。


 なおそれら空白県については、佐賀県の場合はFBS福岡放送が電波漏れによる越境受信でほぼ視聴できるため伊万里市などを除き実質的にNNNカバーエリアとなっている。伊万里市を始めとする佐賀県内の空白地帯はFBS福岡放送の再送信によるケーブルテレビ沖縄県の一部地域は与論島からのKYT鹿児島讀賣テレビの再送信によるケーブルテレビで視聴可能。

 ちなみに、佐賀県のNNN管轄は近接するFBS福岡放送であるが、沖縄県のNNN管轄は日本テレビ那覇支局であり、一部フジ系の沖縄テレビの協力も得ている。

 報道ネットワークのNNNに加えて一般番組ネットワークのNNS(後述)があり、これら2者を合わせて日本テレビ系列という。


 意外とラジオ・テレビ兼営局が多い。四国のラテ兼営局は全県NNNである。逆に九州には一つも無い。



歴史編集

 このネットワークは日本テレビ読売テレビ(ytv)を中心にして1966年4月1日結成。

 ただし日本テレビ製作番組の初期のネット局である大阪テレビ放送( 現:朝日放送テレビ)や中部日本放送テレビジョンなどはKRTのニュース番組をネットしていたため、ytvの開局まではネットワークニュースは制作していなかった。

 ところが地方において系列局が徐々に開局したため、日テレは自局制作の「NTVニュース」をそのまま系列局へ流すのを止め、ネット局向けの全国ニュースを制作する方針に切り替え、「朝7時のニュース」、「日本テレニュース」、「ニュースフラッシュ」、「きょうの出来事」などのネットワークニュースを製作した。

 これらのニュース番組は原則として日テレが制作したが、ニュース素材になるVTRなどは系列局が調達してくることもあり、現在のNNNに近い体制だった。しかしスポンサーは日テレが付け、制作費も日テレが全て持つなどあくまでも日テレの番組だった。

 NNN発足当初は九州( 福岡佐賀長崎大分熊本宮崎鹿児島 )に系列局がなく、中京広域圏( 愛知岐阜三重 )でも名古屋放送中京ユー・エッチ・エフテレビのNNN重複加盟などにより先発のJNNおよび後発であるFNNに比べて体制固めに時間を要した。

 1994年に鹿児島讀賣テレビが開局したことにより現在の体制となり、フルネット27局、クロスネット2局、トリプルクロスネット1局の30局体制で現在に至る。


リモコンキーID編集

 キー局である日本テレビアナログ放送では親局が4チャンネルであったため地上デジタル放送においても4を引き継ぎ、系列局もそれに倣った所が多い。

 ただし取得状況は地域により異なり青森放送北日本放送四国放送日本海テレビはアナログ親局で馴染み深かった1を獲得、同じくアナログ親局と同じ番号を引き継いだ札幌テレビ5を獲得、読売テレビもアナログ親局と同じ番号を引き継いで10、クロスネットの福井放送7、トリプルクロスネットのテレビ宮崎3を獲得している。

 リモコンキーIDに4を使用しない各局のうち福岡放送は先発局のRKB毎日放送に4を獲得されたため5、福井県の特殊な電波事情( 地域により石川県滋賀県京都府岐阜県のスピルオーバーを受信していた )を勘案し隣接県の使用しない番号を選んだ結果7になった福井放送はアナログ親局の番号を引き継いでいない。



報道体制編集

 比較的早い段階からハイビジョンでの中継、取材に力を入れており、フルネット27局およびクロスネットであるテレビ大分および福井放送との素材回線は2009年中にハイビジョン対応に設備を更新している。

 地上回線は一部ハイビジョン非対応が残ったが、通信衛星経由のハイビジョン中継はコスト削減目的で系列局全体で同じ仕様の衛星中継車を一括購入したため、ほとんどの系列局が対応している。そのため地上回線がハイビジョン非対応でも衛星中継車・通信衛星経由の中継はハイビジョンで可能。


その他編集

 JNNと同様NNNの名を冠したニュース番組は基本的にネットしなければならないが、JNNほど排他協定が厳しいわけではなく、ゆえにクロスネット局はこの規則に則らなくても良い。

 テレビ神奈川チバテレビなどの一部の独立局へニュース素材を配給しているが、これはかつて両放送局がNNSへオブザーバー加盟していたことの名残である。

加盟局編集

局名略称・リモコンキーID放送対象地域
札幌テレビSTV・5北海道
青森放送RAB・1青森県
テレビ岩手TVI・4岩手県
ミヤギテレビMMT・4宮城県
秋田放送ABS・4秋田県
山形放送YBC・4山形県
福島中央テレビFCT・4福島県
日本テレビNTV・4関東広域圏
テレビ新潟TeNY・4新潟県
テレビ信州TSB・4長野県
山梨放送YBS・4山梨県
静岡第一テレビSDT・4静岡県
北日本放送KNB・1富山県
テレビ金沢KTK・4石川県
福井放送FBC・7福井県
中京テレビCTV・4中京広域圏
読売テレビytv・10近畿広域圏
四国放送JRT・1徳島県
南海放送RNB・4愛媛県
高知放送RKC・4高知県
西日本放送RNC・4香川県・岡山県
日本海テレビNKT・1鳥取県・島根県
広島テレビHTV・4広島県
山口放送KRY・4山口県
福岡放送FBS・5福岡県
長崎国際テレビNIB・4長崎県
くまもと県民テレビKKT・4熊本県
テレビ大分TOS・4大分県
テレビ宮崎UMK・3宮崎県
鹿児島讀賣テレビKYT・4鹿児島県

※はクロスネット局。




NNS編集

 正式名称日本テレビネットワーク協議会

 日本テレビ系列の一般番組配給を担うもので1972年4月発足。NNNに加盟している局は原則NNSにも加盟しているが、クロスネット局であるテレビ宮崎のみNNSに加盟していない。なお、テレビ信州も開局からANNを脱退するまではNNSに加盟しなかった。

オブザーバー制度編集

 先述しているが、かつてNNSにはオブザーバー制度というものがあり、関東地区の独立局のうちMXテレビとちぎテレビを除いた各局が開局してから平成になって数年間はオブザーバーで加入していた。

番組販売協力局編集

 日本テレビ系列は存在するがクロスネット体制となっている大分県と宮崎県では大分放送宮崎放送が、そもそも日本テレビ系列のない沖縄県では沖縄テレビ琉球放送が番組販売協力局となっている。


関連項目編集

日本テレビ

ニュースネットワーク:JNN FNN ANN TXN

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